最終更新: 2024年4月20日

1991年、音楽の歴史に新たな1ページが加えられた。

Nirvana(ニルヴァーナ)による『Nevermind(ネヴァーマインド)』のリリースである。

このアルバムはグランジ・ロックの代表作として高く評価され、オルタナティブ・ロックの潮流を大きく変えた。

ロックの金字塔ともいうべきこの作品は、30年の時を経た現在においても後続のミュージシャンに計り知れない影響を与え続けている。

今回は、そんな『Nevermind』に多大な影響を受けたというアーティストをコメントとともにまとめた。

現在のミュージシャンに与えた影響から、改めて『Nevermind』の影響力を感じ取ってほしい。

更新履歴
 2024年4月17日 4アーティスト(Wolf Alice、ASH、ティム・ウィーラー(ASH)、Dinosaur Pile-Up)追加

Nevermind

アルバム名 『Nevermind(ネヴァーマインド)』
リリース年 1991年9月24日
ジャンル グランジ、オルタナティヴ・ロック
レーベル DGC
プロデューサー ブッチ・ヴィグ、ニルヴァーナ
収録曲(詳細はクリック)
収録曲:
1. Smells Like Teen Spirit
2. In Bloom
3. Come as You Are
4. Breed
5. Lithium
6. Polly
7. Territorial Pissings
8. Drain You
9. Lounge Act
10. Stay Away
11. On a Plain
12. Something in the Way
13. Endless, Nameless (hidden track)

アルバムの概要

Nirvana(ニルヴァーナ)のセカンドアルバム『Nevermind』は、商業主義に傾倒したロックを一掃し、その地に無数の音楽の種を撒いた歴史的な名盤である。

1991年9月にリリースされたこのアルバムは、グランジ・ロックの代表作として高く評価され、オルタナティブ・ロックをメインストリームに押し上げた。

プロデューサーのブッチ・ヴィグによるポップでメロディックな仕上がりと、カート・コバーンの陰鬱な歌詞のコントラストが際立つ作品だ。

ロック史に残る金字塔的な1枚で、音楽的・文化的なアイコンとなった。

『Nevermind』から影響を受けたアーティスト

Wolf Aliceのコメント

Wolf Alice

コメント(クリックして非表示)

私たちみんな別々のものに夢中だから、Wolf Aliceのルーツって言われると分からないな。でも自分のことに限っていえば、ひとつはNirvanaの『Nevermind』。私はそのアルバムの歪んだコードがひたすら好き。そこにある音楽が出す深い悲しみや強い感情も。それでいて、とてもパワーに溢れていてキャッチーでしょ。このアルバムに出会ってから私は、重くひずんだ音を愛するようになったの。

👉️Wolf Aliceが語るデビューアルバム『My Love Is Cool』

ASHのコメント

ブリットポップバンドASH

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続いてNirvanaの『Nevermind』。このアルバムは本当にたくさんの事を教えてくれたアルバムで、僕らにとってどれだけ重要かという事を話すのは不可能だ。彼らは、他の誰よりも僕らにソングライティングについて教えてくれた。誠実と情熱、シンプルであるということを。

👉️ブリットポップバンドASHが語る8年ぶりの新作アルバム『KABLAMMO!』

ティム・ウィーラー(ASH)のコメント

Ashのティム・ウィーラー

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1枚目はNirvana『Nevermind』。僕が15歳の時に出てきたんだけど、それによって色んな音楽の扉が開かれたんだよね。あとはオルタナティヴミュージックを聴くきっかけでもあるようなレコードなんだよね。もの凄くエネルギーがあってパワフルで攻撃的なものもあるのに、ポップなメロディーもあるというのがあのレコードの素晴らしいところだね。あとはアーティストが自分を表現しているレコードだと思ったよ。

👉️Ashのティム・ウィーラーが語る音楽のルーツ「Nirvanaの『Nevermind』で色んな音楽の扉が開かれたんだよね」

Dinosaur Pile-Upのコメント

Dinosaur Pile-Up

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Matt:本当は10枚挙げたいんだけど、3枚挙げるとしたらWeezerの『The Blue Album』とNIRVANAの『Nevermind』、Foo Fightersの1st『Foo Fighters』だね。曲作りに関してはメロディーとサウンドという2つの面があるから、具体的にひとつに絞るのは難しいな。だけど、特に小さい頃からビートルズやキンクスとかビーチボーイズ、ABBAを聴いていたから、そういうのはヴォーカルやメロディーに影響を受けていると思う。他のサウンドの面では最初に挙げた3つのアルバムと90年代にレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとかスマッシング・パンプキンズを聴いていたから、そういうのも影響を受けているって思うよ。

👉️Dinosaur Pile-Up『Nature Nurture』インタビュー

Nevermindリリース詳細


発売日: 1991/9/24

収録曲(詳細はクリック)
収録曲:
1. Smells Like Teen Spirit
2. In Bloom
3. Come as You Are
4. Breed
5. Lithium
6. Polly
7. Territorial Pissings
8. Drain You
9. Lounge Act
10. Stay Away
11. On a Plain
12. Something in the Way
13. Endless, Nameless (hidden track)

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ライター:Tomohiro Yabe(yabori)
Tomohiro Yabe
BELONG Media/A-indieの編集長。2010年からBELONGの前身となった音楽ブログ、“時代を超えたマスターピース”を執筆。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・​後藤正文が主催する“only in dreams”で執筆後、音楽の専門学校でミュージックビジネスを専攻

これまでに10年以上、日本・海外の音楽の記事を執筆してきた。

過去にはアルバム10万タイトル以上を有する音楽CDレンタルショップでガレージロックやサイケデリックロック、日本のインディーロックを担当したことも。

それらの経験を活かし、“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行。

現在はWeb制作会社で学んだSEO対策を元に記事を執筆している。趣味は“開運!なんでも鑑定団”を鑑賞すること。

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Twitter:@boriboriyabori