最終更新: 2022年5月15日

Grouplove(グループラヴ)が5作目となる新作アルバム『This Is This』を3月12日にサプライズリリースした。

それと同時に、新曲「Deadline」がMVと共に解禁となった。

この記事では新曲「Deadline」の歌詞を和訳し、内容について触れている。

“人生の期限は迫っている”、というテーマを基に描かれる、Grouploveが表現したかった生き方とは?

Grouploveとは

Grouplove(グループラヴ)
Grouplove(グループラヴ)はアメリカのロサンゼルス出身の5人組インディーロック・バンド。

メンバーは、紅一点の女性ヴォーカルのクリスチャン・ズッコーニ(Vo./Gt.)、ハンナ・フーパー(Vo./Key.)、ショーン・ガッド(Ba.)、アンドリュー・ウェッセン(Gt.)、ライアン・ラビン(Dr.)の5人。

Grouploveは2009年に結成。

ファーストアルバム『Never Trust a Happy Song』(2011年)、セカンドアルバム『Spreading Rumours』(2013年)、サードアルバム『Big Mess』(2016年)、フォースアルバム『Healer』(2020年)をリリース。

そして5作目となる新作アルバム『This Is This』を2021年3月12日にサプライズリリースした。

Deadline

Grouplove(グループラヴ)の新曲「Deadline」は、5作目となる新作アルバム『This Is This』に収録されている。

メンバーがそれぞれ、テレビのテストパターンに見立てたカラフルなファッションに身を包んだMVも公開されている。

Grouplove – Deadline [Official Music Video]

Deadline歌詞和訳

直訳すると、“期限”という意味を持つ、Grouplove(グループラヴ)の新曲「Deadline」。

人生には期限があることを認識し葛藤する内容を、歌詞を和訳しながら掘り下げていく。

歩道に寝そべってる
あの頃の我が家を眺めてさ
そういえば地下室もあったな
私が人生に疲れ切ったことも覚えてる

“Lying on the pavement
I’m looking at my old house
I’m thinking ‘bout my basement
And how I got all burned out”

引用元:Grouplove(グループラヴ)「Deadline」歌詞(Genius Lyrics)

私の一生
私の生涯
先の見えない人生
でも生きてる
まだ生きてる
今も生きてる
私の人生は失敗に終わったの
そんなことあなたにずっと考えさせられるの

“All my life
All my life
All my life lost
I’m alive
I’m alive
I’m alive
I’m a lost cause
You got me always thinking about”

引用元:Grouplove(グループラヴ)「Deadline」歌詞(Genius Lyrics)

みんなそれぞれ行きたい場所があるんだ
自分の力だけじゃそこへは辿り着けない
心を開放したいんだろ
俺はお前と一緒についてくぜ
みんなそれぞれ自分の隠れ家があるんだ

“Everybody’s got a place they like to go
I’ll never never never make it on my own
I get the feeling that you wanna lose control
And you know that I’ll go there with you
Everybody’s got a place they like to hide”

引用元:Grouplove(グループラヴ)「Deadline」歌詞(Genius Lyrics)

歯が抜けちまったぜ、さぁ結婚しよう
ケーキを顔に投げつけて一緒に祝おうぜ

“I think I lost my teeth down the street come marry me
I’m gonna smash my face in the cake and cеlebrate”

引用元:Grouplove(グループラヴ)「Deadline」歌詞(Genius Lyrics)

テレビを消して
全然眠れない
神様、家族に会わせて
人生の期限は迫ってる

“I’m turning off the TV
Wish I had a bеdtime
God I miss my family
Living on a deadline”

引用元:Grouplove(グループラヴ)「Deadline」歌詞(Genius Lyrics)

私の一生
私の生涯
先の見えない人生
でも生きてる
まだ生きてる
今も生きてる
私の人生は失敗に終わったの
そんなことあなたにずっと考えさせられるの

“All my life
All my life
All my life lost
I’m alive
I’m alive
I’m alive
I’m a lost cause
You got me always thinking about”

引用元:Grouplove(グループラヴ)「Deadline」歌詞(Genius Lyrics)

みんなそれぞれ行きたい場所があるんだ
自分の力だけじゃそこへは辿り着けない
心を開放したいんだろ
俺はお前と一緒についてくぜ
みんなそれぞれ自分の隠れ家があるんだ
歯が抜けちまったぜ、さぁ結婚しよう
ケーキを顔に投げつけて一緒に祝おうぜ

