最終更新: 2021年9月23日
目次
アジアン・インディーとは
アジアン・インディーとは日本を除く、東南アジア、東は韓国からモンゴルまでのバンドが生み出すインディーロックのことである。
いずれもメジャーレーベルとは契約せず、独立系レーベルもしくは自分たちでリリースしているバンドたちのことだ。
しかしながら韓国のHYUKOHの登場を皮切りにアジアン・インディーが盛り上がりを見せているという特集を以前、YOUTHWAVE ASIAという内容で記事化した。
本場の英米に匹敵するインディーミュージック、インディーロックを多数聴くことができる。
その特集から2年経ったが、アジアン・インディーの注目バンドは更に増え続けてきている。今回はそんなHYUKOH以降の注目のバンド5組を掲載する。
アジアン・インディーの注目バンド5選
folk9(タイ)
タイのバンコク発の4人組サーフ・ポップバンド、Folk9(フォークナイン)。2017年にデビューアルバム『Morning Day』をリリース。
まだ来日公演は行われてないものの、「Sunglasses」がYoutubeで100万回近く再生されている将来有望バンド。
代表作
ジャンル: インディーロック
Amazonで見る
I Mean Us(台湾)
I Mean Usは2015年に台湾の台北市で結成された5人組のバンド。彼らはSXSWへの出演経験もあり、2019年の7月に来日公演も実現した。
デビューアルバムからの先行曲「You So」のMVは既に全世界で34万回再生されている。
代表作
ジャンル: インディーロック
Amazonで見る
SURL(韓国)
日本のバンド、ミツメを敬愛する韓国のロックバンド・SURL(ソル)。彼らは韓国では数多くの賞を獲得し、Nulbarich韓国公演の前座に抜擢されるなど、大きな注目を集めている。また2019年に10月にセカンドEP『I Know』をリリース後、11月にはミツメがゲスト出演し、初の来日公演を行った。
代表作
ジャンル: インディーロック
Amazonで見る
My Writes(シンガポール)
シンガポールのインディー・ポップバンド、My Writes。彼らは2004年に結成し、2009年にデビューアルバム『It’s Okay, I’m With The Band』をリリースした。
活動休止の期間をはさみ、2019年11月『The Way Back: 12 Years of My Writes』をリリースした。
代表作
ジャンル: インディーロック
Amazonで見る
The White Tulips(中国)
中国は厦門(アモイ)出身のインディーロックバンド、The White Tulips。2015年にデビューアルバム『Fondle』をリリース。
彼らはラジオ上海の音楽評論家から“中国最高のノイズポップバンド”と絶賛され、2017年4月に来日公演も実現した。
代表作
ジャンル: インディーロック
bandcampで見る
台湾インディー音楽マップ
台湾のインディーカルチャーを紹介するブログ、Tapioca Milk Recordsが“台湾インディーズ音楽カオスマップ”を公開した。
“台湾インディーズ音楽カオスマップ”はオンラインホワイトボードツールを使用し、台湾のインディー音楽を一目で分かるようにしたものだ。
視覚的に台湾音楽に触れれるだけでなく、Spotifyなどの音楽アプリのアイコンをクリックすると曲も聴ける優れものである。
是非、この機会に台湾の音楽にどっぷりと浸ってほしい。
YouTube
- FOLK9 – แว่นกันแดด Sunglasses [Official MV]
- I Mean Us – You So (Youth Soul) [Official Music Video]
- SURL (설) – Cilla Official M/V
- My Writes – Red Tracks
- The White Tulips – TARDY (MV)
https://youtu.be/isCgu2MH2kY
インディーロック関連記事
- 2020年上半期、注目の邦楽・洋楽・インディーロックの新曲60選
- 東京のインディーロック・バンド、I Saw You Yesterdayが7インチリリース!
- インディーロック・アーティスト、Boy Pabloが新作アルバムリリース!
- 真似ようのないローファイさを持った宅録インディー・ロック・バンド、Gi Gi Giraffeが活動再開!
- 女性二人組がインディー・ロックを面白くする ARXX、Illiomote
- 全インディーロックファン必聴!Remember Sportsのデビューアルバム
- 京都のインディー・ロックバンド・ODDLY、My Writes、Takara Arakiの3組を紹介!
- タイラー・ザ・クリエイターが参加し、インディー・ロックから大きく舵を切ったSlow Hollows『Actors』
ライター:yabori
BELONG Mediaの編集長。2010年からBELONGの前身となった音楽ブログ、“時代を超えたマスターピース”を執筆。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・後藤正文が主催する“only in dreams”で執筆後、音楽の専門学校でミュージックビジネスを専攻
これまでに10年以上、日本・海外の音楽の記事を執筆してきた。
過去にはアルバム10万タイトル以上を有する音楽CDレンタルショップでガレージロックやサイケデリックロック、日本のインディーロックを担当したことも。
それらの経験を活かし、“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行してきた。
現在はWeb制作会社で学んだSEO対策を元に記事を執筆している。趣味は“開運!なんでも鑑定団”を鑑賞すること。
今まで執筆した記事はこちら
Twitter:@boriboriyabori