最終更新: 2020年5月16日


FOALS – Mountain At My Gates(yabori)
今やUKトップレベルのバンドとして、各地のフェスでトリをも務める程のバンドになったFOALS。彼らの新作『WHAT WENT DOWN』はアメリカ進出も視野に入れたような、強靭なビートとミニマルなシンセ使いという最新のトレンドも混ぜたギターロック。まさに勝ちにきたアルバムだと言っていい。思えば彼らのデビュー当時、『Antidotes』という悪趣味なジャケットと良く分からないリードトラック「cassius」を聴いた時は、セカンドを出す頃には“一発屋だったな・・・(遠い目)”と言われるのがオチかなと思ったものだったが、まさかここまでのバンドになるとは夢にも思わなかった。もうここまで来たのなら、もっとビッグなバンドになってサマソニのトリでライブを見てみたい!!

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Summer Heart – Nothing Can Stop Us Now(chappy)
スウェーデンを拠点に活動する優しいポップでチルウェイブ風の音楽が特徴的なDavid Alexander によるソロユニット、Summer Heartから新曲「Nothing Can Stop Us Now」が公開された。ユニット名通り、Summer Heartはどの曲も北欧らしい爽やかでいて甘美なメロディで、今回の新曲もすっと染み入り夏の始まりから終わりまでを柔らかくノスタルジーに締めくくってくれる。10月には新作アルバムもリリース予定で、いま着々と注目を浴びつつある。日本人の耳にも心地よく届くこと間違いないと思うので、これまでの楽曲も遡りながら彼等の優しい音色を堪能してみてほしい。


The Bohicas – Girlfriend (木ノ下トモ)
The Bohicasの待望のデビューアルバム『The Making Of』はもう聴きましたか?彼らの出す音!ドミニクの声!抜群に効果的なコーラス!緩急つけた楽曲の数々!どれをとっても格好いいにつきますね。今回はそこから1曲をご紹介。特に耳を引いた「Girlfriend」を。この曲の好きなところは、ギターに合わせるような歪ませた歌い方をするところ。時折入る鍵盤の音が懐かしさと物哀しさを誘います。歌詞を歌う間とリズムと韻の踏み方が絶妙で、それも好きな理由の一つです。アルバムはドミニクの声が曲に合わせてクリアにもダークにも変化して、飽きさせないところが素晴らしい。この曲を他の曲と比べながら、アルバムまるごと楽しんでみてください!

band-photo-the-school-by-simon-ayre
The School – I Will See You Soon(Kyupi)
待ってました!!!The Schoolのニューアルバム『Wasting Away and Wondering』が遂に12日にリリース(国内盤)されます。これがまた素晴らしく良さそうな予感がリードトラック「I Will See You Soon」から伝わってきます。ベルセバばりのキラキラ感と00年以降のガールズ•ポップ、例えばLucky SoulやThe Pipettesといえばインディーをこよなく愛するキミなら思わず反応してしまうこと必至です。そんな私はというとThese Dancing Daysを思い浮かべてしまいましたよ。いかがですか。このPVに写る若者の日常はそうですよ、あの頃のボクらなんですね。まだ心がガラスのように脆く崩れ揺れ動く青春のあの頃の想い出が思い浮かんでくるようで、秋の始まりに早速ちょっぴりと切なくさせてくれますよ。ノスタルジックで甘酸っぱい何とも言えないThe Schoolに少し恋をしそうになりますね。あーニクいなぁ。


Someday’s Gone – Ui (まりりん)
つい数分前にTwitterで名前を見かけて知ったバンド。軽い気持ちで聴いてみたら、何これとてもいいじゃないですか。インディーポップ最高。メロディーも声もすっと耳に入ってきて心地良い。Ykiki Beatに通じるものがあるが、それよりもソフトで大衆的な感じがする。適当な英語で口ずさみながら体を揺らしたくなる。プロフィールにカリファルニアの出身のウィリアムとヘンリーと…とあるが実際は宇都宮の日本人4人組らしい。ヘッダー画像ではボーカルが鼻に指を入れてるし、MVにも突然段ボールのお面が出てきたり、曲はおしゃれなんだけどおしゃれになりきれないところが取っ付きやすくて良い。並行して活動しているINKというバンドもMAEのフロントマンのプロジェクトSchematicの来日公演に出演した実績がある。まだ知名度は低いSomeday’s Gone、これから注目株ではないだろうか。

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