Pizzicato Fiveは今になってもカルチャーやファッション的にも、ボーカルの野宮真貴の立ち姿にも憧れています。ロックはジャケットを含めて、98%見た目だと思うので。

アーティスト:松尾レミ(Vo/Gt)、亀本寛貴(Gt) インタビュアー:桃井 かおる子 撮影:Masahiro Arita

-GLIM SPANKYのルーツになっているアルバム5枚を教えて下さい。またその作品にどのような影響を受けましたか?
松尾:1枚目はPizzicato Fiveの『Pizzicato Five TYO』ですね。保育園の頃にずっと聴いていて。今になってもカルチャーやファッション的にも、ボーカルの野宮真貴の立ち姿にも憧れています。ロックはジャケットを含めて、98%見た目だと思うので。音楽的にも洋楽の美味しいとこ取りしている部分も面白いと思えるし、日本のアーティストで新しいカルチャーを発信しているのも素晴らしいと思います。

亀本:2枚目はRadioheadの『Kid A』ですね。自分で一番、最初に買った洋楽のアルバムがこれです。最初は良いと思えなかったんですけど、後になって聴き直したらすごいアルバムだなと思って。このアルバムは楽しむまでに時間がかかりましたね。

松尾:3枚目は中学2年生の頃に聴いた、The Who の『A Quick One』という作品です。中学の時にBUMP OF CHICKENが好きで、彼らのルーツを探ったんです。この人たちはどんな音楽を聴いて、こういう音楽をやっているんだろうって。そうするとThe WhoとThe BeatlesとThe Rolling Stonesに行き着いて。すぐにTSUTAYAに行ってCDを借りてみたものの、実はもう家にあったっていう(笑)。

-先ほどの話では保育園の頃、Pizzicato Fiveを聴かれていたと言っていましたが、家族の影響が強いんでしょうか?
松尾:親が音楽マニアだったので、色んな国の音楽がずっと流れていたんです。Grateful Deadやアメリカンロック、フォークソングなどが流れていたんですが、英語だから覚えられなくて。その中で唯一、日本語で一緒に歌えたのが、Pizzicato Fiveだったんです。

-そんなに色んな音楽が流れていた、おうちに生まれたんですね。それでは4枚目のルーツアルバムを教えてください。
亀本:4枚目は大学生の時に買ったアルバムで、The Black Keysの『El Camino』です。このバンドのフェス動画をよく見るんですけど、ギターのフレーズがキャッチーだから、お客さんが一緒に歌ってくれるんですよね。日本でもサビを合唱するのってよくあると思うんですけど、メインのギターリフを歌うってなかなかないじゃないですか。自分もギターリフで、お客さんに歌ってもらえるようなものを作りたいですね。そういう夢を見させてもらえる一枚です。

-編成が2人組という部分で共感する部分はありますか?
亀本:彼らは2ピースで成り立っていますけど、自分たちとは別ものだと思っているんです。そもそも4人編成でライブをやっていますし、編成が似ているって思ったことってあまりないですね。
松尾:最後の一枚はThe White Stripesの『Elephant』。私が中学生の時に度肝を抜かれた一枚で、ここからもっと音楽のルーツを探りたくなった一枚ですね。このアルバムからLed Zeppelinに遡って、Woodstock(Woodstock Music and Art Festival)のDVDを見続けるって所までいったきっかけのアルバムなんです。洋楽をしっかり聴こうと思ったきっかけはThe Whoでしたけど、大好きになったきっかけはThe White Stripesですね。
亀本:「Seven Nation Army」もフェスで、お客さんが歌っているんですよね。二人ともこのアルバムは本当に好きなので、二人の一枚とも言える作品です。

松尾:アルバムを流しながら、窓を開けてアンプを大爆音にして、一緒に真似してギターを弾くって事をやっていました(笑)。田舎に住んでいたので、そういう事もできたんですよ(笑)。ギターを始めてすぐに出会ったアルバムでもありますし、音楽をやるきっかけとなった一枚といっても過言ではないです。
亀本:音楽面以外でもビジュアルやアートワークがユニークなので、そういう面でも共感できますね。
松尾:The White Stripesの音楽は、現代に届くルーツロックでもあるし、ルーツロックを現代に消化したサウンドだと思っているので、そこに一番共感できますね。ルーツを辿りながらも、最新のサウンドを確立したロックスターというイメージがあるので。
亀本:彼らの音楽の基本はブルースだと思うんですけど、焼き増しではなく、ちゃんと更新していっているのが凄いと思うんですよね。
松尾:普遍的だけど、新しいというのが彼らの素晴らしい所だと思います。自分たちもそういう音楽を作りたいって思いますね。年代や国や性別を超えて届くサウンドを作りたいですね。人生をかけてそういう音楽を突き詰めていきたいです。

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