最終更新: 2026年3月10日
映画でもアニメでもない。でも、気づいたら夜中までやめられない。
そんな映像コンテンツが、Netflixをはじめとするストリーミングサービスにはあふれています。今回のBELONG Media座談会では、あえてその”語られにくいゾーン”に踏み込んでみた。
ヤンキーだらけの恋愛リアリティショー、51歳のおじさんたちが中二のノリでカンフーを繰り広げるドラマ、そして世界的ヒップホップスターが審査員を務めるNetflixのオーディション番組。
3人それぞれが推す作品を持ち寄り、気づけば話は止まらなくなりました。
今回はまくら投げの話につづき、わききはおやすみで、まりりん、滝田、yaboriの3人でお送りします。
参加者:まりりん、滝田、yabori
滝田、『ラヴ上等』にまんまとハマる

yabori
今回はまりりんさんが”推したい映像コンテンツ”の話をしたいってことやったけど、これってどういう括りで考えてた?
そうですね。映画やドラマ、アニメってよく話題になるんですけど、そのどれでもない映像コンテンツって実はすごく多いじゃないですか。Netflixオリジナルの恋愛リアリティショーとか、好きだけど話す機会がないものがたくさんあるなと思って。気持ち的には「映画、ドラマ、アニメ以外」くらいのイメージでした。もちろん全部含めてでも大丈夫です。
まりりん
yabori
なるほど。じゃあ滝田くんから行ってみよう。
僕が考えてたのは恋愛リアリティショーか、あとはYouTubeチャンネルですね。Netflixだとどうしてもアニメ、ドラマ、映画に行っちゃうので。今回紹介したいのは年末にめちゃめちゃハマったのが『ラヴ上等』というヤンキーの恋愛リアリティショーです。
滝田
yabori
『ラヴ上等』?なんそれ!?
見ました!面白かったです。
まりりん
ヤンキー同士の恋愛リアリティショーなんですけど、1話目からいきなり出会い頭に机を蹴っ飛ばして喧嘩が始まるという(笑)。ネットで話題になってたのがきっかけで見たんですが、僕もともとリアリティショーってあまり好きじゃなくて。大学のとき、テイラー・スウィフトが主題歌のテラスハウスは見てたんですけど、そこまで興味がなかったんです。でもヤンキーの恋愛リアリティショーって初めてだなと思って見てみたら、ものの見事にハマってしまいました!
滝田
yabori
地元にいるようなヤンキーが出てくる感じ?
地元がヤンキーだらけだったので、距離感がちょっと近いんですよね。ミルクっていうメンバーが、ウブっぽいんだけど見た目がイカつい感じで。22歳で建築業をやってて、僕より年下なのになんか年上に見える(笑)。
滝田
yabori
ガテン系の感じってこと?
そうですそうです。あと、つーちゃんとかはめちゃめちゃ見た目が怖いんですけど、すごくピュアで一途で応援したくなるんですよ。でも何より面白かったのが、「水はヤベェだろ」という名言があって。
滝田
yabori
どういうこと?
Baby(ユリア)っていうすごく綺麗なメンバーがいて、ショーパブのような場所に行ったら演出で観客に水をかけるシーンがあって、それでガチギレしてしまうんです。自分の飲んでた飲み物をぶちまけてその場を出てしまって。周りが「どうしたどうした」と慌てると、「水はヤベェだろ」って。
滝田
yabori
名言やな(笑)。
それに対してお笑い芸人の永野さんが「グレムリンじゃん」って突っ込んで(笑)。永野さんはスタジオで映像を見ながらMCをやってるんですけど、その一言で僕も笑ってしまって(笑)。笑えるんですけど、こいつら本気なんだなっていう愛おしさもあってどんどんハマりました。
滝田
yabori
ヤンキーへの愛が芽生えてしまったと(笑)。
本当に彼らはまっすぐなんですよ!今年35になるんですけど、今だから面白く見られてるんだなと思います。同世代だったら地元のヤンキーはちょっと怖かったので。シーズン1はもう終わったんですけど、シーズン2が2026年内に配信決定らしいので、また盛り上がりそうですね。
滝田
yabori
第2弾始まったらまんまと見てしまうやつだ(笑)。まりりんさんはどうだった?
普通に面白かったです。最初の頃はみんなプライドを守るために張り合ってるなって感じがするんですけど、回を重ねてそれぞれのことを知っていくうちに、その背景がわかってくる感じが良くて。
まりりん
yabori
最後に卒業式みたいなものがあるってこと?
そうなんです。あの最後は僕、泣いちゃいました。舞台が山奥の学校「羅武上等学園」で、更生するイメージの共同生活なんですよ。だから最終回が卒業式みたいな感じになって。てかりん(ひかる)が最後に「いいですか」って話し始めて、もうすごいなと思って。
滝田
yabori
そういうやつ、クラスに1人は絶対おるよな。「このクラスでほんまに良かった(泣)」って言いだすやつ。
しかもみんなヤンキーなので(笑)、全員それ言うんですよね。
まりりん
yabori、『ラムネモンキー』と大森南朋への愛を語る

