最終更新: 2022年5月8日

ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによる新ユニット、Silk Sonic(シルク・ソニック)が始動した。

そして、デビュー・シングル「Leave the Door Open」がリリースされ、グラミー賞2022ではレコード賞と楽曲賞を獲得した。

この記事では、「Leave the Door Open」の歌詞を和訳し、どのような内容の楽曲なのかを掘り下げている。

70年代を彷彿とさせるヴィンテージ・ソウルを踏襲し、愛をテーマに語られる歌詞でSilk Sonicが表現したかったこととは?

また、「Leave the Door Open」を収録したデビューアルバム『An Evening with Silk Sonic』のアナログ盤は2022年8月12日にリリースされることも決定した。(2022年4月16日更新)

Silk Sonicとは

Silk Sonic(シルク・ソニック)アーティスト写真
Silk Sonic(シルク・ソニック)は、ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)とアンダーソン・パーク(Anderson .Paak)によるネオソウル ・ユニットである。

2021年3月5日にデビュー・シングル「Leave the Door Open」をリリースし、同曲のミュージックビデオは4億回(2021年10月17日現在)再生されている。

第63回グラミー賞授賞式にてパフォーマンスを披露し、2021年7月30日にはセカンドシングル「Skate」をリリース。

そして、2021年11月12日にファーストアルバム『An Evening with Silk Sonic』がリリースされた。

ブルーノ・マーズ

ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)
ブルーノ・マーズはハワイ出身のSSW、プロデューサー、そしてダンサーと、マルチな才能を発揮し、計11部門のグラミー賞を受賞し、世界的な評価を得ている。

アンダーソン・パーク

アンダーソン・パークAnderson .Paak
アンダーソン・パークはカリフォルニア出身のマルチプレイヤー。グラミー賞を計3部門受賞し、ソロ活動以外では、ヒップホップ・プロデューサーのKnxwledgeと共にNxWorriesというデュオでも活動している。

Silk Sonic結成のきっかけ

そんな2人の出会いは、2017年に行われたブルーノ・マーズのツアー中で、ブルーノ・マーズがアンダーソン・パークをスタジオへ招待し、意気投合した。

Silk Sonicというバンド名は、アルバムのイントロ曲「Silk Sonic Intro」にゲスト参加したアメリカ人ミュージシャンのブーツィー・コリンズによって命名された。

Leave the Door Open

Silk Sonic(シルク・ソニック)のデビュー・シングル「Leave the Door Open」。

「Leave the Door Open」はブルーノ・マーズ(Bruno Mars)とアメリカ人プロデューサーのD・エミール(D’Mile)によってプロデュースされた。

70年代のクラシック・ソウルを踏襲し、その時代背景を色濃く反映させたMVも公開されている。

Bruno Mars, Anderson .Paak, Silk Sonic – Leave the Door Open [Official Video]

参加アーティスト

Silk Sonicのシングル「Leave the Door Open」には、日本人のヴィオラ奏者の中野 義彦が参加しており、合計22名ものアーティストが参加している。(2022年2月20日更新)

  • Bruno Mars – ヴォーカル、作曲、プロデュース、ギター、コンガ
  • Anderson .Paak – ボーカル、作曲、ドラムス
  • D’Mile – 作詞、作曲、プロデュース、ピアノ
  • Christopher Brody Brown – 作詞・作曲、ベース
  • Ella Feingold – ギターエフェクト
  • Larry Gold – ストリングスコンダクター、アレンジ
  • エマ・クムロー – バイオリン
  • Luigi Mazzocchi – バイオリン
  • ブレイク・エスピー – バイオリン
  • Gared Crawford – バイオリン
  • Tess Varley – ヴァイオリン
  • ナターシャ・コルケット(Natasha Colkett) – ヴァイオリン
  • ジョナサン・キム – ヴィオラ
  • 中野 義彦 – ヴィオラ
  • Glenn Fischbach – チェロ
  • Cody Chicowski – 弦楽器録音
  • Charles Moniz – 録音、エンジニアリング
  • Alex Resoagli – エンジニアリングアシスタント
  • Serban Ghenea – ミキシング
  • John Hanes – ミキシング・エンジニアリング
  • Bryce Bordone – ミキシング・アシスタント
  • Randy Merrill – マスタリング