“Everybody’s got a place they like to go
I’ll never never never make it on my own
I get the feeling that you wanna lose control
And you know that I’ll go there with you
Everybody’s got a place they like to hide
I think I lost my teeth down the street come marry me
I’m gonna smash my face in the cake and celebrate”

引用元:Grouplove(グループラヴ)「Deadline」歌詞(Genius Lyrics)

その薬はどんな味だ
俺たちはどうすればいいのか、もう一度教えてくれ
ずっと自分の魂を探し続けてるから
どんどん心の内側が冷たくなっていってるのが分かる
スタート地点にもう一度戻るためにもがいてるんだ

“Taste that medicine
Tell me what we do again
Cause I’ve been searching my soul
It’s feeling like it’s only getting colder and colder within
I’m trying to find my way back to where I begin”

引用元:Grouplove(グループラヴ)「Deadline」歌詞(Genius Lyrics)

私の一生
私の生涯
先の見えない人生
でも生きてる
今も生きてる
私の人生は失敗に終わったの

“All my life
All my life
All my life lost I’m alive
I’m alive
I’m alive
A lost cause”

引用元:Grouplove(グループラヴ)「Deadline」歌詞(Genius Lyrics)

みんなそれぞれ行きたい場所があるんだ
自分の力だけじゃそこへは辿り着けない
心を開放したいんだろ
俺はお前と一緒についてくぜ
みんなそれぞれ行きたい場所があるんだ
自分の力だけじゃそこへは辿り着けない
心を開放したいんだろ
俺はお前と一緒についてくぜ
みんなそれぞれ自分の隠れ家があるんだ

“Everybody’s got a place they like to go
I’ll never never never make it on my own
I get the feeling that you wanna lose control
And you know that I’ll go there with you
Everybody’s got a place they like to go
I’ll never never never make it on my own
I get the feeling that you wanna lose control
And you know that I’ll go there with you
Everybody’s got a place they like to hide”

引用元:Grouplove(グループラヴ)「Deadline」歌詞(Genius Lyrics)

歯が抜けちまったぜ、さぁ結婚しよう
ケーキを顔に投げつけて一緒に祝おうぜ

“I think I lost my teeth down the street come marry me
I’m gonna smash my face in the cake and celebrate”

引用元:Grouplove(グループラヴ)「Deadline」歌詞(Genius Lyrics)

Grouploveのエモーショナルさ

Grouplove(グループラヴ)
Grouplove(グループラヴ)の新曲「Deadline」は、“人生には期限がある”、というテーマの楽曲。

バンドはコメントにて、下記のように発表していることから、Grouploveの表現することへの貪欲な追求心と深く結びついていることが分かる。

メンバーからのコメント

“エモーショナルで居続けることが大切なんだ。もし平穏な人生をただただ生きているとすると、それは本当の意味で生きていることになるのか?俺たちにとっては違う。あらゆることをを感じながら生きていたいんだ。”

引用元:Grouplove return with surprise album news and new track ‘Deadline’

タイトルを含む一文、“Living on a deadline(人生の期限は迫ってる)”とは、現状に満足せず、人生に対して焦りや苛立ちを感じている様子が表現されている。

その“焦りや苛立ち”こそが、新作アルバム『This Is This』をサプライズリリースした理由の一つなのかもしれない。

それと同時に重要な一文、“I’m trying to find my way back to where I begin(スタート地点にもう一度戻るためにもがいてるんだ)”が示唆するのは、“人生の原点回帰“である。

コロナ禍によって感情を開放できない状況が続いたこと、そして本来の自分を見失ってしまったことが「Deadline」へのインスピレーションとなったのだろう。

我々リスナーの心の奥底に眠る感情の鬱結を取り除くと共に、自分の人生に向き合うことの重要性を再認識させてくれるのがGrouploveの音楽なのだ。

Deadline作品クレジット

Grouplove(グループラヴ)の「Deadline」のクレジットは下記となっている。

プロデューサー:Malay(James Ryan Ho)
作詞・作曲:Christian Zucconi、Hannah Hooper、Andrew Wessen、Daniel Gleason、Benjamin Homola、Malay(James Ryan Ho)
レコーディング・エンジニア:Malay
リリース日:2021年3月10日

アルバム

5thアルバム『This Is This』

発売日: 2021/3/12
ジャンル: インディーロック
収録曲:
1. Primetime
2. This Is The End
3. Deadline
4. Scratch
5. Oxygen Swimming
6. Just What You Want (feat. Dani Miller of Surfbort)
7. Seagulls
8. Shake That Ass
9. Shout
フォーマット:Mp3
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4thアルバム『Healer』

