最終更新: 2020年12月6日

Rens Ottink(PAUW)

Templesのサポート・ドラマーに抜擢

テンプルズ(Temples)がいよいよ待望のサードアルバム『Hot Motion』を9月27日にリリースする。

シングル曲 「Hot Motion」のMVが発表されたが、ドラマーが変わっていることに気が付いただろうか。

元ドラマーのサミュエル・トムス(Samuel Toms)がFat White Familyへ移籍し、現在は3人構成になったテンプルズ。

そこでドラムのサポートメンバーとして抜擢されたのがオランダ人のレンズ・オティンク(Rens Ottink)だ。今回はそんな彼にフォーカスを当ててみたい。

オランダのサイケバンド、パウ(PAUW)とは

レンズはオランダのパウ(PAUW)というバンドでドラマーとして活動している。

パウはブライアン・ポッツ(Vo./Gt.)、ルール・ブロマーズ(Ba.) 、セプル・ クレッツ(Key.)、そしてレンズ・オティンク(Dr.)の4人で構成されているサイケデリック・ロックバンドだ。

2015年にデビューアルバム『Macrocosm Microcosm』をアムステルダムのインディー・レーベル、Caroline Beneluxよりリリースしている。

そして2017年にはミステリー・ジェッツ(Mystery Jets)とのコラボEP『Bubblegum / High Tide』をリリースしており、お互いの曲をカバーし合うという面白い内容の作品だ。

そんな彼らのファーストアルバムはこれぞサイケデリックと言える作品となっている。

12弦ギターのリフから始まる「High Tide」や、リコーダーが民族楽器のように鳴り響き、透き通ったボーカルが魅力のシングル曲「Shambhala」など。

古典的と言えば古典的だが、フレーズのメロディーからは少し中華の香りも漂ってくるとても興味深いアルバムに仕上がっている。

テンプルズファンなら聴いてみて絶対に損はしないだろう。

ソロとしての顔を持つレンズ

テンプルズがオランダでライブを行った際にそのオープニングアクトとして選ばれたのがパウだった。

その時に知り合いになり、レンズに声をかけたとインタビューで語っている。

そんなレンズはソロとしても活動しており、自宅のレコーディングスタジオでレコーディングされたEP『Whale』を2018年にSNS上で発表している。

ソロ活動ではドラマーながらにボーカルやギター、ベースなども全て自身で演奏しているというから驚きだ。

サウンド面に関しても、インスタグラムなどで写真や動画を公開しているが、自宅スタジオにある豊富な機材でこだわりのサウンドを作り上げている。

ドラマーとしての実力はもちろん秀逸な彼だが、ファッションや風貌からも分かるようにかなりサイケデリックな人柄が垣間見られる。

この先テンプルズの正規メンバーとして活動するのか、それとも現在アルバムを制作中との噂もあるパウで本格的に活動するのか、どちらに転んでも楽しみな逸材だ。(Rio Miyamoto)

リリース情報

Whale - EP
Whale – EP

posted with amazlet at 19.09.24
TCB (2018-11-09)

収録曲:
1.Psychopath
2.Dream
3.Carrie
4.Satelite
5.Whale.

Macrocosm Microcosm by Pauw
Macrocosm Microcosm by Pauw

posted with amazlet at 19.09.24
Pauw
Imports

収録曲:
1.Memories
2.Today Never Ends
3.Visions
4.Glare
5.Intents
6.Shambhala
7.Abyss
8.High Tide

Pauw
Pauw

posted with amazlet at 19.09.24
Goomah Music (2014-11-29)

収録曲:
1.Shambhala
2.Abyss
3.Punch Drunk
4.A Siren

Music

Rens Ottink – Whale

Rens Ottink – Carrie

PAUW – Shambhal

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