来日が決定したMGMTのこれまでとこれから

MGMT

MGMTのこれまで

年の瀬にあのMGMTがレーベルを通さずに新曲をサプライズリリース&MVも公開するというビッグニュースが舞い込んできた。

MGMTはアンドリュー・ヴァンウィンガーデンとベン・ゴールドワッサーの二人組で、大学在学時にNY・ブルックリンでThe Management(後にMGMTと改名)を結成する。

初期はTalkingheadsをヘロヘロな音でカバーする、インテリローファイユニットであった彼ら。

大学卒業後、コロムビアレコードと契約し、デビューアルバム『Oracular Spectacular』収録の「Kids」が特大ヒットを記録。

本人たちはおふざけのつもりが皮肉にもクラブヒットし、大人気アーティストの仲間入りをしてしまったといういきさつがある。

そこからヒット作を作ってしまったがゆえの呪縛を経験していき、ライブで「Kids」を演奏する時は決まってカラオケで歌うこととなる。
 
4作目『Little Dark Age』リリース時には、葛藤に折り合いをつけたのか、2018年のフジロックのライブでは「Kids」をバンドで演奏し、新たなアレンジも披露するという感動的な一幕もあった。

DIYでの制作

MGMT
そういった過去があるからこそ、彼らがレーベルを通さずにリリースするということは大きな意味を持つ。

彼らはこれまでにコロンビア・レコードから4枚のフルアルバムをリリースした。

今回リリースされた「In the Afternoon」は自分たちで制作されたものだという。

とはいえ全てが完全自主という訳ではなく、エンジニアはデビューアルバムからの盟友デイヴ・フリマッドマン。

マスタリングは彼らの最新作も手掛け、幾多のグラミー賞を獲得したグレッグ・カルビという自主ながらも以前と変わらないメンツで制作している。

新曲「In the Afternoon」とこれから

In the afternoon

大傑作であった『Little Dark Age』をリリースした後、待望のDIYでの楽曲制作とあっては、期待が値爆上がりするのは自然の摂理というもの。

しかし実際、彼らの新曲「In the Afternoon」を聴いてみるとイマイチ煮え切らないというのが正直な感想。

彼らの楽曲の今までのパターンは名曲か迷曲(3作目『MGMT』収録の「Your Life Is a Lie」とか)しかなかった訳だが、そのどちらでもない。

前作で見られた「When You Die」のようなサイケポップの延長線上にある楽曲だが、あえてラフに仕上げたように感じられる。

全体的にゴツゴツした質感だが、ポップさはどうにか担保されている。

90’sグランジロックばりのラフさは彼らのキャリア史上なかったことであり、これが進化になるか退化になるかは次のアルバムが出るまでは分からない。

3作目『MGMT』リリース時は、その迷曲っぷりでリスナーを大いに困惑された彼らであったが、その次で挽回したMGMTのことだから、

なんだ今回もそのパターンだったか!と言える未来が間違いなく来ると信じている。

リリース情報

In The Afternoon
『In The Afternoon』
発売日: 2019/12/11
レーベル: MGMT
収録曲:
1.In The Afternoon
試聴リンク:https://ffm.to/intheafternoon

Little Dark Age
『Little Dark Age』
発売日:2018/2/14
レーベル: SMJ
収録曲:
1.She Works Out Too Much
2.Little Dark Age
3.When You Die
4.Me and Michael
5.TSLAMP
6.James
7.Days That Got Away
8.One Thing Left to Try
9.When You’re Small
10.Hand It Over

Music

MGMT – In the Afternoon (Official Video)

MGMT – Kids live @ Glastonbury 2010

MGMT – Kids (Live @CoronaCapital 2018)

プロフィール

MGMT
NYブルックリンを拠点とする、元アート学生のアンドリュー・ヴァンウィンガーデンとベン・ゴールドワッサーを中心とするポップ・デュオ。2008年に、発表当初から高い評価を得ていたシングル「タイム・トゥ・プリテンド」「キッズ」等を収録したデビュー・アルバム『オラキュラー・スペクタキュラー』で人気が爆発。続く2010年には2ndアルバム『コングラチュレイションズ』では全米2位/全英4位に輝き、2013年には3作目で初のセルフタイトル作『MGMT』をリリース。これまでに米<グラミー賞>「最優秀新人賞」(2010年)や英<ブリット・アワード>「最優秀インターナショナル・バンド」「最優秀インターナショナル・アルバム」(2009年/『オラキュラー・スペクタキュラー』)部門などでのノミネート、英<NMEアワード>「最優秀アルバム」(『オラキュラー・スペクタキュラー』)などの授賞歴も誇る。
2008年に<サマーソニック>、2010年の<フジロックフェスティバル>ではホワイト・ステージのヘッドライナーを務め、2008年、2011年、2014年に単独ツアーを成功させている。2015年から活動休止に入っていたが、2017に活動を本格的に再開。10月に4年ぶりとなる新曲「リトル・ダーク・エイジ」、12月に「ホエン・ユー・ダイ」をいずれもミュージック・ビデオとともに発表。2018年に約5年ぶりとなる通算4作目のニュー・アルバムをリリースしている。昨年はサマーソニック東京の深夜公演「Spotify On Stage in MIDNIGHT SONIC」サマーソニック大阪に出演した。
bandcamp:https://mgmt.bandcamp.com/releases
Youtube:mgmtmusic
HP:https://whoismgmt.com/
Twitter:https://twitter.com/whoisMGMT
instagram:https://www.instagram.com/whoismgmt/
Facebook:https://www.facebook.com/mgmt/

ライター:矢部友宏

矢部友宏
BELONGの編集長。理想のインディーミュージックを追い求め、日夜bandcampを漁っている。
Twitter:@boriboriyabori

MGMT、来日単独公演とフェス出演決定

MGMT Japan Tour
2019年末に新曲「In the Afternoon」をリリースし、自主レーベルで活動するようになったMGMT待望の来日公演が決定した!

彼らは大阪・東京で単独公演を行った後、GREENROOM FESTIVAL’20に出演する。

またとない彼らのライブを見れる絶好の機会となるので、是非見逃がしのないように!(2020年1月24日追記)

来日情報

フェス出演

GREENROOM FESTIVAL’20
日時:2020年5月23日(土)、24日(日)
場所:横浜赤レンガ地区野外特設会場
出演:MGMT/Sigrid/never young beach/平井 大/RHYMESTER/SIRUP
佐野元春 & THE COYOTE BAND/LOVE PSYCHEDELICO/GLIM SPANKY

単独公演詳細

・5月20日(水)@大阪 Zepp Namba
OPEN 18:00 / START 19:00
チケット:
1Fスタンディング ¥7,500(税込/1Drink別)
2F指定席 ¥8,500(税込/1Drink別)
INFO:キョードーインフォメーション 0570-200-888

・5月21日(木)@東京 豊洲PIT
OPEN 18:00 / START 19:00
チケット:¥7,500(税込/All Standing/1Drink別)
INFO:クリエイティブマン 03-3499-6669
企画・制作・招聘:クリエイティブマン
https://www.creativeman.co.jp/event/mgmt/