最終更新: 2026年8月7日
Man/Woman/Chainsaw結成の物語
-滝田:続いて、あなたたちの出会いについて教えてください。もともと、同じ学校に通っていたBilly WardさんとVera Leppänenさんの二人を中心にバンドが結成されたそうですが、そこから今の6人がどのように出会い、Man/Woman/Chainsawが結成されたのでしょうか。
全員:5人は学校で出会い、その後Billy WardがガーデンパーティでClioに出会い、その魅力的なヴァイオリンの腕を見込んで誘いました。Billy Doyleは、Veraが指を骨折してベースを弾けなくなったときに代役として加わったのがきっかけで、今となっては本当にありがたい出来事です。
-滝田:なぜ”Man/Woman/Chainsaw”というバンド名で活動しようと思ったのでしょうか。また、”Man/Woman/Chainsaw”というバンド名に込められた意味についても教えてください。
全員:Carol J. Cloverの著書『Men, Women, and Chainsaws』からインスピレーションを受けました。これはホラー映画における女性を描いたフェミニズム的なエッセイ集で、そこにスラッシュを加えてバンド名にしました。
強い絆で結ばれたバンドの日常
-滝田:あなたたちのSNSアカウントの投稿をいくつか見ました。その中で一番気になったのが、Instagramの写真です。メンバーそれぞれが仲睦まじく映っている写真が数多くあり、あなたたちの関係が良好であることを象徴しているかと思いますが、バンド内の関係性はどのような感じですか? バンドとして活動する上で意識していることはありますか? あなたたちの音楽からは数多くのバックグラウンドを感じることができますが、それらの要素が混沌とすることなく調和が図られているのは、バンド内の結束が堅いからではないかと思うのです。
全員:うわー、そうですね!もちろん、私たちは本当に仲の良い仲間です。これほど長い時間を一緒に過ごせるのは、良い友人同士だからこそだと思います。ツアーでまわっている時、移動中のバンの中でポップなヒット曲を聴くのが好きです。
-滝田:あなたの音楽を聴いていて真っ先に思い浮かべたのが、Black Country, New Roadでした。しかしながら、細部にはNirvanaやThe Smashing Pumpkinsのようなグランジであったり、Fiona AppleやThe Lemon Twigsのようなバロック・ポップ的なアプローチもあったりします。自分たちの音楽に影響を与えたアルバム3枚をあげるとすれば、どれですか。また1枚ずつ、どのような部分に影響を受けたかやエピソードがあれば教えてください。
全員:私たちの音楽的影響は幅広く、それが自分たちのサウンドにも表れています。
Clio:私のヴァイオリン演奏はクラシック音楽がルーツにあります。14歳のとき弦楽四重奏団に参加していて、シューベルトの『死と乙女』を演奏しました。Man/Woman/Chainsawに出会うまでは、それが自分にとって一番充実した音楽体験でした。その4つの楽章に表れているテーマやメロディは、今バンドのためにヴァイオリンパートを書くときのスタイルにも表れていると思います。フレーズをどう組み立てて、どう解決するかを教えてくれた作品です。本当に素晴らしいので、ぜひ聴いてみてください!
Emmie:バンドで演奏するスタイルに間違いなく影響を与えたアルバムは、サンファの『LAHAI』です。パーカッシブに使われることも多く、他の豊かな音の重なりの中に美しく溶け込むピアノの弾き方がとてもクールです。彼は本当に、極上の“耳のご褒美”になるフックを作るのが上手です。
Vera:これはほぼ答えられない質問だと思いますが、個人的に一枚だけ挙げるなら、ラナ・デル・レイの『Norman Fucking Rockwell!!』です。トップライン、特に歌詞がとても説得力があると感じます。とてもモダンでありながら、同時にクラシックな雰囲気も持っています。去年の夏、彼女のライブを見る機会があり、泣いてしまいました。
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