最終更新: 2021年7月25日

Hiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)が新作アルバム『Mood Valiant』をリリースする。

新作アルバム『Mood Valiant』はボーカルのネイ・パームが乳癌を克服した作品で、アルバムから「Get Sun」、「Red Room」、「Chivalry Is Not Dead」の3曲が公開されている。(2021年6月9日追加)

Hiatus Kaiyoteとは

Hiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)
Hiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)はオーストラリア・メルボルン出身のナオミ・ “ネイ・パーム” ・ザールフェルトこと、ネイ・パーム率いる4人組のネオソウルバンド。

バンドは2011年に結成し、これまでに2枚のアルバム(1stアルバム『Tawk Tomahawk』、2ndアルバム『Choose Your Weapon』)をリリースしている。

Hiatus Kaiyoteはシングル「NAKAMARRA」が第56回グラミー賞で、“ベストR&Bパフォーマンス”にノミネートし、大きな話題となった。

Hiatus Kaiyoteメンバー

Hiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)
Hiatus Kaiyoteのメンバーはナオミ・ “ネイ・パーム” ・ザールフェルト(Vo./Gt./Key.)、ポール・ベンダー(Ba./Gt./Key./programming)、サイモン・マーヴィン(Key./vocoder/percussion)、ペリン・モス(Dr./percussion/Key./Ba.)の4人組バンドである。

来日公演

Hiatus Kaiyoteは2015年にブルーノートジャズ・フェスティバル・イン・ジャパンで来日し、2016年にサマソニに出演。

同年、BLUE NOTE東京で単独公演を行っている。

2019年に行われたフジロックではグリーンステージに出演している。

また、ネイ・パームは2018年にソロで単独来日公演を行っている。

Mood Valiant

Hiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)は2021年6月25日、新作アルバム『Mood Valiant』をリリースする。

新作アルバム『Mood Valiant』はボーカルのネイ・パームが乳癌を克服し、前作『Choose Your Weapon』から6年ぶりに発表された。

本作はフライング・ロータス、サンダーキャットが所属するレーベル、“Brainfeeder”からリリースされる。

Get Sun

新作アルバム『Mood Valiant』リリースに併せて、新曲「Get Sun」も公開された。

Hiatus Kaiyote – Get Sun (feat. Arthur Verocai)

Red Room

Hiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)が2021年6月25日にリリースする新作アルバム『Mood Valiant』より、新曲「Red Room」のMVを公開した。

新曲「Red Room」のミュージックビデオはトレント・ジェームズ・コークが監督を努めており、本作の鍵となるヴァリアント・ステーションワゴン(クライスラー製)が登場する。

Hiatus Kaiyote – ‘Red Room’ (Official Video)

Chivalry Is Not Dead

2021年6月25日に新作アルバム『Mood Valiant』をリリースする、Hiatus Kaiyoteが新曲「Chivalry Is Not Dead」の音源を公開した。

新曲「Chivalry Is Not Dead」はマダラコウラナメクジとタツノオトシゴの奇妙な求愛ダンスをテーマにした曲だそうだ。

新曲リリースに際し、ネイパームからコメントが届いている。(2021年6月9日追加)

Hiatus Kaiyote – ‘Chivalry Is Not Dead’ (Official Audio)

インタビュー

BELONGでは最新アルバム『Mood Valiant』をリリースしたHiatus Kaiyoteのメンバーであるペリン・モス(Dr.)にインタビューを行った。

ペリンに『Mood Valiant』をリリースするまでの6年間や、お気に入りのブラジリアン・レコードやドラマーとしての演奏の極意について聞いた。

ネイ・パームからのコメント

Hiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)の新作アルバム『Mood Valiant』リリースに併せて、ボーカルのネイ・パームとベースのポール・ベンダーからコメントが届いている。

また、新曲「Red Room」のミュージックビデオ公開に伴い、ネイ・パームから追加のコメントが届いている。(2021年4月27日追加)

