最終更新: 2021年8月5日

La Luzのボーカリスト、シャナ・クリーヴランド(Shana Cleveland)がセカンド・ソロ・アルバム『ナイト・オブ・ザ・ワーム・ムーン(Night of the Worm Moon)』をリリースする。

La Luzはサードアルバム『フローティング・フィーチャーズ』がピッチフォークを始め、各メディアで絶賛されたサーフ・ロック・バンドである。

Night of the Worm Moon

今作『Night of the Worm Moon』はジャズ作曲家、シンセサイザー奏者、詩人、思想家という数多くの肩書を持つ、サン・ラから影響を受けた作品とのこと。

サン・ラは独自の宇宙理論、フリージャズと民族音楽を組み合わせた音楽を確立している。

爽快なサイケデリックサーフロックを鳴らすラ・ルースとは異なり、「Face of the Sun」は内省的なサイケフォークが魅力。アルバムはサン・ラのようなごった煮のサイケアルバムになっているのか楽しみである。

アルバム情報

収録曲:
1. Don’t Let Me Sleep
2. Face of the Sun
3. In Another Realm
4. Castle Milk
5. Night of the Worm Moon
6. Invisible When the Sun Leaves
7. The Fireball
8. Solar Creep
9. A New Song
10. I’ll Never Know

プロフィール


Shana Clevelandはロサンジェルスをベースに活動するミュージシャンだ。2009年、Shana ClevelandはThe Curious Mysteryのメンバーとしてアルバム『Rotting Slowly』をK Recordsよりリリース。The Curious Mysteryは2011年にアルバム『We Creeling』をリリースするも、メンバーであったShana ClevelandとMarian Li Pinoは女性4人組のサーフ・ロック・バンド、La Luzを結成。Sub Pop傘下のHardly Artと契約し、2013年にデビュー・アルバム『It’s Alive』をリリースした。La Luz はその後、2015年にセカンド・アルバム『Weirdo Shrine』、2018年にサード・アルバム『Floating Features』をリリース。The Guardian、Pitchfork、The New York Times等で絶賛されている。また、Shana Clevelandは2015年、Shana Cleveland & The Sandcastles名義でファースト・ソロ・アルバム『Oh Man, Cover the Ground』をSuicide Squeezeよりリリースしている。当『Night of the Worm Moon』はShana Clevelandのセカンド・ソロ・アルバムとなる。アルバム・タイトルが示すように、Sun Raからインスピレーションを得たこのアルバムは2017年にレコーディング。レコーディングにはマルチ・インストゥルメンタリストのWill Sprott(Shannon & the Clams)、La Luzのオリジナル・ベーシストのAbbey Blackwell、Goss、ペダル・スティール・プレイヤーのOlie Eshelman、The SandcastlesのドラマーのKristian Garrard等が参加した。

BELONG Media編集部
BELONG Media編集部
インディーロックを中心に日本や欧米、アジアの音楽を取り上げる音楽専門メディア。“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行。2021年2月、J-WAVEのSONAR MUSICにゲスト出演。最近はYouTubeで気になるアーティストを見つけるとすかさずチャンネル登録をしています。