Leave the Door Open和訳

「Leave the Door Open」とは、愛する女性を招き入れるために、“ドアを開けておくよ”という意味である。

Silk Sonic(シルク・ソニック)初となるシングル「Leave the Door Open」の歌詞を和訳し、曲に込められた思いを掘り下げていく。

愛する君よ、愛する君よ、愛する君よ

“Said baby, said baby, said baby”

引用元:Silk Sonic(シルク・ソニック)「Leave the Door Open」歌詞(Genius Lyrics)

何してるんだい?(何してるの?)
どこにいるんだい?(どこにいんの?)
何を企んでるんだ?(予定でもあんの?)
言わないでくれ(黙ってな)
ワインをたしなんでる(ちびちびとな)、ガウンを着てさ(滴ってるぜ)
俺ってイケてるだろ?(イケてるだろ?)
一人でいるにはクール過ぎるんだ(そうだろ)
俺んちはかなり綺麗だぜ(ピカピカだぜ)、温水プールもあるぜ(温水だぜ)
髭はちゃんと剃ったぜ、赤ちゃんみたいにスベスベだろ
さぁ踊ろうぜ、そして愛を深めよう
この豪邸のあちこちで
一体何が起こってるんだ?

“What you doin’? (What you doin’?)
Where you at? (Where you at?)
Oh, you got plans? (You got plans)
Don’t say that (Shut your trap)
I’m sippin’ wine (Sip, sip) in a robe (Drip, drip)
I look too good (Look too good)
To be alone (Woo, woo)
My house clean (House clean), my pool warm (Pool warm)
Just shaved, smooth like a newborn
We should be dancin’, romancin’
In the east wing and the west wing
Of this mansion, what’s happenin’?”

引用元:Silk Sonic(シルク・ソニック)「Leave the Door Open」歌詞(Genius Lyrics)

ゲームをしてる訳じゃないぜ
俺の言葉に嘘はない
もし俺の腕に抱かれたいなら

“I ain’t playin’ no games
Every word that I say is coming straight from the heart
So if you tryna lay in these arms”

引用元:Silk Sonic(シルク・ソニック)「Leave the Door Open」歌詞(Genius Lyrics)

ドアを開けておくよ
(いつでも入ってきな)
なぁ、ドアはずっと空いてるぜ
(ほら、入ってきてくれよ)
君は俺と同じ気持ちなのかい
俺が求めるように君も俺を求めてるのかい、ベイビー
今夜うちに来るって言ってくれよ

“I’ma leave the door open
(I’ma leave the door open)
I’ma leave the door open, girl
(I’ma leave the door open, hopin’)
That you feel the way I feel
And you want me like I want you tonight, baby
Tell me that you’re coming through”

引用元:Silk Sonic(シルク・ソニック)「Leave the Door Open」歌詞(Genius Lyrics)

君はなんて素晴らしいんだ(スウィートだ)、最高だよ(最高だ)
怖がらせないよ(噛みつかないぜ)、君が望まない限りは(本当はどうなんだ?)
吸いに来るかい?(普段何を吸ってるんだい?)、最高のブツを用意したぜ(パープル・ヘイズだぜ)
もしお腹が空いてるなら、フィレ肉だって用意するぜ(もちろんさ)
だからベイビー、俺をそんなに待たせないでくれよ
これから2人で愛を育んていくんだぜ(さぁ来いよ)
キスしよう、そして抱き合おう
バスタブにバラの花びらを浮かべてさ
さぁおいで、最高の瞬間だぜ

“Ooh, you’re so sweet (So sweet), so tight (So tight)
I won’t bite (Ah-ah), unless you like (Unless you like)
If you smoke (What you smoke?) I got the haze (Purple haze)
And if you’re hungry, girl, I got filets (Woo)
Ooh, baby, don’t keep me waitin’
There’s so much love we could be making (Shamone!)
I’m talking kissing, cuddling
Rose petals in the bathtub
Girl, let’s jump in, it’s bubblin’”

引用元:Silk Sonic(シルク・ソニック)「Leave the Door Open」歌詞(Genius Lyrics)

ゲームをしてる訳じゃないぜ
俺の言葉に嘘はない
もし俺の腕に抱かれたいなら(もし望むならな)

“I ain’t playin’ no games
Every word that I say is coming straight from the heart
So if you tryna lay in these arms (If you tryna lay in)”

