最終更新: 2022年5月15日
アメリカのインディーポップ・バンド、Dayglow(デイグロー)がセカンドアルバム『Harmony House』より「Woah Man」をリリースした。
この記事では、新曲「Woah Man」の歌詞の和訳と共に内容について掘り下げている。
人生の分岐点で直面する変化や葛藤、そして諦めることの大切さ。
Dayglowが「Woah Man」で表現したかった“成長すること”とは一体何なのか。
目次
Dayglowとは
Dayglow(デイグロー)はアメリカのテキサス出身のスローン・ストラブル(Sloan Struble)によるインディーポップ・バンド。
スローン・ストラブルは10歳よりギター、ベース、シンセサイザー、ドラムなどを独学で学び始め、プロデュースからミキシングまでをこなすマルチプレイヤー。
2016年から2017年まではKindredというバンド名で活動。
その後2017年よりDayglowとしての活動を開始し、2018年にデビューアルバム『Fuzzybrain』をリリース。
そして2021年5月21日にセカンドアルバム『Harmony House』をリリースする。
DYGLとの違い
アメリカのインディーポップ・バンドのDayglow(デイグロー)と、日本のロック・バンドのDYGL(デイグロー)は読み方が同じため混同してしまう方も多いと思うが、日本のDYGLとは無関係である。
Woah Man
Dayglow(デイグロー)の新曲「Woah Man」はセカンドアルバム『Harmony House』に収録されている。
アメリカ人アニメーターJohnny Chewによって制作されたアニメーション「Woah Man」のミュージックビデオについてDayglowことスローン・ストラブルは、下記のようにインタビューで語っている。
“このMVはセンチメンタルかつノスタルジックな物に仕上げたかった。その感覚を体現する僕の大好きな3つの作品、『スヌーピーとチャーリー・ブラウン』の主人公であるチャーリー・ブラウン、『Schoolhouse Rock!』(アメリカのアニメーション作品)、ビートルズの映画『Yellow Submarine』の要素を詰め込んだんだ。”
Dayglow – Woah Man (Official Video)
Woah Man和訳
友人の背中を押すために作られた応援歌こと、Dayglow(デイグロー)の新曲「Woah Man」。
成長することについて歌われた歌詞について、和訳と共に内容を考察していく。
どれだけ距離が離れていようとも
何の問題もないよ
たとえ希望の光が見えなくなったとしてもね
あぁ、以前僕に言ったね
あんなの定番の昔話だよ
でも君はまだ扉のこちら側にいる
じゃあ君のその感情は何なのか教えてよ
“No matter what the distance
It doesn’t make a difference
If you can’t see that light anymore
Yeah, you’ve already told me
This same ol’ tale of glory
But you’re still on that same side of the door
So, tell me what you’re feeling like this for”
なぁ、友よ
もう諦めなきゃいけないよ
仮に君がもっと成長したいなら
何かを犠牲にしなきゃいけないんだ
その考えから抜け出さなきゃいけないよ
今度こそは
“Woah, man
You’ve really gotta let this go, man
‘Cause if you wanna keep on growing
You’ve gotta leave some things behind
You’ve gotta step out of that mind
This time”
例え話について考えてるんだね
記憶ってこんなに固執してくるのか
しかも頭からなかなか離れない
よく聞いてくれ、でもちゃんと周りもしっかり見るんだ
これから先、君はもっと愛すべき物を見つけるよ
溢れ出る涙を拭いたら
涙なんかそのまま乾いていくさ
“You’re thinking of an instance
The memory’s persistent
And you can’t seem to shake it from your mind
So, listen to me closely, but look around you mostly
There’s so much more to love that you will find
Once you wipe those tears away from both your eyes
And let ‘em dry”
なぁ、友よ
もう諦めなきゃいけないよ
仮に君がもっと成長したいなら
何かを犠牲にしなきゃいけないんだ
その考えから抜け出さなきゃいけないよ
今度こそは
“Woah, man
You’ve really gotta let this go, man
‘Cause if you wanna keep on growing
You’ve gotta leave some things behind
You’ve gotta step out of that mind