  • 新作アルバム『Mood Valiant』について
  • “アルバムのタイトルはこの旅路のすべてを要約している。
    誰もが大きな試練を乗り越えてきた。これを作り上げるために、ぼくらは泥の中を突っ走ってきたような気がする。そしてこの勇敢 (variant) で誇らかな感覚が、嵐の中から穏やかな海に流れ出した。太陽が輝き、陸地が見える。ついにやったんだ!サウンドの響きと感情の奥行きに誇りを感じるよ。この辛い毎日に、人々にちょっとした安らぎを届けることができたらと思う。 – ポール・ベンダー”

    引用元:Hiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)、新作アルバム『Mood Valiant』リリース(Beatink)

    “自分の人生が奪われようとしていると感じたら、自分が何者なのか考えるようになる。
    たぶん乳癌の恐怖を味わってからだと思う。私が持っているものが偽物ではないことを人生に証明しなくてはならないと決断した。私のたったひとつの願いは、生きて、自分が体験した時間と美を捧げること。 – ネイ・パーム”

    引用元:Hiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)、新作アルバム『Mood Valiant』リリース(Beatink)

  • 新曲「Red Room」のミュージックビデオについて
  • “私の母は、オーストラリアの象徴的なヴィンテージカー、ヴァリアント・ステーションワゴンを2台持っていた。1台は白、もう1台は黒だった。彼女はシングルマザーで、6人の子供がいた。気分によって白か黒を選んでいたんだけど、もし彼女が黒の車に乗っていたら、彼女に構わないほうがいいっていう感じだった。 – ネイ・パーム”

    引用元:Hiatus Kaiyote / 最先端のグルーヴを生み出す未来型ソウル・バンド、ハイエイタス・カイヨーテ 新曲「Red Room」をMVと共にリリース! タワーレコード限定の日本語帯付ヴァイナルの発売が決定! アナログ盤Tシャツ・セットの発売も!(Beatink)

    “私のボーカルブースには赤い光が入っていて、昔住んでいた赤い色のガラスでできた家のことを思い出した。決まった時間に太陽が部屋に沈むと、部屋全体が赤くなる家だった。 – ネイ・パーム”

    引用元:Hiatus Kaiyote / 最先端のグルーヴを生み出す未来型ソウル・バンド、ハイエイタス・カイヨーテ 新曲「Red Room」をMVと共にリリース! タワーレコード限定の日本語帯付ヴァイナルの発売が決定! アナログ盤Tシャツ・セットの発売も!(Beatink)

  • 新曲「Chivalry Is Not Dead」について
  • “前作『Choose Your Weapon』の後、ラジオ用に自分たちの曲を用意しなければならなかったんだけど、私たちの曲はどれも6分か7分くらいの長さだった。だから「Chivalry Is Not Dead」で、いわゆる”ヒット・シングル”の方式に挑戦したんだ。楽曲は3分40秒で、セックスについての曲なんだけど、すごく奇妙なものにしたかった。自然界の例を挙げて、現状を打破したいと思った。 – Nai Palm”

    引用元:Hiatus Kaiyote / 6/25発売の最新作『Mood Valiant』よりナメクジとタツノオトシゴの求愛ダンスをテーマにした新曲「Chivalry Is Not Dead」を公開! 「Get Sun (feat. Arthur Verocai)」はラジオチャートでトップ10入り! タワーレコード限定の日本語帯付ヴァイナルや限定Tシャツ・セットも発売!(Beatink)

    アルバム

    3rdアルバム『Mood Valiant』

    発売日: 2021/6/25
    ジャンル: ネオソウル
    収録曲:
    01. Flight Of The Tiger Lily
    02. Sip Into Something Soft
    03. Chivalry Is Not Dead
    04. And We Go Gentle
    05. Get Sun (feat. Arthur Verocai)
    06. All The Words We Don’t Say
    07. Hush Rattle
    08. Rose Water
    09. Red Room
    10. Sparkle Tape Break Up
    11. Stone Or Lavender
    12. Blood And Marrow
    フォーマット:Mp3,CD,アナログ,カセット
    Amazonで見る