引用元:Silk Sonic(シルク・ソニック)「Leave the Door Open」歌詞(Genius Lyrics)

ドアを開けておくよ
(いつでも入ってきな)
なぁ、ドアはずっと空いてるぜ
(ほら、入ってきてくれよ)
君は俺と同じ気持ちなのかい
俺が求めるように、君も俺を求めてるのかい、ベイビー
今夜うちに来るって言ってくれよ

“I’ma leave the door open
(I’ma leave the door open)
I’ma leave the door open, girl
(I’ma leave the door open, hopin’)
That you feel the way I feel
And you want me like I want you tonight, baby
Tell me that you’re coming through (Come on girl)”

引用元:Silk Sonic(シルク・ソニック)「Leave the Door Open」歌詞(Genius Lyrics)

ラララ(君が必要なんだ、ベイビー)
ラララ(早く会いたいよ、ベイビー)
ラララ(これを受け取ってくれよ)

“La-la-la-la-la-la-la (I need you, baby)
La-la-la-la-la-la-la (I gotta see you, baby)
La-la-la-la-la-la-la (Girl, I’m tryna give you this, ah)”

引用元:Silk Sonic(シルク・ソニック)「Leave the Door Open」歌詞(Genius Lyrics)

ヘイ、ドアを開けておくよ
(いつでも入ってきな)
なぁ、ドアはずっと空いてるぜ
(ほら、入ってきてくれよ)
待ち遠しいんだ
君は俺と同じ気持ちなのかい
俺が求めるように、君も俺を求めてるのかい、ベイビー
今夜うちに来るって言ってくれよ(さぁ)

“Hey, hey, I’ma leave my door open, baby
(I’ma leave the door open)
I’ma leave, I’ma leave my door open, girl
(I’ma leave the door open, hopin’)
And I’m hopin’, hopin’
That you feel the way I feel
And you want me like I want you tonight, baby
Tell me that you’re coming through (Woo!)”

引用元:Silk Sonic(シルク・ソニック)「Leave the Door Open」歌詞(Genius Lyrics)

ラララ(教えてくれよ)
今夜うちに来るって言ってくれよ
ラララ(ラララ)
今夜うちに来るって言ってくれよ
ここでずっと君のことを待ってるんだ
早くおいでよ、ただ愛してる(分かりきってるだろ)
今夜うちに来るって言ってくれよ(待ってるよ)
ここでずっと君のことを待ってるんだ
早くおいでよ、君が愛おしくてたまらないんだ
ラララ

“La-la-la-la-la-la-la (Tell me)
Tell me that you’re coming through
(Woo-woo-woo-woo, woo-woo-woo, woo-woo-woo)
(Woo-woo-woo-woo, woo-woo-woo, woo-woo)
La-la-la-la-la-la-la (La-la-la-la-la)
Tell me that you’re coming through
Girl, I’m here just waiting for you (Oh!)
Come on over, I’ll adore you (I gotta know!)
La-la-la-la-la-la-la (I’m waiting, waiting, waiting)
Tell me that you’re coming through (For you)
Girl, I’m here just waiting for you
Come on over, I’ll adore you
La-la-la-la-la-la-la”

引用元:Silk Sonic(シルク・ソニック)「Leave the Door Open」歌詞(Genius Lyrics)

Slik Sonicが歌詞にこめた遊び心

Silk Sonic(シルク・ソニック)のシングル「Leave the Door Open」は70年代ソウルと共鳴するラブソングの歌詞を和訳した。

愛する女性のために、“Leave the Door Open”、すなわち“常に扉を開けて待っている“という主人公の恋心がテーマである。

元ネタについて

しかし、「Leave the Door Open」はただのラブソングではなく、遊び心溢れるSlik Sonicらしい演出として、歌詞にはいくつかのオマージュ(元ネタ)が隠されている。

例えば、“Purple haze”はブランド物の大麻の一種としてここでは意図されているが、ジミ・ヘンドリックスの楽曲「Purple Haze」とリンクしていたり、

“Shamone!”はマイケル・ジャクソンが「Bad」という楽曲の歌詞にある“Come on(カモン)”が訛り、“Shamone(シャモン)”になっていることへのオマージュだと読み解ける。

その他に登場する“Bubblin”とは、アンダーソン・パークが第61回グラミー賞でBest Rap Performance賞を受賞したシングル「Bubblin」を示唆している。

