最終更新: 2021年10月21日
ニューヨークのパンクバンド、Parquet Courts(パーケイ・コーツ)の6枚目となる新作アルバム『Sympathy for Life』がリリースされました。
『Sympathy for Life』はラフ・トレードからリリースされ、Pitchforkを筆頭に各音楽メディアから高評価を獲得しています。
目次
Parquet Courtsとは
Parquet Courts(パーケイ・コーツ)はアメリカ・ニューヨークを拠点に活動する2010年に結成されたパンクバンドです。
Parquet Courtsのメンバーはアンドリュー・サヴェージ(Vo./Gt.)、オースティンブラウン(Vo./Gt./Key.)、ショーン・イートン(Ba./Vo.)、マック・サヴェージ(Dr.)の4人組。
これまでに5枚のアルバムをリリースし、4枚目のアルバム『Human Performance』から名門レーベルのラフ・トレードと契約し、リリースしています。
Sympathy for Life
Parquet Courts(パーケイ・コーツ)の6枚目となる新作アルバム『Sympathy for Life』が2021年10月22日にリリースされます。
『Sympathy for Life』はThe xxやKing Kruleを手掛けたロデイド・マクドナルドとPJハーヴェイやDry Cleaningを手掛けたジョン・パリッシュの共同プロデュースで制作。
アルバムから先行曲「Walking at a Downtown Pace」、「Black Widow Spider」、「Homo Sapien」のミュージックビデオが公開されています。
Parquet Courts – “Homo Sapien” (Official Music Video)
Sympathy for Life作品紹介
ニューヨークと言えば洗練されたロックといった印象がありますが、Parquet Courtsの音楽はSpoonのような骨太のアメリカン・ロックといった印象を受けます。
伝統的なアメリカン・ロックの中でもガレージ・パンクに特化したのがParquet Courtsの音楽と言えます。
『Sympathy for Life』では彼らの得意とするガレージ・パンクと、下記のコメントにもあるようなダンスミュージックが合わさることで、新しい音楽性を獲得しています。
メンバーからのコメント
『Sympathy for Life』リリースに伴い、Parquet Courts(パーケイ・コーツ)のメンバーであるオースティン・ブラウンからコメントが届いています。
“「『Sympathy For Life』は、パーティーそのものに影響を受けているんだ。音楽の歴史を見ても、トーキング・ヘッズから『Screamadelica』に至るまで、素晴らしいロックのレコードには、ダンス・ミュージック・カルチャーと混ざり合って誕生したものが数多くある。俺たちもそういう要素を自分たちの音楽に取り入れようとした。」
-オースティン・ブラウン”
Parquet Courtsアルバム一覧
Parquet Courts(パーケイ・コーツ)の新作アルバム『Sympathy for Life』の国内盤は歌詞対訳と作品解説、ボーナス・トラック「Watching Strangers Smile」を収録しています。
アナログはグリーンヴァイナル、限定盤は特殊アウター・スリーヴ付で発売されます。
6thアルバム『Sympathy for Life』
発売日: 2021年10月22日
収録曲:
1. Walking at a Downtown Pace
2. Black Widow Spider
3. Marathon of Anger
4. Just Shadows
5. Plant Life
6. Application/Apparatus
7. Homo Sapien
8. Sympathy for Life
9. Zoom Out
10. Trullo
11. Pulcinella
12. Watching Strangers Smiles(ボーナストラック)
フォーマット:CD、アナログ
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5thアルバム『WIDE AWAKE!』
発売日: 2018年5月18日
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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4thアルバム『Human Performance』
発売日: 2016年4月8日
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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3rdアルバム『Sunbathing Animal』
発売日: 2014年6月3日
フォーマット:CD、アナログ
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2ndアルバム『Light Up Gold』
発売日: 2012年8月18日
フォーマット:CD、アナログ
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1stアルバム『American Specialties』
発売日: 2011年
Parquet Courtsプロフィール
“パーケイ・コーツは、この10年で最も重要なバンドの一つとして賞賛されてきた。長年にわたり、彼らは5枚の絶賛されたスタジオアルバムをリリースし、数え切れないほどのEPやシングルをリリースし、1,000回以上のライブを行ってきた。 彼らの影響は、ニューヨークの音楽シーンだけでなく、我が国をはるかに超えて反響している。”
Parquet Courtsの評価
““ヴォーカルのアンドリュー・サヴェージとオースティン・ブラウンのむずがゆいリリシズムが、ショーン・イートンとマックス・サヴェージの快活なリズムセクションとの好対照を成している”
– The New York Times“パーケイ・コーツは、特徴的なサウンドを保ちつつも、新たな一面を加えることができるバンドだ。頭が切れて、率直で、神経質なニューヨーカーたちと、のんびりしたテキサスの人たち、そして毎日が日曜日のようにはいかないことを理解している、日常を詩に謳う者たち、そんな彼らは、現在をフルに生きているからこそ、未来が見えているかのように見えるのだろう”
– Pitchfork“爽やかで賑やかなグルーヴをまとめ上げ、ギャングのようなボーカルの大合唱に合わせて一丸となっている。”
– Rolling Stone“パーケイ・コーツはカオスを満喫している。”
– FLOOD”
Parquet Courts代表曲(Youtube)
- Parquet Courts(パーケイ・コーツ) – Total Football
- Parquet Courts(パーケイ・コーツ) – Freebird II (Official Video)
- Parquet Courts(パーケイ・コーツ) – Almost Had To Start A Fight / In And Out Of Patience (Official Video)
ライター:yabori
BELONG Mediaの編集長。2010年からBELONGの前身となった音楽ブログ、“時代を超えたマスターピース”を執筆。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・後藤正文が主催する“only in dreams”で執筆後、音楽の専門学校でミュージックビジネスを専攻
これまでに10年以上、日本・海外の音楽の記事を執筆してきた。
過去にはアルバム10万タイトル以上を有する音楽CDレンタルショップでガレージロックやサイケデリックロック、日本のインディーロックを担当したことも。
それらの経験を活かし、“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行してきた。
現在はWeb制作会社で学んだSEO対策を元に記事を執筆している。趣味は“開運!なんでも鑑定団”を鑑賞すること。
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Twitter:@boriboriyabori