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最終更新: 2026年9月22日

こんにちは!BELONG Media編集部です。

いつも記事を読んでくれているあなたへ。「BELONG Mediaって、結局どんな人たちが記事を書いてるんだろう?」もしかして、ちょっと気になっていたりしませんか?

インタビューや音楽コラムは読んでいても、その書き手がどんな人なのかまでは、なかなか知る機会がないですよね。

そこで今回は、BELONG Mediaのスタッフであるyabori、滝田、わききの3人が、それぞれの夏フェスにまつわる思い出から語り合います。

サマソニ、あれは死にかけた

The Kooks、謎のしゃがめMC

夏フェスの思い出編です。
わきき
わきき
yabori
yabori
夏フェスの思い出は、いろいろあるけど、サマソニしか行ったことないんよね。その中で思い出について喋るとしたら、サマソニで死にかけたっていう話があって。二人ともThe Kooksってわかる?
分かります。
滝田
滝田
私分かんないです。
わきき
わきき
yabori
yabori
The Kooksは、Arctic Monkeysと同世代のイギリスのバンドなんやけど。彼らがセカンドアルバム『Konk』を出したのが2008年で。その2008年のサマソニの話なんよ。この頃の海外アーティストのライブって、よくわからん感じで毎回行ってたんよ。今みたいにYouTubeで予習できる時代でもなかったし。
今だったらYouTubeで予習できますよね。
滝田
滝田
yabori
yabori
そうそう。でも、当時はもう予習のしようがなくて、なんとなく音楽性から想像するくらいで。自分はモッシュで押されるのがそんな好きじゃないから、自分がライブ見る時ってだいたい中盤以降の少し落ち着いた位置なんよ。
中盤以降で見てるんですね。
滝田
滝田
yabori
yabori
The Kooksは、そんなに激しい音楽性じゃないから、余裕持って見れるやろと思って中盤ぐらいで見てて。そしたら当時、新曲だった「Do You Wanna」をやりだして。サビ直前で同じフレーズを演奏するんよ。聴いてた音源とちょっと印象違って、同じフレーズって何回も繰り返す感じなんやと思って。この後サビ来るんやろうなって構えてたら、ずっと同じフレーズばっかり繰り返すわけよ。

そういう感じの演奏をするんですね。
わきき
わきき
yabori
yabori
で、なんでこんなに繰り返すんやろうと思ってたら、ボーカルのルーク・プリチャードがMCで何か言ってて。周りの様子見てたら、どうも”しゃがめ”ってことらしくて。よくわからんけどみんなしゃがんでるし、じゃあ自分もしゃがむしかないから、そうしてて。バンドもみんなしゃがんだのを確認して、サビが一気にボーンって来て。みんなしゃがんでたのが、立ち上がって前にグッと詰めてきてて。自分からしたら「えー!」ってなるわけよ。めっちゃ押されて、中盤ぐらいにおったのに前方の方まで押し込まれて、圧死しかけたっていう😅
しゃがむっていうのはこのバンドの定番なんですかね。
わきき
わきき
yabori
yabori
わからん。そういうのは初めてやった。
“しゃがめ”ってライブで言われたことないかも。
わきき
わきき
yabori
yabori
滝田くんは、MCで促されてしゃがんだこととかある?
サマソニはないですね。日本のロックバンドだと結構ありそうですけど。それこそライジングサン(RISING SUN ROCK FESTIVAL)に行った時とかは、10-FEETやHEY-SMITHとか、あの辺は結構激しくてサークルモッシュとかあったんで、しゃがむっていう文化があってやった記憶ありますね。
滝田
滝田
yabori
yabori
それっていつぐらいの話?
それぐらいの近辺だったと思いますけど、2013年とかのライジングサンで、記憶あんまりですけど、しゃがむのはなんとなくありましたね。
滝田
滝田
しゃがむっていうのは、もう前に攻めていく準備っていうか、その流れの一つって事なんですかね。
わきき
わきき
yabori
yabori
そうなんちゃう。確かにサビが来たらみんな一斉に前に行くよなって。
すごい怖い(笑)。
わきき
わきき
yabori
yabori
危険行為やと思うよマジで。ヤバかったもん。そんな激しいバンドちゃうのに、それやってくるんやっていう😅
近年だと結構モッシュって禁止されてません?
わきき
わきき
yabori
yabori
されてるけど、その時はそんなに規制されてなかったんちゃうかな。2000年代後半はまだ、今ほど安全対策のガイドラインが厳しくなかった時期やから。
確かに。ここ10年、5年とか、コロナ前ぐらいから収まった記憶があります。
滝田
滝田
yabori
yabori
20年近く前やからね。

