最終更新: 2021年8月9日


先週に引き続き、今週もやはりサイケ色の強い曲が揃いました。やはり自分の好みはガレージ・サイケ寄りなんだと思います。

それはそうとフジロックの第一弾アーティストの出演が発表されましたね。その中でもBELONGで注目しているのはキング・ギザード&ザ・リザード・ウィザード。

彼らはオーストラリア出身の7人組のサイケデリックロックバンドなんですが、2010年に結成にも関わらず、なんともう13枚のアルバムをリリースしているんだとか・・・。

60年代のバンドかよ!ってくらい驚異的なリリースペースですね。音楽が飽和しきっている現代でどうしたらこんなにもリリースできるんでしょうか。

オーストラリアと言えば、2000年代にはザ・ヴァインズ、2010年代はなんといってもテーム・インパラを輩出しているんですが、サイケデリックロックを生み出しやすい地域性みたいなものがあるんでしょうか。こちらも謎です。

そして今週も新曲が公開されましたが、エクス・ヘックスの楽曲は本当に最高ですね。

こういうのが聴きたかったっていうギターロックのど真ん中を見事に突っ走っている一曲「Tough Enough」が公開されました。

アルバムが本当に楽しみです。この曲だけソフト・サイケには該当しませんが、テーマ性を抜きにしても良い曲です。

またオーヴィル・ペックという謎の新人にして、明らかに怪しいカウボーイの新曲「Dead of Night」もめちゃくちゃ好みです。

どこかサイケデリックな風合いのあるカントリーミュージックなんですが、音数の少なさも手伝って、彼のボーカルがはっきり聴こえてきます。

深い人生の悲哀を歌う姿はザ・スミスのモリッシーやシガレッツ・アフター・セックスのゴンザレスを思わせます。一度聴くと、耳から離れなくなる心地良いインパクトがあってオススメ。

そして今週はアーティストからのコラボ依頼の絶えない奇才コナン・モカシンの初の来日、ワイルド・ナッシングの京都公演にThe fin.の出演が決定しました。

コナン・モカシンの曲は最新作ではないのですが、ソフト・サイケデリックにはうってつけの1曲です。またThe fin.のアコースティックの曲はなんとワイルド・ナッシングのカバー曲です。

という訳で今週も前回に引き続き、ニュース記事をベースにしたプレイリストを作ってみました。聴きやすいように曲順も考えているので、是非この順番でお楽しみください!

  • WILD NOTHING
  • “Wild NothingはヴァージニアのブラックスバーグでJack Tatumによってはじめられたドリーム・ポップ・バンドだ。バンドと言ってもJack Tatumしか在籍していないワンマン・バンドで、2009年の夏頃からWild Nothing名義でレコーディングはおこなわれている。当時のC86の再評価のムーヴメントの中、Jack Tatumのケイト・ブッシュのカヴァー「クラウドバスティング」はインディ・ミュージックのサークルの中で大きな話題となり、結果、Wild Nothingはブルックリンのレーベル、キャプチャード・トラックスと契約。2枚のシングルを経て、2010年、デビュー・アルバム『Gemini』をリリースした。『Gemini』は2010年の夏のカルト・ポップ・レコードとなった。このアルバムは、夏の幼少期の切望が軸となったアルバムだった。そこには、即座に二分する不安と気まぐれなパラノイアが流れている。Jack Tatumによってホーム・レコーディングされた80年代のインディ・ポップをルーツに持つこの作品は、インターネットを通して、瞬く間に人気を獲得することになった。アルバムは同年のピッチフォークの年間ベスト・アルバムの1枚にも選ばれ、評論家からも極めて高い評価を獲得。『Gemini』は、ポップ・ミュージックに対する独自の技法を持つJack Tatumの未来を約束するアルバムとなったのだ。2012年にリリースされたセカンド・アルバム『Nocturne』は、ベッドルームでのレコーディングからスタジオでのレコーディングに移行した作品で、Jack Tatumが考えるポップ・ミュージックの理想世界の窓となるアルバムとなり、彼の個性を普遍のポップへと昇華させた作品となった。『Nocturne』は各国で大きな評価を獲得。iTunes、Under The Rader、Obscure Sound、Urban Outfitters、The 405他、各メディアは2012年のベスト・アルバムの1枚に同作品を選出。ミシェル・ウィリアムズ(『マリリン 7日間の恋』『ブルーバレンタイン』『ブロークバック・マウンテン』)を起用したヴィデオ「パラダイス」も大きな話題を呼んだ。2016年2月にはサード・アルバム『Life Of Pause』をリリース。この『Life Of Pause』のレコーディングはロサンジェルスとストックホルムで数週間にわたっておこなわれた。プロデューサーはデヴェンドラ・バンハート、ビーチウッド・スパークス、オ・ルヴォアール・シモーヌ他を手掛けたThom Monahanで、Peter, Bjorn and Johnのドラマー、John Ericsson、スウェーデン放送交響楽団のPelle Jacobsson、伝説のシューゲイザー・バンド、Medicineのギタリスト、Brad Laner等もレコーディングも参加した。アルバムはビルボードのチャートにもランクインし、変わらぬ高い評価を獲得した。尚、『Gemini』は、先ごろPitchforkの「The 30 Best Dream Pop Albums」の25位に選出された。”

