最終更新: 2022年10月16日

The Velvet Underground(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)のカバーアルバム『I’ll Be Your Mirror: A Tribute to the Velvet Underground & Nico』がリリースされる。

2021年のカンヌ国際映画祭でもドキュメンタリー映画『The Velvet Underground』が上映されており、バンドの再評価の兆しを見せている。

The Velvet Undergroundとは

The Velvet Underground & Nico
The Velvet Underground(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)は1964年に結成されたアメリカ・ニューヨークのオルタナティブ・ロックバンドである。

これまでに5枚のアルバム(1stアルバム『The Velvet Underground and Nico』、2ndアルバム『White Light/White Heat』、

3rdアルバム『The Velvet Underground(Ⅲ)』、4thアルバム『Loaded』、5thアルバム『Squeeze』)をリリースしている。

The Velvet Undergroundメンバー

The Velvet Undergroundのメンバーはルー・リード、ジョン・ケイル、スターリング・モリソン、モーリン・タッカーの4人。

活動初期の頃、バンドのプロデューサーであったアンディ・ウォーホルの提案で一時的にニコが加入した。

1968年のジョン・ケイル脱退後、ダグ・ユールが加入し、1970年のルー・リード脱退後は実質的なリーダーとして活躍することになる。

1973年にThe Velvet Undergroundは解散するが、1990年オリジナルメンバーの4人で再結成している。

カバーアルバム(I’ll Be Your Mirror)

The Velvet Underground(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)のカバーアルバム『I’ll Be Your Mirror: A Tribute to the Velvet Underground & Nico』が2021年9月24日にリリースされる。

カバーアルバム『I’ll Be Your Mirror』はルー・リードをプロデュースし、昨年死去したハル・ウィルナーが手掛けている。

特筆すべきはThe Velvet Undergroundから多大な影響を受けた錚々たるアーティストが多数参加していることで、イギー・ポップ(The Stooges)を筆頭にマイケル・スタイプ(R.E.M.)も参加している。

また、サーストン・ムーア(Sonic Youth) feat. ボビー・ギレスピー(Primal Scream)など、ここでしか見られない貴重なコラボレーション曲も聴くことができる。

カート・ヴァイルのコメント

Kurt Vile(カート・ヴァイル)
The Velvet Undergroundのカバーアルバム『I’ll Be Your Mirror』発表に伴い、カート・ヴァイル&The Violatorsがカバーした「Run Run Run」が公開された。

The Velvet Undergroundについて、カート・ヴァイルは下記のように語っている。

“僕は子供の頃にこの「Run Run Run」をカバーしたんだ。10代後半の頃に、当時所属していたバンドでね。言ってみれば、ものすごい出来事だったな。特定のインディーズ・バンド以降には、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとの直接的な繋がりがある。だから、ヴェルヴェッツは一流なんだ。ドゥーワップが入っていたり、ギザギザとしたノイジーなものが入っていたりして、何でもできるような気にさせてくれるんだよね。可能性は無限だよ。君は完全に自由だ。堂々と気楽にね。”

引用元:【トリビュート・アルバム】イギー・ポップをはじめ豪華アーティストがヴェルヴェット・アンダーグラウンドの歴史的名盤をカヴァーしたALが9月に発売決定!(Caroline International)

Kurt Vile – Run Run Run (Radio Edit)

アルバム

カバーアルバム『I’ll Be Your Mirror: A Tribute to the Velvet Underground & Nico』

発売日: 2021/9/24
収録曲:
1. Sunday Morning – マイケル・スタイプ(R.E.M.)
2. I’m Waiting For The Man – マット・バーニンガー(The National)
3. Femme Fatale – シャロン・ヴァン・エッテン&エンジェル・オルセン
4. Venus In Furs – アンドリュー・バード&ルシウス
5. Run Run Run – カート・ヴァイル&The Violators
6. All Tomorrow’s Parties – セイント・ヴィンセント&トーマス・バートレット(The Gloaming)
7. Heroin– サーストン・ムーア(Sonic Youth) feat. ボビー・ギレスピー(Primal Scream)
8. There She Goes Again – キング・プリンセス
9. I’ll Be Your Mirror – コートニー・バーネット
10.The Black Angel’s Death Song – Fontaines D.C.
11.European Son – イギー・ポップ(The Stooges)&マット・スウィーニー
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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5thアルバム『Squeeze』

発売日: 1973/1/1
フォーマット:Mp3、CD
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4thアルバム『Loaded』

発売日: 1970/9/1
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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3rdアルバム『The Velvet Underground(Ⅲ)』

発売日: 1969/3/1
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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2ndアルバム『White Light/White Heat』

発売日: 1968/1/30
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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1stアルバム『The Velvet Underground and Nico』

発売日: 1967/3/12
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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The Velvet Undergroundグッズ

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サイズ: S~3L
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The Velvet Undergroundプロフィール

The Velvet Underground & Nico

“ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)は、1964年に結成されたアメリカのロックバンド。ヴェルヴェッツという略称でも呼ばれる。商業的な成功を手にすることなく解散したが、ルー・リードのポップセンスから生まれる美しいメロディライン、文学的素養から生まれた同性愛やSMなどの性におけるタブーや、ドラッグなどについての歌詞、ジョン・ケイルによる前衛的かつ実験的なサウンドを特徴とし、同世代のデヴィッド・ボウイやザ・ストゥージズ、ドアーズや、後進のパティ・スミスやテレヴィジョン、ジーザス&メリーチェインをはじめとする多くのアーティストに影響を与え、ロックの芸術性の向上に大きく貢献した。”

引用元:The Velvet Underground(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)バンドプロフィール(Wikipedia)

The Velvet Underground代表曲(Youtube)

  • The Velvet Underground(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド) – Sunday Morning
  • The Velvet Underground(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド) – After Hours
  • The Velvet Underground(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド) – I’m Waiting For The Man (Live At The Matrix)

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    BELONG Media編集部
    BELONG Media編集部
    インディーロックを中心に日本や欧米、アジアの音楽を取り上げる音楽専門メディア。“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行。2021年2月、J-WAVEのSONAR MUSICにゲスト出演。最近はYouTubeで気になるアーティストを見つけるとすかさずチャンネル登録をしています。SNSはこちら