最終更新: 2025年12月13日
『333』制作の裏側
リリースが延びた理由
-まりりん:3月のワンマンの日に「Tohmei」の先行配信があって、その日のライブで“アルバム出します”と言っていましたよね。確かその時は“5月ぐらいに出す”と。
山田碧:(笑)。5月にはJUSTISEってイベントもあって忙しすぎて“無理だ”って(笑)。
-まりりん:それで10月にリリースというプレスリリースもさっき見返したら、何曲ぐらい入る予定ということしか書いてなかったので、直前まで何を入れてタイトルをどうするかとかも決まってなかったのかなと。
山田碧:マネージャーにも詳細をシェアしてなくて。今回ミックスを全部自分でやって、締め切りのギリギリまで……本当におしっこ漏らしました。 寝れなくて、1週間のうちに3、4回徹夜してミックスしてたら、おねしょした(笑)。
山崎健人:本当にリリースのデッドの4日ぐらい前だよね。“出せます”って言ってから、全部そのプレスリリースを調整して。でも結果的には良かったと思ってる。
山田碧:リリースが延びた理由は色々あるけど、自分でミックスしながら歌を録ってたら、変えたい部分がどんどん見つかっちゃって。エディットしてたら、いつの間にか時間が経ってた。 ボーカルをほとんど家で録ってるんですけど、今までのアルバムだとスケール感があるポップな感じだったけど、今回はこじんまりした歌が歌いたくて。それがハマってなかったから、コーラスをもうちょっと細かく入れなきゃいけないんだと思って。夏ぐらいからコーラスワークを作り始めて、入れ直したりして。それで時間がかかっちゃいました。
安齋草一郎:去年の8月、最初にレコーディングに入ってからだいぶ変わったよね。色んな場所で録って、ミックスし直して。8月に録ってる時は全くイメージの違う感じになったけど、結果、すごい良くなりました。
山崎健人:音作りとかも、レコーディングの時にある程度みんながイメージしたものをデータで碧に共有して、“俺はこういう風に弾こうと思ってる”っていうのをスタジオで試して。それが去年録ったやつで。じゃあ今どういう風に弾いてるかってなったら、やっぱりリリースするまでの間と、録った時のテンションが全く違って。でも、一つ音源として形に残したのであれば、それでいい。とにかく3枚目として、ああいう形で作品として残せたのは、本当に良かったなと。
山田碧:まあでもみんな、最後にこれを詰めてる時は呆れてたけどね(笑)。“いいんじゃない”しか言ってくれない(笑)。
宮崎良研:実際良かったからだよ。
山田碧:“いいね”しか言われないからこんなんでいいの?ってなって、また持ち帰ってずっと編集やってて。で、また送って“いいね”って言われて(笑)。ずっと自問自答してた。
山崎健人:碧にも言ったけど、風通しいいアルバムになったから、すごい良かったよ。純粋にいいなと思ったし、感想に関しては俺は1回も雑には言ってないから(笑)。せっかちな性格なのは俺も重々理解してるし(笑)。
山田碧:でもザキヤマが言ってくれなかったら、10月に出せてなかったと思うよね。ちなみに、今日も寝て起きてからずっと3rdアルバムのCD用のミックスしてたから。今回のリリースはサブスクだったから、Apple MusicやSpotifyは圧縮されたマスタリングがかかるからそれを見越して作っていて。今日1回終わったから、気が楽になりましたけど。
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