最終更新: 2026年6月7日

参加者:yabori(司会)、まりりん、わきき イラスト原画:フリダシ太郎

こんにちは!BELONG Media編集部です。
いつも記事を読んでくれているあなたへ。「音楽メディアの編集長が、最近こっそり別のことを始めていたら?」ちょっと気になってきませんか?
yabori、実は密かにある創作活動に目覚めていました。そしてそのルーツを辿ったら、意外な芸人にたどり着いたようです。
そこで今回は、BELONG Mediaのスタッフであるyabori(司会)、まりりん、わききの3人が、「推したい芸人・ネタ」をテーマに、じっくりと話してみることにしました。

目的は、普段音楽について語っている私たちが、どんな笑いのセンスを持っているかをこっそりお見せすること。

テーマ第1回目では、普段は音楽について語っているyaboriの、意外な一面を見て頂きましょう。
まずは手始めに、コントと創作のあいだにある、不思議なつながりについて語り合います。

1分小説と芸人の影響

yabori
yabori
最近1分小説っていうのを書き始めて。きっかけはテレビで又吉がプレゼンターをやってた『編成王川島 Season2』っていう番組で、いろんな人に1分小説を書いてもらうっていう企画があってん。そこにかが屋の加賀とさや香の新山が出てて、「仕事」をテーマに1分小説を書くっていう内容やって。加賀の書いたやつが面白くてさ。最後の一文で全部ひっくり返すような構成で、「おもろ!」ってなって。
かが屋って、加賀翔と賀屋壮也のコンビですよね。
まりりん
まりりん
yabori
yabori
そうそう。で、その時にふと思ったんが、漫才とコントって、多分ネタの作り方がそもそも違うんやろうなって。コントの方が1分小説に近い感じがして。
確かにそうかもしれませんね。コントってオチがはっきりしてないと成立しないけど、漫才は「ええ加減にして、どうもありがとうございました」って感じで、ちょっと違う終わり方しますもんね。
まりりん
まりりん
yabori
yabori
そうそう。漫才って、いろいろ喋って、わりと急に終わるよな。
「もうええわ」で急に終わりますよね(笑)。
わきき
わきき
yabori
yabori
最後の落とし方が全然違うなって思って。それで今回は、コントっていう観点で俺が一番影響を受けてる芸人の話をしたくてさ。小説の書き方とか世界観的に影響を受けてるのって、多分インパルスだと思う。

座談会3人

インパルスとモンスター

yabori
yabori
中学か高校くらいの頃、エンタの神様っていうテレビ番組をよく見てたんやけど、あの頃出てたのがインパルスとアンジャッシュ、ドランクドラゴンとか。その辺にかなり影響を受けてると思ってて。今になって思うと。インパルスのネタが面白いなと思って。久しぶりにこないだ見たのが、保健室のネタで。保健室っていうほのぼのした場所に、「実は保健室の先生がヤクザ」っていうハードコアな設定をぶち込んでくる。その感じが俺が1分小説で書きたいものに近いなって。
日常の中に突然ハードボイルドな要素が入ってくる感じですね。
まりりん
まりりん

yabori
yabori
そう!あとさ、前に『MONSTER』の話したやんか。浦沢直樹の漫画で。
おすすめ漫画の話した時ですね。
まりりん
まりりん
yabori
yabori
そう。インパルスのネタで『キセル』っていう不正乗車のコントがあってさ。堤下が駅員で、板倉が不正乗車して取り調べを受ける側なんやけど、板倉が「自分はヨハン・リーベルトです」とか言い出してさ。ヨハン・リーベルトって、『MONSTER』に出てくる天才的な悪役なんよ。
あ、あの金髪の男の子!
わきき
わきき
yabori
yabori
そう!あれ、板倉が『MONSTER』に影響を受けてたんやと思って。読んでる漫画の感じも近いんかなって。書き始めてみなかったら気づかへんかったな。
面白さのベースが似てるんですね。そういう要素を1分小説にも入れたいっていう感じですか?
わきき
わきき
yabori
yabori
そうそう。あとアンジャッシュみたいなすれ違いコントも書きたいんやけど、これが600字じゃ難しくてさ。すごい完成度やな、あれ、改めて見ると。
確かに、すれ違いコントって設定を精密に作らないと成立しませんよね。
まりりん
まりりん
yabori
yabori
ほんまそれ。久しぶりに見てやっぱり面白いなって再確認した。

さて、いかがでしたか?
好きなお笑いの話をするつもりが、コントと小説の構造論になっていた、yaboriらしい脱線っぷりでした。
特に、インパルスのネタから自分の創作スタイルのルーツを発見するという、書き始めてみないと気づかなかった話を聞かせてくれました。そしてそんな影響を受けているインパルスと、読んでいた漫画の趣味まで重なるという、ちょっと嬉しい発見も聞かせてくれました。
コントも小説も、日常にどんでん返しを仕込む遊び。yaboriの創作の核心が、少し見えた気がします。

次回のスタッフの小部屋は、「推したい芸人・ネタ」テーマの第2回目をお送りします。

BELONG Mediaのこれからに、よかったら注目していてくださいね!

 

BELONG Media編集部

インディーロックを中心に日本や欧米、アジアの音楽を取り上げる音楽専門メディア。“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行。

2021年、J-WAVEのSONAR MUSICににゲスト出演。2022年、英語版姉妹サイトA-indieを開設。

編集部メンバーの栄養源は、主にシューゲイザーやドリームポップから得ています。

SNSはこちら
デザイン:つでん
BELONGの“Discordサーバーをリニューアル✨
このサーバーは私たちが愛してやまないインディー音楽を世界に広めるための場所です。
リリース前の楽曲の先行試聴🎧やレビュー&情報共有✍、国内外のクリエイターと音楽制作🤝、ライティングなど、あなたのスキルでコラボしませんか?参加はこちら⏩ https://discord.gg/67T5evaBA5