最終更新: 2020年12月6日
Beck
目次
豪華メンバー参加の14作目
ファレル・ウィリアムスやスカイ・フェレイラ、そしてColdplayのクリス・マーティンなど豪華メンバーが参加したBeck(ベック)の最新アルバム!
アメリカを代表するSSW兼プロデューサー、Beckの11月20日にリリースされる14枚目となる最新アルバム『Hyperspace』。
本作よりニューシングル曲「Uneventful Days」のMVが解禁された。
『Hyperspace』というアルバムタイトルを見たときに、どんな宇宙を見せてくれるのか、と期待しながら今回の新曲「Uneventful Days」を聴いた。
タイトルに全く引けを取らない程の壮大なサウンドスケープがとても美しいイントロから曲はスタートする。
今回はバンドサウンドと少し距離を置き、シンセサイザー中心のサウンドメイキングにヒップホップのようなビートを練り込んでいる。
アーティストとして新たなジャンルを取り込みながらも、以前の作品との統合性が取れるのは彼の30年以上のアーティストとしての経験の賜物だろう。
今作のアルバムジャケットでは日本語で大きく”ハイパースペース”と書かれ、青とピンクのサイケデリックな空をバックに、
1980年代に人気を誇ったトヨタ・セリカの前にBeck本人が立っているというジャケットなのだが、
一昔前の近未来感とスペース感がユニークなジャケットに仕上がっている。
コラボしているアーティストも豪華で、Coldplayのボーカルであるクリス・マーティンやスカイ・フェレイラも参加しており、アルバム収録曲のうち7曲はファレル・ウィリアムスと共作&共同プロデュースした。
生きるレジェンドBeckは、豪華メンバーも参加した今回のアルバムを通してどんな景色を見せてくれるのか期待が膨らむばかりだ。
ライター:Rio Miyamoto(Red Apple)
兵庫県出身のサイケデリック・ロックバンド、Daisy JaineのVo./Gt.。アメリカ・ボストンに留学経験があり、BELONGでは翻訳を担当。サイケデリック、オルタナ、60s、ロカビリーやR&Bと幅広く聴きます。趣味はファッション、写真、映画観賞。
リリース情報
ユニバーサル ミュージック (2019-11-22)
売り上げランキング: 771
レーベル/発売元: Capitol/ユニバーサル ミュージック合同会社
仕様:国内盤CD
収録曲:
1.Hyperlife
2.Uneventful Days
3.Saw Lightning
4.Die Waiting
5.Chemical
6.See Through
7.Hyperspace
8.Stratosphere
9.Dark Places
10.Star
11.Everlasting Nothing
12. ソウ・ライトニング (フリースタイル) (日本盤&海外デラックス盤ボーナス・トラック)
EMI (2019-11-22)
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仕様:アナログ
Capitol (2019-11-22)
売り上げランキング: 10,538
仕様:カセット
プロフィール
1990年代から現在に至るまで第一線で活躍を続け、名実ともにアメリカの音楽シーンを代表するソロ・アーティストとして確固たる人気を誇る。1994年に発表した「Loser」が全米モダン・ロック・チャートで5週連続1位を獲得。1996年に発表した『オディレイ』でグラミー賞2部門を受賞。2008年に発表した『モダン・ギルト』が全米4位/全英9位を獲得し、第51回グラミー賞「最優秀オルタナティヴ・アルバム」にノミネート。2014年、約6年ぶり通算12作目のスタジオ・アルバム『モーニング・フェイズ』を発表。同作は第57回グラミー賞に於いて、「最優秀アルバム賞」をはじめ計3部門を獲得した。2015年6月、突如新曲「Dreams」を発売。11月には日本独自盤12インチを発売。そして2016年7月のフジロックで約7年ぶりの来日を果たす。その直前となる6月には新曲「WOW」をリリース。2017年10月11日に『カラーズ』を日本先行リリース。その2週間後には8年ぶりとなる単独公演も実施。11月には、シングル「Up All Night」が第60回グラミー賞において”最優秀ミュージック・ビデオ賞”にノミネートされる。12月、日本人ラップシンガーDAOKOをゲストに迎えた「UP ALL NIGHT x DAOKO」を配信限定リリース。さらに2018年8月末、”SUMMER SONIC 2018″のヘッドライナーとして再来日。2019年11月に待望のニューアルバム『Hyperspace』をリリース。
Music
Beck – Uneventful Days