最終更新: 2020年12月6日

Laurel Haloとは

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photo by Phillip Aumann

会田誠の『切腹女子高生』をアートワークに使用したことで話題になったLaurel Halo(ローレル・ヘイロー)。

『切腹女子高生』をカバーに起用

Quarantine (HDBCD014)

『切腹女子高生』がジャケットとなったデビュー・アルバム『Quarantine』はいきなり英WIRE誌のアルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得し、主要メディアに絶賛され鮮烈なデビューを飾った。

『Dust』

その後も、エクスペリメンタル・テクノ作『Chance of Rain』などのアルバムを通し、高度なスキルと独創性を兼ね備えたポスト・インターネット世代の代表的アーティストとして注目を集めてきた。

2015年にHonest Jon’sからリリースされたアルバム『In Situ』を経て、再びHyperdubより『Quarantine』以来となるヴォーカル作『Dust』をリリース!

今回の発表と同時に、昨年〈Warp〉からデビューを果たしたLafawndahとサウス・ロンドンのシンガー兼プロデューサー、Kleinがヴォーカル参加した新曲「Jelly」を公開。

アーティスティックな映像と独創的な世界観に心を奪われる。

本作の作曲作業は、実験的な科学技術を使った作品、電子音楽やパフォーミング・アーツの発表/研究/作品制作の他、ワークショップやトークなどを行う施設として設立されたメディア&パフォーミング・アーツ・センター(Experimental Media and Performing Arts Center)、通称EMPACで行われている。

そこで様々な機材へアクセスを得たローレル・ヘイローは、制作初期段階を一人での作業に費やし、終盤では前述のLafawndahと、ニューヨークを拠点にパーカッショニスト兼画家としても知られるEli Keszlerを招き、セッションを重ね、2年間の制作期間を経て完成させた。

より洗練されたソング・ライティングとカットアップ手法、即興を取り入れた電子音が特徴的な本作には、その他、 Julia Holterや$hit and $hineのCraig Clouse、Zsのメンバーであるサックス奏者、Sam Hillmerのソロ名義 Diamond Terrifierなどが参加し、そのハイセンスな人選にも要注目。

リリース

Dust [帯解説・ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC551)
LAUREL HALO ローレル・ヘイロー
BEAT RECORDS / HYPERDUB (2017-06-23)
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