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最終更新: 2026年11月1日

「あのTシャツ、どこ?」

「もう捨てたよ。あんた着てないから」

こんにちは!BELONG Media編集部です。大切にしまっていた一枚が、いつの間にか親に捨てられていた……。そんな悔しい思い出から、後編は始まります。

「思い入れのあるバンドTシャツ」をテーマに、BELONG Mediaのスタッフが語り合う座談会。

後編では、滝田くんの悔しい話に加え、NUMBER GIRLやNirvanaの思い出、そしてyaboriが2007年のサマソニで目撃した“赤いブルマ”の謎まで、盛りだくさんでお届けします。

Tシャツを親に捨てられた日

yabori
yabori
ほな、次は滝田くん、いってみよか。
僕は3枚送ったんですけど、全部無難なものになってしまいました。実は、このテーマをもらったときに思い出したエピソードがあって、今でも悔しくてしかたないんです。
滝田
滝田

志村さんの最後のツアーで買った一枚

yabori
yabori
何があったん?
高校のころ、フジファブリックが大好きだったんです。志村さんが生前最後にリリースしたアルバムが『CHRONICLE』で、ジャケットでは志村さんの頭にもふもふした犬が乗っているんですけど、そのアルバムのツアーを観に行きました。それが志村さんが亡くなる前の最後のツアーで、頭に犬が乗っているデザインがプリントされたバンドTシャツを買ったんです。
滝田
滝田
yabori
yabori
そうなんや。
その後、志村さんが亡くなって、本当に悲しかったんですけど、“あのTシャツ、買っておいてよかったな”と思って、しばらく大事にしていました。しかも、そのツアーを収めたDVDには、客席にいた僕の顔もちょっと映っているんです。最後の年のツアーに行けたことも含めて、自分の中ではすごく大きな思い出でした。実家に大事にしまっていて、着ることはなかったんですが、数年後に親に捨てられてしまって。“あのTシャツどこ?”と聞いたら、“もう捨てたよ。あんた着てないから”と言われて。もったいない!と思って、本気で泣きながら親に怒りました。小学生のとき以来でしたね、泣きながら怒るのは。
滝田
滝田
ライブTシャツは、着るだけが目的じゃないんです……。
わきき
わきき

復活一発目のNUMBER GIRL

そうなんですよ!時間が経った今になって、あのTシャツの貴重さがよけいに身にしみて。本当は、自分で撮ったそのTシャツの写真を紹介する予定だったんですが、もうないので紹介できなくて。とはいえ、NUMBER GIRLのTシャツも思い出の一枚です。再結成したNUMBER GIRLの、新宿LOFTでの復活一発目のライブも、チケットが当たって観に行けたんです。NUMBER GIRLも、フジファブリックと同じくらい思い出のあるバンドですね。
滝田
滝田

yabori
yabori
NUMBER GIRLもええよな!

映画『ソラニン』で見つけたNirvanaのTシャツ

あと、ちょっとタイムリーな話があって。少し前に、YouTubeのおすすめで、映画『ソラニン』のライブシーンとASIAN KUNG-FU GENERATIONの「ソラニン」を使った、ファンが作ったような動画が流れてきて、たまたま見ていたんです。そうしたら、高良健吾さん演じる種田がNirvanaのバンドTシャツを着ていて。“あれ、このTシャツ見たことある”と思ったら、僕、高校生のときに同じTシャツを着ていたんですよ。それがなんだかすごくうれしくて。
滝田
滝田

yabori
yabori
そうなんや!

