最終更新: 2020年11月30日

バトルス(Battles)が新作アルバム『Juice B Crypts』をリリースし、AC部が制作した「Sugar Foot」のMVを公開した。

AC部が制作したバトルスの最新MV「Sugar Foot」はコロナ感染拡大に見舞われた現代を舞台に、ロボットがお祭りを繰り広げる奇想天外な内容となっている。

バトルスとは

バトルス(BATTLES)
バトルス(Battles)はユニークなアイデアと高い演奏力で、リスナーの度肝を抜く作品をリリースし続けるアメリカ・ニューヨークのエクスペリメンタル・ロック・バンド。

メンバーはキーボード、ギター、エレクトロニクスを担当するイアン・ウィリアムスと、ドラムのジョン・ステニアーの二人組。

もともとはタイヨンダイ・ブラクストン、デイヴ・コノプカが在籍し、4人組のバンドであった。

バトルスはこれまでに3枚のアルバム(『Mirrored』、『Gloss Drop』、『La Di Da Di』)をリリースしている。

メンバーの脱退

バトルスは2010年にタイヨンダイ・ブラクストンが脱退し、『La Di Da Di』リリース後の2019年にデイヴ・コノプカが脱退している。

Juice B Crypts

バトルス(Battles)が待望の新作アルバム『Juice B Crypts』のリリースすることを発表し、新曲「Titanium 2 Step」を公開した。

編成は変わっても生演奏とエレクトロニクスを完全に一つにし、一音一音が生きているかのごとくダイナミックなサウンドを作り上げた。

そんなバトルスの音楽はビヨンセやエリカ・バドゥ、ザ・ストロークスらを手がける、クリス・タブロンをプロデュースとミキシングに起用。

全世界で傑作と評価された『La Di Da Di』に負けず劣らず、凄まじい新作『Juice B Crypts』を仕上げた。

Titanium 2 Step

バトルスの新曲「Titanium 2 Step」では、ノー・ウェイヴ (1970年代後半から1980年代前半にかけてニューヨークでおきたパンク・ロックのサブカルチャー) のレジェンドで、

シーンの中でも特に異彩を放ったバンド、リキッド・リキッドのメンバー、サル・プリンシパトがヴォーカルとして参加している。

長年の拠点ではあるものの、作曲からレコーディングまですべての工程をニューヨークで行ったのは今作が初めていうバトルスにとって、

ニューヨークのレジェンドの参加は、完璧な作品を仕上げる上で、必要不可欠な要素だったとメンバーのジョン・ステニアーは語っている。

ユニーク過ぎるゲスト

本作にはその他、イエスの初代ヴォーカリスト、ジョン・アンダーソン、台湾のエクスペリメンタルロック・バンド、落差草原 WWWW (Prairie WWWW)。

ジャンルレスなスタイルで活躍するニューヨークの女性アーティスト、セニア・ルビーノス、アンダーグラウンド・ヒップホップ・ユニットのシャバズ・パレセズ。

ローファイでオーガニックな演奏と実験的なサウンドで知られるチューン・ヤーズ、

そして国内盤にのみ収録されるボーナストラックには、太鼓芸能集団「鼓童」のメンバー、住吉佑太らが参加している。

バトルス以外には考えられないユニークなゲストが参加している。

国内盤特典

バトルスによって通算4作目となる最新アルバム『Juice B Crypts』は、10月11日 (金) に日本先行でリリースされる。

国内盤にはボーナストラック「Yurt」を追加収録し、歌詞対訳と解説書が封入される。

また数量限定でオリジナルTシャツとのセット販売も決定。来日ツアーなど、今後も続々発表が予定されている。

Sugar Foot

バトルスとAC部のコラボMV
バトルス新作アルバム『Juice B Crypts』より、AC部が手掛けた「Sugar Foot」のMVを公開した。

AC部はgroup_inou「THERAPY」や西友の“未来は、ヤ◯イ。”など、シュールせ濃厚な世界観を得意とするクリエイティブチーム。

AC部が手掛けたバトルス「Sugar Foot」のMVはコロナに見舞われた現代の無念を晴らすべく、“大宇宙ロボット祭”がテーマとなっている。(2020年11月29日追加)