    2ndアルバム『Choose Your Weapon』

    発売日: 2015/5/1
    ジャンル: ネオソウル
    フォーマット:Mp3、CD、アナログ
    Amazonで見る

    1stアルバム『Tawk Tomahawk』

    発売日: 2012/4/1
    ジャンル: ネオソウル
    フォーマット:Mp3、CD、アナログ
    Amazonで見る

    Hiatus Kaiyoteバンドプロフィール

    Hiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)

    “紅1点で強烈な個性を放つギター・ヴォーカルのネイ・パーム、ポール・ベンダー(Bs)、サイモン・マーヴィン(Key)、ぺリン・モス(Ds)の4人からなるハイエイタス・カイヨーテは2011年メルボルンで結成。
    2013年夏、米ソニーミュージック傘下のマスターワークス内にあるサラーム・レミ主宰フライング・ブッダ(Flying Buddha)レーベルからデビュー。アルバムに収録されたQ-TIP共演のシングル「NAKAMARRA」が第56回グラミー賞ベストR&Bパフォーマンス部門にノミネートされ、スナーキー・パピーが受賞するも、この部門でノミネートされた初のオーストラリアのバンドとなった。
    2015年5月、セカンド・アルバム『チューズ・ユア・ウェポン』を世界リリース。スケール・アップしたグルーヴ感と流動するエネルギーにみちたハイエイタス・サウンドは世界中のファンを魅了し、iTunes R&B/Soulアルバム・チャートにおいてアメリカ、オーストラリア、カンボジア、カナダ、ドイツ、イスラエルの6カ国で1位を記録。
    セカンド・アルバムを引っ提げての5月に行われた全米ツアーでは、各地でソールドアウト公演が続出した。5月12日のミネアポリス公演にはプリンスも駆け付け、絶賛コメントを発表している。6月以降は大陸を移動してパリ、モスクワ、トルコ、ベルギー、ウィーン、ニース、フィンランド各地でのライヴに加え、グラストンベリー、モントルー・ジャズ・フェス、ノース・シー・ジャズ・フェス等、歴史あるヨーロッパ名物フェスへの参戦を果たす。変幻自在のジャム・バンドとしての本領を発揮したハイエイタス・カイヨーテは、世界中の音楽ファンをうならせ、次世代を切りひらく唯一無二の存在として、かつてない注目を集めるバンドへと大躍進を遂げた。
    9月26日ブルーノート東京での単独公演に続き、27日には横浜で開催されるブルーノートジャズ・フェスティバル・イン・ジャパン出演のため来日する。”

    引用元:Hiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)バンドプロフィール(Sony Music)

    Hiatus Kaiyoteの評価

    “うなるほど素晴らしい – Rolling Stone
    この世代で最も新鮮で興味深い音楽を生み出している – NPR
    ハイエイタス・カイヨーテの音楽は、あらゆるパラメーターを押し広げ、曲げている – The New York Times”

    引用元:Hiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)の評価(Beatink)

    “興奮する! – The FADER
    ジャズ、ソウル、ファンク、ヒップホップ、R&Bを、彼らにしかできない創造的な表現に消化している – Soul Bounce
    冬眠から抜け出して太陽の光を浴びるのに完璧な曲だ – NPR”

    引用元:Hiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)の評価(Beatink)

    Hiatus Kaiyote代表曲(Youtube)

    • Hiatus Kaiyote – Nakamarra
    • Hiatus Kaiyote – Jekyll
    • Hiatus Kaiyote – Breathing Underwater

    BELONG Media編集部
    BELONG Media編集部
    インディーロックを中心に日本や欧米、アジアの音楽を取り上げる音楽専門メディア。“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行。2021年2月、J-WAVEのSONAR MUSICにゲスト出演。最近はYouTubeで気になるアーティストを見つけるとすかさずチャンネル登録をしています。