RUSH BALL 2002、初めての夏フェスで

20年近く前ですけど、私もこれはやばいと思ったことあります。
わきき
わきき
yabori
yabori
聞きたい!
yaboriさんの話聞いて今パッと思い出したんですけど、私、兵庫県出身なんで、初めて夏フェスに行ったのが中1の時の「RUSH BALL」で、神戸でやってるじゃないですか。
わきき
わきき
yabori
yabori
RUSH BALLって神戸やったっけ?
あっ今は泉大津フェニックスみたいですね。当時は神戸ポートアイランドでした。その頃はめちゃくちゃBUMP OF CHICKENにはまってて。その頃のチケットってネットとかじゃなくて、雑誌とかに記載されてる電話番号に電話かけて、いかに早くボタンを押してつなぐか、そういう時代でしたよね。
わきき
わきき
yabori
yabori
電話するの懐かしい(笑)。
そうですよね。全く繋がった試しがないし、繋がっても次に進まなかったりするので、BUMPのワンマンのチケットが取れなかったんです。今ぐらい大きな箱でやってたわけでもなかったので……でもめちゃくちゃ行ってみたくて。BUMPがRUSH BALLっていう夏フェスに出るらしいってことで、チケット代2枚で1万円ぐらいするのに、親に断りを入れずに勝手にチケットを取って、事後報告で多分後で払ってもらったと思うんですけど。お父さん送り迎えの元、私とお兄ちゃん2人で神戸まで行って。それが夏フェスも初めて、ライブも初めてだったんですね。だからライブ映像を観た事はあれど、そんな前方が危険な感じだっていうのを全く知らなくて。
わきき
わきき
あれは体験しないと分からないですよね。
滝田
滝田
はい。その時めちゃくちゃ流行ってたMONGOL800が出てきたので、前に行って観てみたいなってことで軽い気持ちで人が多い所に滑り込んでいったんです。そしたら曲が始まった途端にみんながギューッと前に行って体をぶつけ合って、私はもういきなりその波に飲まれて、わけがわからなくなって、まともに立つこともできない。誰かの足の上に立ってるみたいな感じになって。前後左右にギュッと人がいるから逆に倒れることもないんですけどね。ものすごい不安定な状態で、人の波に揺られるがままでめっちゃ怖くて。そしたら私のすぐ前にいた女の人が失神してこっちに倒れてきて。
わきき
わきき
yabori
yabori
マジか……。
周りの人がやばいってなって運び出していきましたけど、いつの間にかお兄ちゃんもいなくなってて。演奏の途中だったんですけど、必死に人の少ない後ろの方まで行って、そっからはもう怖すぎてBUMPは後ろの方で見ました。
わきき
わきき
yabori
yabori
恐ろしすぎるな……。
めっちゃ怖かったです。多分MONGOL800のお客さんも激しめだったんですかね。もうすごいわーって。
わきき
わきき
yabori
yabori
ちょっと今情報見てるけど、RUSH BALLは2002年やな。MONGOL800とBUMP、ART-SCHOOLが出てるな。Scoobie Doとか。
あ、そうです。あと奥田民生さんと東京スカパラダイスオーケストラも出てたはずです。
わきき
わきき
yabori
yabori
じゃあ2002年やな。もう20年以上前なのか。その頃の方がまだフェス文化ができてなかったから、もっとカオスやったんちゃう?
その2002年の映像を後でWOWOWか何かで見れたんですよ。そしたらHUSKING BEEの時とかお客さん何人かが輪になって手をつないですごい速度で回ってるみたいなのもあって。音楽は好きだけど、その輪の中にはきっと入れそうにないと思いながら見てました。
わきき
わきき
yabori
yabori
すごいな。昔の方がもっとカオスなんやな。
さっき言ってたコロナ前ぐらいまではそういう感じだったのかもしれないですね。
わきき
わきき

