最終更新: 2020年5月16日

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JABBA DA HUTT FOOTBALL CLUB – Revenge For Summer Part.2(yabori)
そろそろ涼しくなってきた今日この頃ですが、今回は夏に逆戻りするような曲をご紹介。Jabba Da Hutt Football Clubというヒップホップクルーによる「Revenge For Summer Part.2」は、アーティスト名こそギャラクティックなものの、妙に地球での生活感のあるサマーチューン。ファンクベースの楽曲にラテンミュージックの融合、そしてKICK THE CAN CREW(懐かしい!)を思わせるラップの組み合わせは実にユニークだ。昨年から注目を集めているTokyo Health Clubらが所属するOMAKE CLUBというネットレーベルからデビューアルバムのリリースもあり、東京ヒップホップシーンの超新星たり得る存在になるのではないだろうか。

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HINDS – Chili Town(chappy)
以前、BELONGの新人特集で取り上げられて知り、彼女達のイマドキ女子感漂う風貌で唄うガレージロックな音に見事にはまったスペインからのガールズバンド、HINDS(元Deers)がデビューアルバム『Leave Me Alone』を2016年1月8日に発売すると発表。8月に公開された最新楽曲の「Chili Town」や、HINDSを知ったきっかけになった「Bamboo」も収録される他、Mac DeMarcoやThe Black Lipsから影響受けて作られた楽曲ばかりだそうだ。影響受けてるアーティストがまた良い。先月公開されたこちらの「Chili Town」も海辺を感じさせるようなサーフロックな音色と気怠げだが楽しそうに戯れて唄う彼女達から、今後もますます目が離せない。

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Yo La Tengo – Friday I’m In Love (木ノ下トモ)
“金曜日には恋に落ちるの”。そんなロマンチックな歌をあなたは知っていますか?
Yo La Tengoの新作アルバム『Stuff Like That There』に収録されているこの曲は、The Cureの名曲のカバー「Friday I’m In Love」。原曲が大好きで、あのキラキラした棘のあるサウンドも魅力的ですが、Yo La Tengoの世界観で奏でられるサウンドは柔らかで暖かくて、とても心地良いのです。夢を見てるような、恋をしているような、そんな感じ。カバー曲の魅力は、原曲を知って新しく音楽と出会う楽しさと、音楽の解釈の面白さを知ること。Yo La Tengoの曲はそれを教えてくれるはず。優しいサウンドとは対極なMVのファンタジー感。こちらも原曲のMVのめちゃめちゃ感と一緒に見てみてほしいです!

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Large House Satisfaction – やがて空に星と月(まりりん)
媚びない・ブレない・流されないクソ生意気ロックバンド、Large House Satisfactionのミニアルバム『SHINE OR BUST』がポップである。そう聞いて彼らもついにブレれてしまったか…と思っていた。8月にMVが公開された「Crazy Crazy」が意外とイケるとか言っていたら、発売前日にこれを聴いて一発でやられた。ストリングスのバラードがこんなに合うなんて!小林要司の優しく男らしい声と美しい歌詞に惚れ直した。ただ真っ直ぐでひたすらかっこよくて。なんだ、いつものLarge House Satisfactionじゃないか。思えば良いロックバンドは必ず良いバラードを持っているものだ。武道館やスタジアム級の会場で、荒々しい曲の合間にこの曲を演奏されたら泣き崩れる自信がある。やっぱりこの3人は何してもかっこいい。