    引用元:Big Nothing

  • Ex hex
  • “Ex Hexは2013年に結成された米ワシントンDCのインディ・ロック・バンドだ。メンバーはMary Timony、Betsy Wright、Laura Harrisの3人。フロント・ウーマンのMary TimonyはAutoclave、Helium、Wild Flagでの活躍でも知られる。2014年10月、デビュー・アルバム『Rips』をリリース。アルバムはPitchforkで8.4/10を獲得しベスト・ニュー・ミュージックに選ばれ、NMEやExclaim!も9/10を与える等、高い評価を獲得。数多くのメディアで同年の年間ベスト・アルバムの1枚に選ばれた。アルバムのリリー後、バンドはツアーを行い、2016年にはコーチェラ・フェスティヴァルにも出演した。”

    引用元:Big Nothing

  • Orville Peck
  • “北米の荒地から愛と喪失歌うサイケデリック・アウトロー・カウボーイ。2018年12月、Sub Popと契約し、シングル「Big Sky」をリリース。2019年1月にはシングル「Dead of Night」、3月にはデビュー・アルバム『Pony』をリリースする。”

    引用元:Big Nothing

  • Connan Mockasin
  • “ニュージーランド出身のConnan Mockasin(コナン・モカシン)は2010年のデビューアルバム『フォーエヴァー・ドルフィン・ラヴ』で一躍注目を浴び、レディオヘッドのツアーサポートやシャルロット・ゲンズブールのプロデュースに抜擢される。その後、東京にあるホテルの一室でレコ―ディングされたセカンドアルバム『キャラメル』(2013年)でのポップで捻くれたソフト・サイケにR&Bの要素を加えたサウンドでさらに高い評価を獲得し、稀代のカルト・アイコンとしてその存在を揺るぎ無きものとした。ミュージシャン達からの支持も厚く、ブラッド・オレンジことデヴ・ハインズとのコラボEP『ミース003』や元レイト・オブ・ザ・ピア、現在はラ・プリーストとして活動するサム・ダストとのユニットによる『ソフト・ヘア』などのリリースのほか、ジェイムズ・ブレイク、MGMTなどのアルバムに参加したことも記憶に新しい。2018年秋には5年振りとなる待望のサードアルバム『ジャズバスターズ』をリリース。そして2019年4月、自身のバンドを携えた初来日公演を開催した。”

    引用元:Hostess

  • King Gizzard & The Lizard Wizard
  • “フジロック’19にも出演が決まっている規格外のモンスターサイケ・ロックバンド、キング・ギザード & ザ・リザード・ウィザード(King Gizzard and the Lizard Wizard)。

    King Gizzard and the Lizard Wizardはオーストラリアのメルボルン出身の7人組。

    メンバーはスチュ・マッケンジー(Vo./Gt./Key./Ba./Flute)、アンブローズ・ケニー・スミス(Vo./key./Harmonica)、ジョーイ・ウォーカー(Gt./Ba./Key./Vo.)、

    クック・クレイグ(Gt./Ba./Vo.)、ルーカス・スキナー(Ba./Key.)、マイケル・カバナー(Dr./Percussion)、エリック・ムーア(Dr./Percussion/Management)から成る。

    各メンバーの担当楽器だけ見てもKing Gizzard and the Lizard Wizardの力量が分かると思う。さらにドラマーが2人いるのも個性的だ。

    ドラマーのエリックの肩書きにマネージメントとあるが、King Gizzard and the Lizard Wizardの所属するオーストラリアのインディーズレーベルであるFlightless Recordsはエリックが代表を務めている。

    また、Flightless Recordsにはザ・ベイブ・レインボー(The Babe Rainbow)やザ・マーロックス(The Murlocs)などのオーストラリア産サイケバンドが所属している。”

    引用元:BELONG Media

  • The fin.
  • “ザ・フィン:2012年結成。兵庫県出身のロックバンド。13年9月にSoundCloudで公開した楽曲「Night Time」がネット上で日本のみならず海外からも反響を呼び、14年には『FUJI ROCK FESTIVAL ’14』、15年には『SXSW 2015』と国内外の大型フェスに出演。15年11月には初のイギリス・ロンドンでのツアーも行なった。17年5月、ベースのTakayasu Taguchiの脱退を機に、ドラムを担当していたKaoru Nakazawaがベースになり、3人編成に。”

    引用元:OKMusic

ライター:yabori
yabori
BELONG Mediaの編集長。2010年からBELONGの前身となった音楽ブログ、“時代を超えたマスターピース”を執筆。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・​後藤正文が主催する“only in dreams”で執筆後、音楽の専門学校でミュージックビジネスを専攻

これまでに10年以上、日本・海外の音楽の記事を執筆してきた。

過去にはアルバム10万タイトル以上を有する音楽CDレンタルショップでガレージロックやサイケデリックロック、日本のインディーロックを担当したことも。

それらの経験を活かし、“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行してきた。

現在はWeb制作会社で学んだSEO対策を元に記事を執筆している。趣味は“開運!なんでも鑑定団”を鑑賞すること。

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Twitter:@boriboriyabori