最終更新: 2026年3月8日
BELONG Mediaのスタッフが日々の出来事や体験を語り合うこのシリーズ。
今回のテーマは、なんと、まりりんが実際に参加してきた「全日本まくら投げ大会in伊東温泉」!
かつて修学旅行の夜を彩った隠れ一大イベント“まくら投げ”。
それが今、独自のルールを持った本格的なスポーツ!?として進化を遂げているのをご存知だろうか。
静岡県伊東市で年に一度開催される「全日本まくら投げ大会in伊東温泉」は、浴衣を身にまとい、40畳の畳の上で真剣勝負が繰り広げられる熱狂のイベントだ。
今回は、実際にこの大会の予選リーグから白熱した戦いをくぐり抜けてきたまりりんのリアルな体験談を中心に、yabori、滝田とともにその奥深いルールや熱狂の裏側に迫る。
誰よりも枕投げに興味を持っていたわききは残念ながら、休日出勤により今回はお休み。
単なる遊びの枠を超えた、ガチすぎるまくら投げの世界へようこそ。

参加者: まりりん、滝田、yabori イラスト原画:フリダシ太郎
まりりん、ガチすぎる“まくら投げ大会”で激戦をくぐり抜ける
まりりんさん、今日は前に言ってたまくら投げ大会の話をどうしても聞きたいんやけど(笑)。参加してどうだった?
まくら投げ大会が気になりすぎて調べてみたんやけど、これって、ルールとかも結構いっぱいあったんやろ?
そうですね。でも基本は、大将が生き残ってれば勝ちって感じです。
リーダー的なのを一人選ぶってこと?「私が大将です」って、お互い知ってるってことなんかな?
そうなんや!で、まくらを投げる人と布団でガードする人がいるってこと?
魔の「先生がきたぞォ~」コール
リベロって呼ぶんだ。役割で何か名前があるってこと?
そうです。大将とリベロと、アタッカーとサポーターで構成されてます。
アタッカーとサポーターって何?ドッジボールとかだと、投げてきたボールをキャッチするやん。
まくら投げは、キャッチしたらダメで、全部避けなきゃいけないんですよ。少しでも体に当たったらアウトって言われて。サポーターは、場外に出たまくらを拾って場内に戻すんです。
なるほど。ちょっとルール読んだんだけど、「先生がきたぞォ~」みたいなくだりがあるんやろ?めっちゃおもろかってんけど、どういうことなんこれ(笑)。
それも結構重要で。「先生がきたぞォ~」コールをすると10秒間、コールをしたチームの大将以外、みんなその場で正座しなきゃいけなくて(笑)。大将は敵のエリアにあるまくらを拾って、自分の陣地に持ってこれるんです。まくらは全部で10個あるんですけど、全部拾えたら向こうは弾ゼロで、こっちは10個のまくら全部手元にある状態で試合を再開できるっていう。だから、その10個のまくらを同時に全部大将に向かって投げたら、大将も避けるの難しいみたいな。
あー、なるほどね。思いのほかルールがしっかりしてるんやな。もっとざっくりしてるもんだと思ってたわ。
ルールもしっかりしてるから、みんなガチでした。2日間、まくらの話しかしてないくらいな感じですよ(笑)。
まりりんさんはどのポジションで、どういうことしてたの?
大将はさすがに運動神経がすごいいい人じゃないと厳しいんで。リベロはずっと布団を掲げているので身長が高い人がいいっていうことで、私はサポーターとアタッカーをやってました。
サポーターとアタッカーっていうのは、交互に役割変えるってこと?
そうです。試合も3ラウンド制なので、その中でポジション変えることもできるし、何試合もあるんでその中で変えていきました。
イメージとしてはドッジボール版まくら投げってこと?
まあでも、多分一番ドッジボールが近いとは思います。掴んじゃいけないドッジボール。
ドッジボール苦手だったわ(笑)。滝田くんはドッジボールどうやった?
そうですね、避けるのが得意だったんで最後まで残る方です。
自分も逃げる方やってんけど、まりりんさんはドッジボールやったときどのポジションだった?小学校とか。
運動神経はそんなに良くないんで、すぐ当たって外野に行くか、最初から外野かのどっちかですね(笑)。
それはサポーターのポジションやな(笑)。で、試合と試合の間はどうしてたん?
試合と試合の間に1時間くらい時間があったんで、その間にもうずっと作戦を練り、他のチームを見て研究し、っていうのをやってました。
それで、予選は何試合したんだっけ?そこから決勝まで行ったってこと?