This time”
なぁ、友よ
もう諦めなきゃいけないよ
仮に君がもっと成長したいなら
何かを犠牲にしなきゃいけないんだ
その考えから抜け出さなきゃいけないよ
今度こそ
“Woah, man
You’ve really gotta let this go, man
‘Cause if you wanna keep on growing
You’ve gotta leave some things behind
You’ve gotta step out of that mind
This time”
歌詞和訳のまとめ
Dayglow(デイグロー)の新曲「Woah Man」は、人としての成長について歌われた楽曲だ。
大人へと成長する人生のフェーズに差し掛かり、あらゆる変化の中で先になかなか進めない葛藤を感じることがあるかと思う。
Dayglowことスローン・ストラブルは新曲「Woah Man」について、“この曲は辛い時期を乗り越えようとする友達に向けて書いた歌なんだけど、結局は自分について書いた歌でもあるんだ。”とインタビューで答えており、これはサビの内容に深く反映されている。
“なぁ、友よ
もう諦めなきゃいけないよ
仮に君がもっと成長したいなら
何かを犠牲にしなきゃいけないんだ”
前へ進むためには時に諦めること、そして何かを犠牲にすることが必要だということ。
そして友人への助言は自分自身への助言へと反映され、人として成長することができるという認識。
人それぞれタイミングは違えど、人生には成長しなければならない場面が必ず訪れるが、「Woah Man」は苦しい時期を乗り越えようとする“あなたへ贈るエール”なのではないだろうか。
Woah Man作品クレジット
Dayglow(デイグロー)の「Woah Man」のクレジットは下記となっている。
プロデューサー:Dayglow
作詞・作曲:Dayglow
レーベル:Very Nice Records
リリース日:2021年4月1日
アルバム
2ndアルバム『Harmony House』
発売日: 2021/5/21
収録曲:
1.Something
2.Medicine
3.Balcony
4.December
5.Close To You
6.Crying on the Dancefloor
7.Into Blue
8.Moving Out
9.Woah Man
10.Strangers
11.Like Ivy
フォーマット:Mp3
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1stアルバム『Fuzzybrain』
発売日: 2019/9/28
収録曲:
1.False Direction
2.Can I Call You Tonight?
3.Hot Rod
4.Run The World!!!
5.Fair Game
6.Dear Friend,
7.Fuzzybrain
8.Junior Varsity
フォーマット:Mp3
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プロフィール
“Dayglow(デイグロー)はアメリカのテキサス出身のスローン・ストラブル(Sloan Struble)によるインディーポップ・バンド。スローン・ストラブルは10歳よりギター、ベース、シンセサイザー、ドラムなどを独学で学び始め、プロデュースからミキシングまでをこなすマルチプレイヤー。2016年から2017年まではKindredというバンド名で活動。その後2017年よりDayglowとしての活動を開始し、2018年にデビューアルバム『Fuzzybrain』をリリース。そして2021年5月21日にセカンドアルバム『Harmony House』をリリースする。”
Dayglow代表曲(Youtube)
- Dayglow – Can I Call You Tonight? (Official Video)
- Dayglow – Hot Rod (Official Video)
- Dayglow – Run the World!!! (Official Video)
プレイリスト
Dayglow(デイグロー)は新作アルバム『Harmony House』リリース発表に伴い、自身が影響を受けた日本の音楽のプレイリスト“Japanese Favorites”を公開している。
Japanese Favorites
ライター:Rio Miyamoto(Red Apple)
BELONG Mediaのライター/翻訳。
高校卒業後18歳から23歳までアメリカのボストンへ留学し、大学ではインターナショナルビジネスを専攻。
13歳よりギター、ドラム、ベースを始める。
関西を拠点に活動するサイケデリック・バンド、Daisy Jaine(デイジー・ジェイン)でボーカル/ギターと作詞作曲を担当。
2017年10月、全国流通作品である1st EP『Under the Sun』をDead Funny Recordsよりリリース。
2021年2月、J-WAVEのSONAR MUSICへゲスト出演。
普段はサイケデリック、ソウル、ロカビリーやカントリーを愛聴。趣味は写真撮影、ファッション、映画鑑賞。
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