最終更新: 2021年12月5日

アーティスト:ジャック・テイタム(Vo,Gt) インタビュアー:yabori

-あなたのルーツに当たるアルバムを教えてください。また一枚づつコメントよろしくお願いします。


The Microphones’ – The Glow Pt. 2
まず1枚目はザ・マイクロフォンズ「ザ・グロウ・パート2」というアルバムですね。高校の頃にちょっと変なインディーミュージックに熱中していた時に聴いていたレコード。凄くラフな作りでできていて、曲というものがどんな風にできてレコードになっていくのかが伝わってくるアルバムかな。手作り感があって、曲って誰でも作れるんだなって思った。普通のレコードってスタジオで作られていて、ものすごくきちんとできているけど、子供の頃なんかはレコードを作るのは無理だと思ってたし。でもこれを聴いた時に、自分は音楽を作れるかもしれないって思って。その理由でこれが一枚目。


Blackie & The Oohoos ‎– Blackie & The Oohoos
2枚目はマイ・ブラッディ・ヴァレンタインやライドを挙げてもいいんだけど、自分の好きなBlackie & The Oohoosを挙げたいと思う。音のテクスチャーがすごく好き。最初から最後まで全部自然に聴いてしまう感じがあって、今まで何度聴いたか分からないくらいだよ。凄く静かな落ち着ける感覚があって、飛行機で聴くと寝てしまうくらい。ギターの音のテクスチャーが自分にとってしっくりくるのと、音が風景になる感覚がすごく好きなんだ。

Brian Eno – Here Come the Warm Jets
3枚目はブライアン・イーノの『ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ』ですね。最初に聴いた彼のアルバムの中でも一番好き。楽しくて凄くユーモアがあると思う。自分ではあの感じのユーモアって表現できないなって思っていて。もちろんソングライティングもサウンドも素晴らしい。タイトルトラックのギターのサウンドも本当に好きなんだ。