Nirvanaを着ていたのに“いや別に”

高校のときに友達とバンドを組んでいて、高2のときに初めて地元のライブハウスでそのTシャツを着てライブに出たんです。そのときに1学年上の先輩から“滝田ってNirvana好きなの?”と聞かれて。何だったんでしょうね、そのときすごく尖っていたのか、Nirvanaのシャツを着ているのに、“いや別に”と答えてしまったんです。当時の認識として、Nirvanaってロック好きがみんな最初の入口として通るバンド、というイメージがあって、みんなと同じだと思われたくなかったのかもしれません。着ているのに“いや別に”と答えてしまった、という思い出です。
滝田
滝田
yabori
yabori
尖りはじめの滝田くんの話やな(笑)。Nirvanaの「Smells Like Teen Spirit」も貼っとくな。

ちょっと懐かしくもあり、胸がキュッとなる感じもあります。
滝田
滝田

てゆうかバンドTシャツ、何枚持ってる?

yabori
yabori
まず2人に聞きたいんやけど、バンドTシャツって何枚ぐらい持ってる?
ライブに行くたびに、けっこう買ってしまうんですよね。それと、滝田さんの話を聞いて思い出したんですけど、私もフジファブリックが大好きで、志村さんがいた頃の『TEENAGER』のツアーで買った、ロボットのTシャツをずっと持っているんです。たぶん実家のタンスにあるんですけど……ないかもしれません(笑)。滝田さんの話を聞くと(笑)。今回は手元にないので選びませんでした。あと、syrup16gの五十嵐隆さん(Vo., Gt.)が書いた習字のような文字で、黒一色の生地に“再発”とか“煎餅”とか書いてあるTシャツがあるじゃないですか。あれ、外では着ないのに、毎回買ってしまうんです。
わきき
わきき
yabori
yabori
そういうの買う人なんや(笑)。

買う人です。“患者”って書いてあるのがけっこうお気に入りで。姉が“煎餅”のを買っていたんですけど、それもめちゃくちゃいいなと思いました。
わきき
わきき
yabori
yabori
“煎餅”って、ほんまに書いてあるん?
そうなんです。そのときのアルバムの曲に煎餅が出てくるからだと思うんですけど。毎回そんな感じで、全部で20枚ぐらいあるんじゃないでしょうか。
わきき
わきき
yabori
yabori
けっこうあるな(笑)。ライブのたびに買ってるんやね。
パジャマとか、家でしか着られないとわかっていても、買ってしまうんですよね。
わきき
わきき
yabori
yabori
思い出やからね、そういうのは。

滝田は20枚ほど、yaboriは5枚

僕も20枚ぐらいですかね。けっこう持っています。社会人になってからは、ライブには行けていないけれど好きなバンドのTシャツも、Amazonで見つけて買ったりしていました。
滝田
滝田
yabori
yabori
ああ、そういうことね。それで言うと、自分はバンドTシャツって多分5枚ぐらいしか持ってないと思う。
意外ですね。
わきき
わきき
yabori
yabori
写真を送ったけど、Bloc Party、ASIAN KUNG-FU GENERATION、Cajun Dance Party、The Strokesとか、そんなもんやな。滝田くんが送ってくれたThe NovembersのTシャツのロングバージョンは、桃井も持ってるよ。
手刷りのやつですよね。僕は半袖のTシャツを持っています。
滝田
滝田

yabori
yabori
あと、桃井もsyrup16gがめちゃくちゃ好きなんやけど、あの手書き文字のやつは買ってなくて、そうじゃないほうを買ってる。
ちゃんと外でも着られる、ちょっとかっこいいバージョンもありますよね。
わきき
わきき

2007年のサマソニで見た、Bloc Partyの衝撃の“赤いブルマ”

yabori
yabori
送ったバンドTシャツがBloc Partyなんやけど、これは2007年のSUMMER SONIC(サマソニ)で買ったやつなんよ。2007年のサマソニは、トリがArctic Monkeysの回で、メインステージのトリの何組か前にBloc Partyが出てたんよ。初めてサマソニに行ったのがこの年で、Bloc Party目当てで行ったんよな。ちょうどセカンドアルバムの『A Weekend in the City』が出たころで、めっちゃ好きやったから。

