最終更新: 2021年11月4日
アメリカを代表するロックバンド、Spoon(スプーン)が10枚目の新作アルバム『Lucifer on the Sofa』をリリースします。
前作『Hot Thoughts』から約5年ぶりの新作となり、先行曲「The Hardest Cut」のミュージックビデオが公開されています。
目次
Spoonとは
Spoon(スプーン)はアメリカ・テキサス州、オースティンのロックバンドです。
バンドはブリット・ダニエルとジム・イーノを中心に1994年に結成されました。
これまでに9枚のアルバムをリリースしており、2008年に単独公演とフジロックで来日しています。
Spoonメンバー
現在のSpoonのバンドメンバーはブリット・ダニエル(Vo./Gt.)、ジム・イーノ(Dr.)、アレックス・フィッシェル(Key./Gt.)、ジェラルド・ラリオス(Gt./Key.)、ベン・トロカン(Ba.)の5人組で活動しています。
前述しているとおり、ブリット・ダニエルとジム・イーノは創設時からのメンバーですが、アレックス・フィッシェルは2013年の8枚目のアルバム『They Want My Soul』から参加。
ジェラルド・ラリオスとベン・トロカンはどちらもバンドのツアーに参加していましたが、2019年からメンバーとして活動しています。
Lucifer on the Sofa
Spoon(スプーン)は10枚目のアルバム『Lucifer on the Sofa』を2022年2月11日にリリースします。
本作は2018年からSpoonの地元であるオースティンにあるジム・イーノのスタジオでレコーディングされました。
『Lucifer on the Sofa』の共同プロデューサーはQueens of the Stone Ageを手掛けたマーク・ランキン、名作『They Want My Soul』を手掛けたデイヴ・フリッドマン、ジャスティン・ライセンが参加しています。
印象的なアートワークは雑誌『TIME』の表紙デザインを手掛けたエーデル・ロドリゲスが担当しています。
オープニングトラックはビル・キャラハンことSmog「Held」のカバー曲を収録。
『Lucifer on the Sofa』の国内盤は解説と歌詞の和訳はもちろん、ボーナストラックとして「Sugar Babies」が収録。
アナログは通常盤以外に数量限定でオレンジ・ヴァイナルも発売されます。
Lucifer on the Sofa作品紹介
Spoon(スプーン) – The Hardest Cut
Spoonが『Lucifer on the Sofa』のリリースを発表する前に、トム・ペティの「Breakdown」と「A Face in the Crowd」の2曲をカバーし、リリースしていました。
この2曲から聴こえてくるのは不要なものが何一つないシンプル極まりないロックでした。
それを受けて発表されたアルバムからの先行曲「The Hardest Cut」は一音でも足りないと、ジェンガのごとく崩れるスリリングなアメリカンロックです。
Spoonの新作アルバム『Lucifer on the Sofa』は27年という長いバンドのキャリアにおいてロックを追求し、今もなお新しいリスナーに思わせてくれる1枚になるでしょう。
Spoonリリース作品
10thアルバム『Lucifer on the Sofa』
発売日: 2022/2/11
収録曲:
1.Held
2.The Hardest Cut
3.The Devil & Mister Jones
4.Wild
5.My Babe
6.Feels Alright
7.On The Radio
8.Astral Jacket
9.Satellite
10.Lucifer On The Sofa
11.Sugar Babies (Japanese bonus track)
フォーマット:Mp3
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ベストアルバム『Everything Hits At Once: The Best of Spoon』
発売日: 2019/8/2
収録曲:
1.I Turn My Camera On
2.Do You
3.Don’t You Evah
4.Inside Out
5.The Way We Get By
6.The Underdog
7.Hot Thoughts
8.I Summon You
9.Rent I Pay
10.You Got Yr Cherry Bomb
11.Got Nuffin
12.Everything Hits At Once
13.No Bullets Spent
フォーマット:CD、アナログ
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Spoonバンドプロフィール
“スプーンは、海外の総合レビュー・サイト「Metacritic」の統計で、2000年代最も高い評価を得たバンドとなるなど、USインディ・シーンを語る上で最重要バンドの一つとして人気を集めている。同バンドは、初の全米トップ10入りを果たした2007年の『Ga Ga Ga Ga Ga』以降、2010年の『Transference』と2014年の『They Want My Soul』と2作連続で全米4位を記録している。同バンドは2017年、9作目となる『Hot Thoughts』をリリース。同アルバムは各メディアで“Best Albums of 2017”に選出され大絶賛された。”
Spoonの評価
““同世代の中でも屈指の名バンド”
– The Guardian“アメリカで最も尖ったバンドの1つ”
– The Times“大胆かつ非常にスマートなギター音楽を生み出す驚異的な才能”
– The FADER”
Spoon代表曲(Youtube)
- Spoon(スプーン) – “Don’t You Evah” (Official Music Video)
- Spoon(スプーン) – “Inside Out”
- Spoon(スプーン) – Hot Thoughts
ライター:yabori
BELONG Mediaの編集長。2010年からBELONGの前身となった音楽ブログ、“時代を超えたマスターピース”を執筆。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・後藤正文が主催する“only in dreams”で執筆後、音楽の専門学校でミュージックビジネスを専攻
これまでに10年以上、日本・海外の音楽の記事を執筆してきた。
過去にはアルバム10万タイトル以上を有する音楽CDレンタルショップでガレージロックやサイケデリックロック、日本のインディーロックを担当したことも。
それらの経験を活かし、“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行してきた。
現在はWeb制作会社で学んだSEO対策を元に記事を執筆している。趣味は“開運!なんでも鑑定団”を鑑賞すること。
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Twitter:@boriboriyabori