最終更新: 2019年5月21日
Justice – Safe And Sound(yabori)
5年ぶりにヤツらが帰ってきた!デビューアルバム『クロス』で一躍時の人となったフランスのエレクトロユニット、ジャスティスが久しぶりの新曲「Safe And Sound」を公開した。相も変わらずトレードマークの十字架は健在で、高揚感のあるエレクトロサウンドも当時のまま。変わった事と言えば新曲のサウンドは前作になったようなハードロックの鳴りを潜めファンク色が今まで以上に強い。当時、ジャスティスはエレクトロユニットとしては異色の“ロック”的な存在であった。それはステージに並べられたマーシャルアンプの壁(あれはやっぱりギミックらしい)が言わんとする所であるが。ロックバンドよりもエレクトロユニットから“ロック”感を感じるのは不思議ではあったが、それ相応の説得力とサウンドがあった。今の日本の状況に置き換えるとSuchmosがそういう役割を担っているんじゃないか。と余談は置いておいて現在のロックスター不在の海外の音楽シーンを考えると彼らには今こそロック的な曲を作って欲しいとどうしても期待してしまう。
holy esque – at hope’s ravine(まりりん)
holy esqueが8月3日に日本リリースするデビューアルバム『at hope’s ravine』の全曲をsound cloudで公開した。彼らは2011年に結成されたグラスゴー出身のポストパンクバンド。名門グラスゴー美術学校で出会ったこともあり美的センスはずば抜けていて、繊細でエモーショナルなアートワークはパットの少し掠れた切ないボーカルにぴったりなのだ。今作はMEWなどを手がけグラミー賞を受賞したこともあるジョン・シュルマンが制作に携わっていて、デビュー作とは思えない完成度。鳴り響くシンセサウンドは教会の賛美歌のように壮大で全てを包み込んでくれる。全曲試聴なんて太っ腹!と思ったが海外では1枚目のアルバムは無料で聴いてもらってお金を取るのは2枚目から、というのが結構多いらしい。とにかく自分たちを知ってもらうのが先ということ。
White Lung – Dead Weight(木ノ下トモ)
そういえば皆さん、カナダ出身のパンクバンドWhite Lungの新作アルバム『Paradise』はお聴きになりましたか?いいんですよ。各メディアでも褒められまくっていますが、カラフルでインパクトもあるんだけど、一辺倒じゃなく色んな曲があって楽しいアルバムです。そんなアルバムのリードトラック「Dead Weight」の新しいMVが公開されました。少し重めの曲調と耳にはっきりと残るギターのフレーズが印象的。ボーカルに呼応するギターが一緒に歌っているみたいに響きます。激しくても気持ちいい疾走感があって、キャッチーなところが聴きやすい。ただこのビデオ、ボーカルのMishがめっちゃヘッドバンキングしすぎてて、見てる方が疲れちゃいそうなとこがありますので気を付けて!
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