初期メンバーのやつですよね。
わきき
わきき

細身でソリッドだった初期のBloc Party

yabori
yabori
せやな。ベースのゴードンと、ドラムのマットがおった時期のメンバーやな。最初のイメージは、かなり尖ってる感じで。写真を見てもらったらわかるように、全員細くて、すごくソリッドな音楽をやってたんよ。「Banquet」とか、まさにそんな感じやったな。

最初はみんな細身でしたもんね。
滝田
滝田

初めて観たBloc Partyと赤いブルマ

yabori
yabori
でも、Bloc Partyのライブを観るのはその時が初めてで、当時は今みたいにYouTubeでライブ映像を気軽に見られる感じでもなくて、どんなライブをやるのかよくわからんかったんよな。サマソニ大阪で、“Bloc Party出てくる、やっと観れる!”って観てたら、ボーカルのケリー・オケレケがとんでもなく短い丈の半ズボンを履いてて。半ズボンを通り越して、赤いブルマみたいなやつで。“え、何これ?この人、ブルマ履いてるん?”って。イメージと違う!って思って。ライブ自体は良かったんやけど、その後もずっと“あのズボン、何やったんやろう”って(笑)。このTシャツを見ても、あの衣装の気配は全然ないんやけど。結局、あの短パンはいまだに謎なんよ。
見たい。
わきき
わきき
yabori
yabori
画像を探してみたんやけど見つからんくて。ちなみに当時のライブはこんな感じだった。

yabori
yabori
でも、2007年のサマソニ大阪のBloc Partyは、確実に信じられんくらいの短パンやったんよ。他のライブ映像を見ると、服装は普通やと思うんやけど。それに、今はボーカルのケリーがめっちゃマッチョになってるんよ。

マッチョになったケリーとラッセル

あ、ボーカルと、あとこの細いギターの人も、めちゃくちゃマッチョになっていませんか?
わきき
わきき
なんか、西川貴教さんみたいですね。
滝田
滝田
yabori
yabori
そうなんよ……。ギターのラッセルやな。
面白いですよね。ロックミュージシャンって細いイメージがあるし、ちょっと不健康そうな人もいるのに、この2人は体を鍛える方向に行ったんだ、って。
わきき
わきき
yabori
yabori
当時とイメージが違いすぎるんよ。最近のアーティスト写真なんて、ゴリマッチョになったケリーがジャンプして写ってて、“どうしたん、これ”って思った(笑)。もはやなんか違うバンドを見てる気分っていう。
撮影:Charlie Pryor
すごく楽しそう(笑)。
わきき
わきき
yabori
yabori
ほんまに“何があったん?”って感じ。でも、ツアーをやるなら体を鍛えんと話にならん、っていうので、体を壊したのをきっかけにマッチョになるパターンは、ミュージシャンには結構あるんよね。“そのパターンかな”って思いつつ、自分を納得させる日々(笑)。
それまで全く筋トレをしてこなかった人が、一回筋トレに目覚めると、ものすごくハマる、っていうパターンなんじゃないですか。
滝田
滝田
yabori
yabori
そうかもね。しかもボーカルだけやなくて、ギターのラッセルも“お前もか!!!”みたいな。彼はドラゴンボールとか日本のアニメが好きなオタクやったはずなんやけど(笑)。

編集後記

さて、いかがでしたか?

「いや別に」と答えてしまった高校時代の滝田くんも、2007年のサマソニで“赤いブルマ(?)”を見たyaboriも、Tシャツの話になると、みんな話が止まりませんでしたね。

マッチョになったBloc Partyのケリーとラッセルの話にも、思わず笑ってしまいました。

最後に、RAMからの質問を。「オルタナを聴いていた人は、みんなJoy Divisionの『Unknown Pleasures』のTシャツを持っていて、まるで制服みたいだった。日本でも同じだった?」あなたの思い出も、教えてもらえたらうれしいです。

BELONG Mediaのこれからにも、よかったら注目していてくださいね!

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