“今回公開されたMVは、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の影響で、オリンピックはおろか、世界中で多くの活動やイベントが制限されている2020年が舞台となっており、悔やまれながら中止になってし まったフェスやお祭りといったあらゆる催事やイベントの無念を晴らすべく描かれた「大宇宙ロボット祭」 がテーマとなっている。

尚、本作では日本のお祭りがモチーフになっている。地域の歴史と文化に根ざし『五穀豊穣』『家内安全』地 震や疫病などの災害から身を守る『防災祈願』といった様々な願いを込めて約400年前から続くお祭り文化。 そのスタイルは地域によって様々で、踊りながら神様に祈る地域もあれば、神輿を担いで町中を練り歩く地域もあるが、全てに共通しているのは「平和を願う」ということ。

しかし、2020 年は『疫病退散』が起源のお祭りも含め、ほぼ全ての祭事(催事)が中止となった。

このミュージックビデオには、残念ながら中止となったお祭りに代わって、世界中の音楽ファンやお祭り関 係者に勇気と希望を与え、少しでも楽しんでもらいたいというバトルスとAC部の願いが込められている。”

引用元:BATTLES / 海外でも注目度急上昇中のクリエイティブチーム『AC部』が手がける 最新ミュージックビデオ『SUGAR FOOT』公開!
(Beatink)

AC部からのコメント

バトルスの新曲「Sugar Foot」のMV公開に伴い、AC部からのコメントが届いている。(2020年11月29日追加)

“本作品は、現在、世界的に蔓延している疫病、新型コロナウイルスや、個人的に親しんできた80 年代ロボットアニメ、そして、日本を含め世界各地で中止になっている祭りなどををモチーフにしています。人類の進歩や発展、テクノロジーの進化などを信じたいという、希望を持てるような作品にしたいと思い制作しました。これを見て少しでも楽しんだり、元気を出したり、困難に立ち向かう希望のようなものになってくれると嬉しいです。”

引用元:BATTLES / 海外でも注目度急上昇中のクリエイティブチーム『AC部』が手がける 最新ミュージックビデオ『SUGAR FOOT』公開!
(Beatink)

Battles – Sugar Foot (Official Video)

リリース

仕様:

  • 国内盤CD BRC-613
  • 国内盤CD+Tシャツ BRC-613T
  • 国内盤特典:ボーナストラック追加収録/解説・歌詞対訳冊子封入

  • 輸入盤CD WARPCD301
  • 輸入盤2LP カラー盤 WARPLP301X
  • 輸入盤2LP WARPLP301

収録曲:
01. Ambulance
02. A Loop So Nice…
03. They Played It Twice feat. Xenia Rubinos
04. Sugar Foot feat. Jon Anderson and Prairie WWWW
05. Fort Greene Park
06. Titanium 2 Step feat. Sal Principato
07. Hiro 3
08. Izm feat. Shabazz Palaces
09. Juice B Crypts
10. The Last Supper On Shasta feat. Tune-Yards
11. Yurt feat. Yuta Sumiyoshi (Kodo) *Bonus Track for Japan
フォーマット:Mp3
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バトルス代表曲(Youtube)

  • Battles – Titanium 2 Step (feat. Sal Principato)
  • Battles – Fort Greene Park (Official Video)
  • Battles | Boiler Room London: Battles & Black Midi

BELONG Media編集部
BELONG Media編集部
インディーロックを中心に日本や欧米、アジアの音楽を取り上げる音楽専門メディア。“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行。最近はYouTubeで気になるアーティストを見つけるとすかさずチャンネル登録をしています。掲載アーティスト・プレスリリースの募集はお問い合わせから。