ブルーノ・マーズが語るアンダーソン・パークの魅力

ブルーノ・マーズはApple Musicのインタビューにて、“アンダーソン・パークと音楽をやっていると、今まで使ったことのなかった脳の一部の鍵を開けてくれる。そして彼が頭の中で喋りかけてくるんだ。”と語っている。

Silk Sonic: “Leave the Door Open” with Bruno Mars and Anderson .Paak | Apple Music

“Leave the Door Open”とは、“愛する女性のための心の扉”でもあり、常に新たな刺激を取り入れ挑戦したいという、“インスピレーションの扉”という意味でもあるのではないだろうか。

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グラミー賞とチャートアクション

Silk Sonic(シルク・ソニック)の最新シングル「Leave the Door Open」のチャートと、グラミー賞の受賞歴について。

Silk Sonic、全米チャートで一位に

Silk sonic「Leave The Door Open」(Billboard Hot 100)
ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによる、Silk Sonic(シルク・ソニック)の最新シングル「Leave the Door Open」が2021年4月17日の週のBillboard Hot 100で、全米一位を獲得した。

Billboardシングル部門の全米一位は、アンダーソン・パークにとって初めてとなる。(2021年5月2日更新)

グラミーノミネート

グラミー賞2022
Silk Sonicの「Leave the Door Open」は、第64回グラミー賞において、レコード・オブ・ザ・イヤー、ソング・オブ・ザ・イヤー、最優秀R&Bパフォーマンス賞、最優秀R&Bソング賞にノミネートされている。(2022年2月20日更新)

グラミー賞2022でアルバム賞・楽曲賞を獲得

Silk Sonicの「Leave the Door Open」は、グラミー賞2022でかねてよりノミネートされていたアルバム賞と楽曲賞、最優秀R&Bパフォーマンス賞、最優秀R&Bソング賞の4つを獲得する破格の活躍を見せてくれた。

授賞式の模様は下記の動画から。(2022年4月4日更新)

64th Annual GRAMMY Awards Premiere Ceremony

グラミー賞2022授賞式のハイライト
Watch: Relive The Top Moments From The 2022 GRAMMYs

Leave the Door Open作品クレジット

Silk Sonic(シルク・ソニック)の「Leave the Door Open」のクレジットは下記となっている。

プロデューサー:D’Mile & Bruno Mars
作詞・作曲:Brody Brown, D’Mile, Bruno Mars & Anderson .Paak
レーベル:Aftermath Entertainment & Atlantic Records
レコーディング・エンジニア:Alex Resoagli, Charles Moniz & Cody Cichowski
ビデオ・ディレクター:Florent Déchard & Bruno Mars
カバーアート:Leave The Door Open by ATEEZ & Leave The Door Open (Spanglish Cover) by 4 Elements
リリース日:2021年3月5日

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Silk Sonic リリース作品

Silk Sonic(シルク・ソニック)は2021年11月にリリースしたデビューアルバム『An Evening with Silk Sonic』のアナログ盤の予約受付を開始した。

本作は2022年8月12日にリリースされ、amazonnでは注文確定後、キャンセルできない商品となっている。(2022年4月16日更新)

1stアルバム『An Evening with Silk Sonic』

発売日: 2021/11/12
ジャンル: ネオソウル
収録曲:
1.Silk Sonic Intro
2.Leave The Door Open
3.Fly As Me
4.After Last Night (with Thundercat & Bootsy Collins)
5.Smokin Out The Window
6.Put On A Smile
7.777 [Explicit] 8.Skate
9.Blast Off
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
Amazonで見る

Silk Sonicプロフィール

ブルーノ・マーズ

ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)