ライジングサンでの初ダイブ

yaboriさんの夏フェスでの怖い体験に続けて、僕も怖い思いした話、パッと思いついたの2個ぐらいありますね。1個は2013年のライジングサンで、大学4年生の時に初めてフェスに行って、連れが10-FEET見たいっていうんで、中盤ぐらいから見てたんですけど、ファンの勢いがすごくて。サークルモッシュだったりモッシュとかに巻き込まれて、生まれて初めてもうぎゅうぎゅうで、しんどくて。その圧とか混乱から逃れるためにダイブして、転がしてもらって、一番後ろでゆっくり見るっていう選択をしました。ダイブなんてしたことないんで、人の上に乗っかったら転がらなきゃいけないっていうのもわかんなくて、とりあえず上に乗せてもらって、みんな押してくれる感じかなと思ったら、おじさんに「お前、転がらないと邪魔だから行け!」って怒鳴られて。そうなんだと思って、もうしんどくてダイブした方が楽だなと思って、そのままダイブしたっていうのが初フェス、初ダイブでした。
滝田
滝田
yabori
yabori
滝田くんがダイブするってイメージないけどな😅

SUMMER SONIC 2023、熱中症とPALE WAVESの記憶

遅れました!ここから参加させてもらいますね。
まりりん
まりりん
じゃあまりりんさんが来たんで、フェスで死にそうだった時の話と、一番の思い出の話をしますね。死にそうだったのは、直近で言うと2023年のNewJeansの時ですね。僕、上京してからほぼ毎年サマソニ行ってるんですけど、NewJeansを初めて見る機会だったので、朝一から炎天下の中、前のグループから見てて。前の方で見たかったので、そこそこ前、前と中盤の間ぐらいで見てて。その時はもう塩タブレットも舐めまくってました。
滝田
滝田

あの年って、マリンステージ飲み物持ち込み禁止だったんですよね確か。あんな暑いのに。
まりりん
まりりん
そうです。あれ死ぬだろうなって。あの時期がコロナ明けて久しぶりだったから、暑さの感覚がちょっとつかめなくて。外なのに飲み物の規制があって。確かZOZOマリンスタジアムの球場なので、芝生に影響があるということで、スポーツドリンクとかは持ち込めなかったんです。水だったらよかったはずなんですけど。それで、僕もう死ぬ気で見てて、いざ出てきて、最初の方は前にガンガン行って、結構前の方で見れてたんですけど、前半終わってメンバーが一回はけて戻ってきてからが、もう倒れちゃうくらいフラフラしちゃって。熱中症になりかけてて。せっかく前だったんですけど、これはやばいなと思って下がって。下がったのはいいんですけど、その後の記憶があんまりなくて。なんとか耐えて、もう早く終われ、見たかったのに早く終われと思って。
滝田
滝田
yabori
yabori
(笑)。
救急車で運ばれる人が続出するぐらいの状況で。とりあえず自分はなんとか持ちこたえたんですけど、その後がPALE WAVESだったんですよ。PALE WAVESも見たかったので、もう見なきゃと思って。ちょっと人がはけてスペースができたら風が吹いてきて、それで回復したんですよ。ただもう入場制限がかかっちゃってたので、せっかくPALE WAVESが来日してやってくれてるのに全然人がいなくて。メインステージなのに、これだともうPALE WAVES日本に来てくれなくなるぞと思って、1人でちょっと盛り上げようと大きめにリアクション取って。
滝田
滝田

頑張ってる(笑)。
わきき
わきき
ただ10分20分ぐらいしたら入場制限も解けて、NewJeansファンもはけたので、ちょっとずつ人が入ってきて、PALE WAVESも盛り上がって、ライブが成功していい感じに成り立った時に、熱中症からのPALE WAVESっていう流れから盛り上がったのもあって、ちょっと軽く泣いちゃいました。
滝田
滝田
いろんなものを乗り越えて(笑)。
まりりん
まりりん
ああよかった、これでまた日本に来てくれると思って、というのが1個で。もう1個やっぱり一番記憶に残ってるのが、RISING SUN ROCK FESTIVALの名物になってた稲川淳二さんの怪談ですね。今はもうやってないんですけど、直近だと2017年に来てたみたいですけど、僕は2013年の初めてのライジングサンの時に見て。結構人が集まって、稲川淳二さんもやっぱり着物を着て怪談話を始めて。みんな、稲川淳二さんだからちょっと怖い話聞こうみたいな感じで話し始めるんですけど、野外で音質が悪くて何言ってるかわからなくて、それが最悪で。
滝田
滝田

野外ってことですか。
まりりん
まりりん
野外です、うん。みんな途中でいなくなっちゃって、それが一番怖かったですね。人がどんどん減っていくっていう。怖いなー怖いなーって。
滝田
滝田
yabori
yabori
いいオチだわ(笑)。