yabori
自分はNetflix入ってないから、テレビ番組なんやけど、二人とも『ラムネモンキー』っていうフジテレビのドラマ知ってる?
知ってますけど、見てはないです。
まりりん
yabori
主人公が3人いて、反町隆史とツダケン(津田健次郎)と大森南朋なんよ。二人とも南朋くん知ってる?
知ってますよ。でも、「南朋くん」って呼ぶ人初めて見ました(笑)。
まりりん
yabori
南朋くん、ホンマにめっちゃ好きやねん!!!ドラマの『私の家政夫ナギサさん』を見てからずっと好きで!『私の家政夫ナギサさん』で、南朋くんがおじさんの家政夫の役をやってたんよ。
そうだったんですか。
滝田
yabori
で、南朋くんがおじさん家政夫として主人公の家を掃除したり、料理を作ったりするんやけど、家政夫の契約を切られそうな時、捨てられた子犬のような目をこっちを見てくるのがたまらんくてハマった(笑)。で、いわゆる”オジキュン”ってやつやな(笑)。
(笑)。
まりりん
yabori
話を戻すと『ラムネモンキー』は、中学時代に映画研究部でカンフー映画を作っていた3人が51歳になって再会するんやけど、かつて過ごした街の工事現場で白骨遺体が見つかって、昔の顧問の女性教師が行方不明だったことを思い出し始める。その謎を3人が追いかけていくっていう話で。
面白そうですね。
まりりん
yabori
このキャストの組み合わせが絶妙で。南朋くんは映画バリバリの人、ツダケンは声優、反町はトレンディドラマの人っていう、同年代やけど、畑違いの3人って人選が面白い!
反町の主演ドラマって久しぶりですよね。これ聞かないと見ようと思わなかったんで、見てみます。
滝田
yabori
そうやで!51歳のおじさんパートと中2の頃のパートが交互に繰り返されて、過去の謎が解明されていくわけよ。50歳のおじさんが中二のノリと妄想を繰り広げるっていうのが見どころやな!
まりりん、『リズム+フロー』の面白さに目覚める

私は2人とはちょっと違うジャンルにしようと思って。Netflixのヒップホップのオーディション番組、『リズム+フロー』というのがあって。
まりりん
yabori
海外の番組?
そうです。シーズン1がすごく好きで、審査員がT.I.とチャンス・ザ・ラッパーとカーディ・Bの3人なんですよ。私、これを見るためにNetflixに入ったくらいで。2019年の配信で、ヒップホップが世界的に盛り上がっていた時期に、あのメンツで審査員を揃えてアメリカ全国からアマチュアラッパーを集めたオーディション番組なんです。
まりりん
yabori
すごいメンツ!
海外のヒップホップって、日本とは重みが全然違くて、本当にみんな生き様を乗せてラップで人生を変えようとしてるんですよ。競技も色々あって、フリースタイル、1対1のディスり合い、オリジナル曲とMV制作とか。フリースタイルでは圧倒的に上手かった人が、ディスり合いになると「パフォーマンスでも人を悪く言うことはしたくない」と言って全然うまくいかなかったり、そういうドラマがすごくいいんですよ。
まりりん
yabori
なるほど。それぞれのキャラクターがしっかり出てくるよな。
それと何より、カーディ・Bの人柄が本当によくて、めちゃくちゃファンになりました。チャンス・ザ・ラッパーはサマソニで見た直後だったので知ってたんですけど、カーディ・Bはこれで好きになって。彼女自身が苦しい環境から成り上がってきた人なので、参加者に対して本音で向き合うんです。「ここは良くなかったけど、ここは良かった」って、仕草も言葉も全部チャーミングで。
まりりん
yabori
そうなんや。審査員のキャラがいいと番組全体が締まるよね。滝田くんはこれ知ってた?
知らなかったです。カーディ・Bも、チャンス・ザ・ラッパーも、T.I.も2019年から2020年にかけて一番活躍してた時期で、それぞれ好きだったのになんで見てなかったんだろうと。Netflixのアルゴリズムがなぜか僕におすすめしてくれなかったです(笑)。
滝田
yabori
そうなんや(笑)。シーズンによってジャッジが変わってくるってこと?
シーズン1は最初はT.I.、チャンス、カーディの3人が地域ごとに参加者を探して、2次審査からは3人一緒にジャッジします。シーズン2はメンバーが変わっていて。でも私にはやっぱりシーズン1が一番よくて。ネタバレになるので優勝者は言わないんですけど、その人がそのままグラミー賞ノミネートのレベルで成功しているんですよ。
まりりん
yabori
マジか!海外ってこういうオーディション番組ほんまに多いよな。イギリスだと『ブリティッシュ・ベイクオフ』っていう料理コンテストや『ソーイング・ビー』っていう裁縫コンテスト番組とかもあって、日本にはあまりこの手の番組ってないよな。
そうですね。私は『リズム+フロー』以外だと『ビッグ・フラワー・ファイト』が好きで。花でとにかく大きな飾り物を作るという競技番組で、これも面白いですよ。
まりりん
編集後記
ヤンキーたちのピュアな恋愛模様から、50代の”オジキュン”ミステリー、そして人生を懸けたヒップホップ・サバイバルまで、見事にジャンルがバラバラな回となりました(笑)。
しかし、どの作品にも共通しているのは、人間臭さやリアルな感情が描かれていること。
滝田の「水はヤベェだろ」発言へのツッコミや、まりりんのカーディ・Bへの愛など、それぞれの熱量が伝わってきたのではないでしょうか。
皆さんもぜひ、週末の空き時間にチェックしてみてください!
BELONG Media編集部
インディーロックを中心に日本や欧米、アジアの音楽を取り上げる音楽専門メディア。“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行。
2021年、J-WAVEのSONAR MUSICににゲスト出演。2022年、英語版姉妹サイトA-indieを開設。
編集部メンバーの栄養源は、主にシューゲイザーやドリームポップから得ています。
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