最終更新: 2023年4月12日
Decisive Pinkは、Angel DeradoorianとKate NVによる新しい音楽グループである。
シングル「Haffmilch Holiday」は大きな反響があり、The Guardianは“宇宙時代のダンスフロアの恍惚”と評した。
彼女たちは2023年6月9日にデビューアルバム『Ticket To Fame』をリリースする。
目次
Decisive Pinkとは
Decisive Pinkは、Angel DeradoorianとKate NVという2人のアーティストによる新しい音楽グループである。
グループの名前は、ロシアの有名な抽象画家ワシリー・カンディンスキーの絵画“Decisive Pink”にちなんで名付けられた。
AngelとKateは、お互いの個性を理解し合いながら、共同で曲を作っており、曲作りのプロセスがスムーズで、一緒に即興演奏することができると話している。
Decisive Pinkメンバー
Decisive PinkのメンバーであるAngel Deradoorianは、カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に活動しているミュージシャンである。
彼女は、2007年から2012年までDirty Projectorsのメンバーとしての活動しており、Deradoorianとしてソロ活動も行っている。
Kate NVは、ロシアのモスクワを拠点に活動するミュージシャン、ケイト・シロノソヴァによるソロプロジェクト。
彼女は元々、Sonic YouthやDinosaur Jr.などに影響を受けたオルタナティブ・ロックバンド、Glintshakeのヴォーカルとして活動していた。
Kate NVは、2012年から活動を開始し、これまでに5枚のアルバムをリリースしている。
Ticket To Fame
Decisive Pinkがデビューアルバム『Ticket To Fame』をFire Recordsから2023年6月9日にリリースする。
Decisive Pinkはシングル「Haffmilch Holiday」をリリースした後、熱狂的な反応があり、The Guardianは“宇宙時代のダンスフロアの恍惚”と評し、ニューヨークタイムズは“完全に催眠的”と評した。
彼女たちのデビューアルバムは、Kate NVの実験的なポップ志向と、Angel Deradoorianの異世界への嗜好を呼び寄せ、遊び心と抽象性に満ちたアルバムを作り上げた。
『Ticket To Fame』には、さまざまなテーマがあるが、その1つは、不確実な時代におけるコミュニケーションの方法である。
本作は、ケルンにあるお互いの友人のスタジオで録音された。
そのスタジオには、多数のアナログシンセサイザーがあり、Kateは「宇宙船のようなもの」と語っている。
また、Angelは、「シンセドームに入るのはとてもエキサイティングだった。私たちが使ったシンセをすべて覚えていないが、確かにProphetsの1つ、モジュラー、Juno、Jupiter、Rodeo、蜜蜂が描かれたシンセ、そしてKateが知っていた1980年代のシンセがありました」と話っている。
Ode To Boy
『Ticket To Fame』リリースに伴い、シングル「Ode To Boy」と、テクニカラーで溢れる新しい抽象的な80年代風のポップなMVが公開された。
Ticket To Fame リリース詳細
発売日: 2023年6月9日
収録曲:
1.Haffmilch Holiday
2.What Where
3.Ode To Boy
4.Destiny
5.Potato Tomato
6.Voice Message
7.Cosmic Dancer
8.Rodeo
9.Interludé
10.Dopamine
11.Dusk
フォーマット:Mp3
Amazonで見る
ライター:yabori
BELONG Mediaの編集長。2010年からBELONGの前身となった音楽ブログ、“時代を超えたマスターピース”を執筆。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・後藤正文が主催する“only in dreams”で執筆後、音楽の専門学校でミュージックビジネスを専攻
これまでに10年以上、日本・海外の音楽の記事を執筆してきた。
過去にはアルバム10万タイトル以上を有する音楽CDレンタルショップでガレージロックやサイケデリックロック、日本のインディーロックを担当したことも。
それらの経験を活かし、“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行してきた。
現在はWeb制作会社で学んだSEO対策を元に記事を執筆している。趣味は“開運!なんでも鑑定団”を鑑賞すること。
今まで執筆した記事はこちら
Twitter:@boriboriyabori