発売日: 2020/3/13
ジャンル: インディーロック
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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3rdアルバム『Big Mess』

発売日: 2016/9/9
ジャンル: インディーロック
フォーマット:Mp3、CD
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2ndアルバム『Spreading Rumours』

発売日: 2013/9/17
ジャンル: インディーロック
フォーマット:Mp3、CD
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1stアルバム『Never Trust a Happy Song』

発売日: 2011/9/5
ジャンル: インディーロック
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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Grouploveバンドプロフィール

Grouplove(グループラヴ)

“ニューヨーク・ブルックリン在住だったクリスチャン・ズッコーニとハンナ・フーパー (女性)が、 ある夏、他の3人のメンバー(ロンドン出身のソングライター&ギタリスト:Sean Gadd / ショーン・ガッド、L.A出身のAndrew Wessen / アンドリュー・ウェッセン、L.A出身のドラマー&プロデューサー:Ryan Rabin / ライアン・ラビン)とギリシャのクレタ島にあるアート・レジデンシー (アートの勉強を住み込みで出来る場所) で出会ったのをきっかけにバンドを結成。
それ以降、彼らが後ろを振り返った事は一度もない。

夏が終わり、一度は5人バラバラに家路に着いたものの、 「一緒に作った曲をギリシャでの夏の思い出にはしたくなかった。」 メンバーが皆でお金を出し合って、LAにあるライアン・ラビンのスタジオに飛んだ。 「アルバムのレコーディングは本当に人生最高の経験だったよ!」 とクリスチャン。 出来上がった作品は、羽ばたくようなハーモニーと気持ちの良いアンセムがパワフルな旅路を先導してくれるような、とても特別なアルバムとなった。 グループラヴのメンバー同様、彼らの音楽は、そのスタイルや影響を受けてきたものも様々だが、全てがクリエイティヴな一体感でまとまっている。 「こんな事になるとは夢にも思ってなかったよ。でも、驚いていない自分もいる。グループラヴは成るようにして成ったんだ。 俺達のストーリーは運命を現実にしたものだし、音楽も皆に聴いてもらう準備が整っているよ。」 (クリスチャン)

2010年にはフローレンス・アンド・ザ・マシーンズのメンバー直々の誘いを受け、彼らのUS西海岸のツアーでオープニング・アクト経験もあり、 キャンヴァスバックのレーベルメイトでもあるザ・ジョイ・フォーミダブルとの東海岸をツアーに明け暮れた彼ら。

2011年夏は、世界各国の有名フェスやコンサートに引っ張りだこ。
イギリスのグラストンベリー・フェスティヴァルを皮切りに、シカゴのロラパルーザ、サンフランシスコのアウトサイド・ランズ含む夏フェス出演! その他にも、ヨーロッパ・ツアーを行ったり、SXSW (サウスバイ・サウスウエスト) で素晴らしいライヴを披露したり、 地元ロサンゼルスでファンの為に野外のフリー・ライヴ (ラジオ局KCRWが主催するオルソー・アイ・ライク・トゥ・ロックというイベント・シリーズの一環で7月21日にハンマー・ミュージアムで開催) を行ったり、 フォスター・ザ・ピープルと共に完売の全米ヘッドライナー・ツアーを行ったりとライヴ、ライヴの毎日を送った。”

引用元:Grouplove(グループラヴ)バンドプロフィール(WARNER MUSIC JAPAN)

Grouplove代表曲(Youtube)

  • Grouplove – Tongue Tied [OFFICIAL VIDEO]
  • Grouplove – “Ways to Go” [OFFICIAL MUSIC VIDEO]
  • Grouplove – Deleter [Official Music Video]

ライター:Rio Miyamoto(Red Apple)
Rio Miyamoto
BELONG Mediaのライター/翻訳。

高校卒業後18歳から23歳までアメリカのボストンへ留学し、大学ではインターナショナルビジネスを専攻。

13歳よりギター、ドラム、ベースを始める。

関西を拠点に活動するサイケデリック・バンド、Daisy Jaine(デイジー・ジェイン)でボーカル/ギターと作詞作曲を担当。

2017年10月、全国流通作品である1st EP『Under the Sun』をDead Funny Recordsよりリリース。

2021年2月、J-WAVEのSONAR MUSICへゲスト出演。

普段はサイケデリック、ソウル、ロカビリーやカントリーを愛聴。趣味は写真撮影、ファッション、映画鑑賞。

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