FUJI ROCKでまさかの体験

私1個、これは話したいって思い出があって。FUJI ROCK FESTIVAL’17に行ったんですよ。
わきき
わきき
フジロック2017って誰がヘッドライナーでしたっけ。
まりりん
まりりん
私が見た日はGORILLAZでしたね。そのGORILLAZの前にThe xxがいて。夏フェスに行くような友達が誰もいなくて、すごい仲良しの友達が「行きたいならついて行くから行きなよ」って言ってくれて。
わきき
わきき

優しい友達。
まりりん
まりりん
はい。その友達と2人で、新潟まで行って、なんとか会場に着いて。やっぱりフジロックって雨とか降ったりしますよね。The xxとGORILLAZは最後の方の出番だったので、それまでで私は結構疲れてしまって。見たいって意気込んできて、徐々に前に攻めていって、その2組は最前列で見たいっていう野望を抱いてたんですけど、途中で足が痛いし、トイレ行きたいし、喉も乾いたしで。
わきき
わきき
yabori
yabori
フェスあるあるや(笑)。
一度ポジションから抜けたらまた一番後ろから入り直すことになって、そうなるともう目当てを最前列では見れませんよね。真ん中ぐらいまで来てたけど、途中でくじけそうになって。行きたいって言った張本人がくじけそうなのに、一緒に来てくれた友達が「くじけるな!行くよ前に!」って言ってくれて。心強かったです。The xxもGORILLAZの曲も全然知らないのに。結果、The xxの前には一番前まで行けて。ある程度我慢すると、喉の乾きもトイレも忘れて、そのままThe xxを見て、GORILLAZを楽しんでたんですけど。GORILLAZのボーカルのデーモン・アルバーンが1回客席に降りてきたんですよね。
わきき
わきき
そうなんですね。
まりりん
まりりん
そう、その時は私たちがいる方向とは逆方向に行ったので、「うわあ、降りてきた」ってなったけど見えなくて。でも最後の方、確か「Clint Eastwood」の時だったと思うんですけど、その時にまた降りてきて、今度は私たちの方向に向かって来たんですよ。お客さんに手を伸ばしながら少しずつ横に進んでいってて、私たちのところに来た時に私も手を伸ばして、デーモンの手に触れたんですね。そしたらデーモンがパッとこっち見て、私にマイクを向けてきたんですよ。
わきき
わきき
yabori
yabori
マジで!?
でも私、そういう時に何を言えばいいのかわからなくて、固まっちゃって。デーモンがすごいニコニコしながらマイクを向けてくれてるのに、何も言えなくて。多分曲のアウトロみたいなところだったので歌うわけにもいかず、みんなこういう時何を叫ぶんだろうって思いつつ、何も思いつかずに石になってしまって。そしたらデーモンが横にいた私の友達にマイクを向けて、友達は「キャー!」って叫んで(笑)。それで満足したのか、デーモンは去っていきました。あれは本当にリアルな出来事だったのかなって後で思い返しながら、もしあそこで私が何かへたな言葉を叫んでいたら、フジロックのヘッドライナーのマイクに乗ってたんだなって、後でゾッとして震えました。
わきき
わきき
yabori
yabori
それ、ダイジェスト映像とかに大写しされるやつちゃう?放送とかでそういうシーンってめっちゃ写されるやん。
固まってる自分を見るのが怖くて見てないです。隣の友達の方が反応してるので、そっちが映ってるかも。
わきき
わきき
yabori
yabori
まさかの激レア体験やな。
そうなんですよ。だからそれ、いろんな人に自慢しました。BlurとかGorillaz好きっていう人がいたら「私ね、デーモンにマイク向けられたことあるんだよ」って(笑)。
わきき
わきき
yabori
yabori
自慢できる体験や!

編集後記

さて、いかがでしたか?

サマソニの人混みで死にかけた話から、稲川淳二の怖い話まで、飛び出すエピソードは予想以上にバラエティ豊かで、聞いている編集部一同も驚きの連続でした。

特に、今回初参加のわききは、中学生の頃に体験した夏フェスの洗礼を、今も鮮明に語ってくれました。そして、滝田は、熱中症になりかけながらも最後まで会場に残った粘りを見せてくれました。

一人ひとりの音楽との向き合い方が垣間見える、そんな時間になったと思います。

夏フェス編の後編はまりりんの話からスタートします!

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