予選で3試合して、2勝1敗で次の日の本戦で負けたって感じです。いやでも2日目はストレート負けで、決勝リーグの中の予選敗退みたいな感じでした。48チームあるんで、半分よりかは上の、中の一番下のところって感じですね。
優勝チームとの覇気の違い

そんな感じなんだ。じゃあ優勝チームはめっちゃ強かった?
めっちゃ強いですよ。最初にデモンストレーションでやってくれたの去年の優勝チームだったんですけど、もう覇気が違いますね。
掛け声とかも全然ありますし、投げるまくらの鋭さが違います。単純に速いです。私がどんだけ投げても、なんかぬるっとした球になっちゃうんですけど、本当に直線で飛んできます。
そうなんや(笑)。なかなかレア体験やったな(笑)。
そうだと思います。でもこれ1回出た人、多分みんな「また出たい」ってなるイベントなんで、めっちゃおすすめです。
じゃあ今度、滝田くんとまりりんさんとわききさんの3人で行ってきなよ。わききさんも多分こんな話めっちゃしたかったって言ってたで(笑)。
でも本当に一番びっくりしたのが、まくら投げに行く2日前くらいにBASEMENT BARっていうライブハウス行ってたんですけど、そこで「今週末まくら投げ大会出るんだ」って話したら、「誰々くんもまくら投げストーリーにあげてたよ」って言われて。
一部だけですけど(笑)。私は直接の知り合いではないんですけど、共通の知り合いがいっぱいいる人で、「じゃあその人もまくら投げの参加者として行くのかな」って思って行ったら、めちゃくちゃ運営側で。なんかめっちゃライブハウス界隈の人がまくら投げの運営コアメンバーで。明大前でDJバーやってて、まくら投げの運営もやってて、「今度都内でまくら投げの練習会やろうと思ってるんだ」みたいな感じで。
主催は伊東市ですね。でも、まくら投げの第一人者みたいな感じの人が、”ミスターまくら投げ”って呼ばれてる人がいて。ミスターまくら投げの一派に、そのライブハウス界隈の人もいたみたいな感じで、結構長いことやってるみたいです。
そうなんです。そのミスターまくら投げはテレビのバラエティーとか、YouTubeでアイドルがまくら投げ大会をするぞみたいな企画にインストラクターとして出ることが結構あるらしいです。
本当にそうだと思います。開会式も伊東市の市長が来てて、昨年は「本当に皆様にご迷惑を」みたいな。地元の人たちが「市長が変わるとこんなまくら投げの待遇も手厚く変わるんだ」って言ってました。
本当にそうですよね。本当に今すぐまくら投げしたいくらいの気持ちでずっといます。あと1年かけて来年もっと強いチームにしなきゃっていう気持ちです。
マジか、そんなまくら投げ熱がすごいんや。参加したメンバーの人と、やり取りしてるん?
そんな頻繁にではないですけど、全然まだ繋がってるし、みんな「また来年出たいね」とは一応言ってます。練習はちょっとやっぱ場所が、体育館とか借りないといけないんで。あとまくら10個用意しなきゃいけないんですよ(笑)。
練習のしようがないよな。しかもそのまくらは寝る用のやつじゃあかんっていう(笑)。
参加賞でまくらはもらったんですよ(笑)。まくら持ってるんで持ち寄ればできなくはないなという。寝れもするけど、もはや投げる用のまくらですね。
編集後記・まくら投げの果てに
単なる遊びだと思っていた“まくら投げ”が、ここまで緻密なルールと戦略を伴うガチのスポーツ!?に進化していたとは驚きだ。
10個のまくらと「先生がきたぞォ~」コールが勝敗を分けるこの競技には、一度参加すると抜け出せない魔力があるよう。
様々なポジションと複雑なルールから生まれる戦術、ライブハウス界隈との意外な繋がりなど、非常に興味深い。
終わった直後から「今すぐまくら投げしたい」と言わしめるほどの熱狂を生むこの大会。
次回はぜひ、滝田くんやわききさんも含めたBELONG Mediaチームでの本格参戦レポートをお届けしたいところだ(笑)。
BELONG Media編集部
インディーロックを中心に日本や欧米、アジアの音楽を取り上げる音楽専門メディア。“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行。
2021年、J-WAVEのSONAR MUSICににゲスト出演。2022年、英語版姉妹サイトA-indieを開設。
編集部メンバーの栄養源は、主にシューゲイザーやドリームポップから得ています。
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