“ハワイ出身のブルーノ・マーズは高校卒業後L.A.に移住し、プロデューサー・チーム=ザ・スミージントンズを結成。 ’09年にフロー・ライダー「ライト・ラウンド」(全米1位)を手掛け人気チームとなった彼は、10年にシンガーとして B.o.B「ナッシン・オン・ユー」(全米1位)やトラヴィー・マッコイ「ビリオネア」(全米4位)に客演。10月には自身の1stアルバム『ドゥー・ワップス&フーリガンズ』を全米発売。1stシングル「ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・アー」(全米4週1位)、2nd「グレネイド」(全米4週1位)、3rd「ザ・レイジー・ソング」(全米4位)とヒットを連発。11年の第53回グラミー賞では6部門でノミネートされ、見事「最優秀男性ポップ・ヴォーカル賞」を受賞。11年秋には映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPart1』に新曲「イット・ウィル・レイン」(全米3位)を提供。プロデュース&客演でも、シーロー・グリーン「ファ★ク・ユー」、スヌープ・ドッグ&ウィズ・カリファ「ヤング・ワイルド&フリー」等を手掛け、12年の第54回グラミー賞では“2年連続6部門ノミネート”という快挙を達成。IFPI(国際レコード製作者連盟)発表による「2011年 世界デジタル・シングル売上TOP10」では、「ジャスト・ザ・・・」が1,250万ダウンロードで1位、「グレネイド」が1,020万で2位、「ザ・レイジー・・・」も650万で10位、とTOP10に3曲を送り込む快進撃。12年末に2ndアルバム『アンオーソドックス・ジュークボックス』をリリース。1stシングル「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」、2ndシングル「君がいたあの頃に」が連続で全米1位を獲得し、3年間の間に5曲の全米1位を獲得するというエルヴィス・プレスリー以来の大記録を樹立。2014年にはアメフトのスーパーボウル、ハーフタイム・ショウに出演。レッド・ホット・チリ・ペッパーズを従えての圧倒的なパフォーマンスは、歴代最高視聴率(当時)を記録し話題となった。2015年には盟友、マーク・ロンソンの楽曲「アップタウン・ファンク」に参加、2016年2月の第58回グラミー賞で「最優秀レコード賞」を受賞。2016年にはスーパーボウルのハーフタイム・ショウに再び出演、第50回という節目の大会に際し、メイン・アクトのコールドプレイを筆頭にビヨンセ、ブルーノという豪華アーティスト競演により、自らが叩き出した歴代最高視聴率を更新した。2016年11月、約4年ぶりとなる待望の3rdアルバム『24K・マジック』をリリース。本作からは1stシングル「24Kマジック」(全米シングルチャート最高4位)、2ndシングル「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」(同1位)、3rdシングル「ヴェルサーチ・オン・ザ・フロア」(同33位)、4thシングル「フィネス」(同3位)とメガヒットを連発し、アルバムは3作連続でプラチナム・セールスを記録。2018年1月29日に行われた第60回グラミー賞では、カーディー・Bと共に最新シングル「フィネス(リミックス)」をパフォーマンスし、最終的に「最優秀楽曲賞(Song Of The Year)」「最優秀レコード賞(Record Of The Year)」「最優秀アルバム賞(Best Album Of The Year)」の主要3部門を含む全6部門で受賞という偉業を成し遂げた。その類い稀なメロディ・センスと美声で世界を魅了するブルーノ・マーズは、今や“音楽界の至宝”として不動の地位を確立している。
2020年9月には嵐としては初の全編英詞の楽曲“Whenever You Call”を彼らのために書下ろし、プロデュース。ここ日本のみならず、世界的に話題となった。”

引用元:Silk Sonic(シルク・ソニック)バンドプロフィール(Warner Music)

アンダーソン・パーク

アンダーソン・パーク(Anderson .Paak)

“カリフォルニア州オックスナードで産まれたブランドン・パック・アンダーソンは、10代の頃に自分が通っていた教会でドラムを演奏。
その後、音楽の腕を磨きながらマリファナ農場で働き夢を追い求めて 彼の並外れた才能の片鱗は彼の中で明らかとなりアンダーグラウンドで活動していた彼は着々と知名度を上げていったが、彼が世界に注目されるターニング・ポイントとなるキッカケとなったのは本名に改名してからだった。アンダーソン・パークとして初のファースト・アルバム『Venice』を2014年にリリースした彼は、のちにドクター・ドレーのヒット・アルバム『Compton』で最多数(6曲)参加した事で大注目を浴びる。
翌年リリースしたセカンド・アルバム『Malibu』では60年代を思わせるようなソウルからディスコ調のブギーなど幅広いスタイルの音楽を収録。スクールボーイ・Q、ザ・ゲーム、タリブ・クウェリ、ザ・シカゴ・キッド、ラプソディらがゲストとして名を連ね、プロダクションにはナインス・ワンダー、デム・ジョインツ、マッド・リブ、ハイ・テックなど強力な制作陣が参加している。
インディー作ながら同アルバムは世界中から絶賛の声が上がり、2016年にアンダーソン・パークは同作でサウス・バイ・サウスウエストのグルーク賞を受賞、またグラミー賞の「ベスト・ニュー・アーティスト」と「ベスト・アーバン・コンテンポラリー・アルバム」の2部にノミネートされ、他にもBETヒップ・ホップ・アワードの「ベスト・ニュー・ヒップ・ホップ・アーティスト」とNMEアワードの「ベスト・ニュー・アーティスト」のノミネートを獲得。また2016年のソウル・トレイン・ミュージック・アワードの「ベスト・ニュー・アーティスト」と「アルバム・オブ・ザ・イヤー」を獲得している。
世界的にヒットしヨーロッパでゴールド・ディスク認定を獲得した『Malibu』に収録されている大ヒット曲「Come Down」は多数のテレビ出演と米バスケット・ボール・コマーシャルで流されるさらなる大成功を収めた。また「アム・アイ・ロング」はグーグルの「Joy ride by you, phone by Google」キャンペーンで使用された事がキッカケでBillboard &Clioの「トップ・テレビ・コマーシャル・チャート」で1位を獲得している。
その後フィラデルフィア出身の気鋭プロデューサー兼トラックメイカーのノレッジとユニット「ノーウォーリーズ」を組んでファースト・アルバム『Yes Lawd!』(アンダーソンが常に口にするフレーズでもある)をリリースすると、ビルボードのトップR&B・ヒップ・ホップ・チャートで最高3位を獲得し話題になる。
2018年のグラミー賞では楽曲「Bubblin」が「べスト・ラップ・パフォーマンス」を受賞。
2019年には、アルバム『Ventura』が「ベストR&Bアルバム」を受賞し、楽曲「Come Home」が「ベストR&Bパフォーマンス」を受賞した。
彼は多数の才能あるアーティスト、マック・ミラーやチャンス・ザ・ラッパー、ラプソディ、ア・トライブ・コールド・ウエストとのコラボレーションを果たしおり、アンダーソン・パークの楽曲のストリーミング再生回数は4億を突破している。
アンダーソン・パークは高い評価を得ている2020年のシングル「Lockdown」をリリース。この曲のインスピレーションは、アンダーソン・パークがロサンゼルスで行われたBlack Lives Matterの抗議デモに参加し、平和的な抗議者が警察からゴム弾で撃たれていたことに由来している。Andra Day、Jay Rock、Syd、SiR、Dumbfoundead & Dominic FikeをフィーチャーしたDave Meyersが監督したビデオが公開されている。
彼は2020年10月にVansと初のグローバル・ミュージック・アンバサダーに任命。このパートナーシップには、アンダーソン・パークの南カリフォルニアのルーツにインスパイアされたエクスクルーシブなフットウェアとアクセサリーのコレクションが含まれており、ティンバランドが共同プロデュースした彼のトラック「JEWLEZ」のリリースと、それに付随するミュージック・ビデオを通して彼のVansコレクションがフィーチャーされている。楽曲「Lockdown」は現在、グラミー賞の最優秀ミュージック・ビデオ賞と最優秀メロディック・ラップ・パフォーマンス賞の2つの賞にノミネートされている。また、同曲はNPR、The FADER、Complex、バラク・オバマ大統領が毎年発表している「お気に入りの音楽」リストの2020年の「ベスト・オブ」リストにも多数掲載されている。”

引用元:Silk Sonic(シルク・ソニック)バンドプロフィール(Warner Music)

ライター:Rio Miyamoto(Red Apple)
Rio Miyamoto
BELONG Mediaのライター/翻訳。

高校卒業後18歳から23歳までアメリカのボストンへ留学し、大学ではインターナショナルビジネスを専攻。

13歳よりギター、ドラム、ベースを始める。

関西を拠点に活動するサイケデリック・バンド、Daisy Jaine(デイジー・ジェイン)でボーカル/ギターと作詞作曲を担当。

2017年10月、全国流通作品である1st EP『Under the Sun』をDead Funny Recordsよりリリース。

2021年2月、J-WAVEのSONAR MUSICへゲスト出演。

普段はサイケデリック、ソウル、ロカビリーやカントリーを愛聴。趣味は写真撮影、ファッション、映画鑑賞。

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