最終更新: 2026年8月28日

カバーとオリジナル

-わきき:そんな5人で結成されたThe Guest Listですが、TikTokで投稿したカバー動画が大きな反響を呼びましたよね。そういった中でオリジナル曲を作るのは、かなりプレッシャーがあったのではと想像します。実際にオリジナル曲を作り始めたとき、どんなお気持ちでソングライティングに向き合っていましたか?

The Guest List – Radiohead「Creep」カバー

カイ:カバーをやっていた時点で、すでにいくつか曲があったんです。カバー動画がちょっとバズった時には「161」と「Canada」という曲があって、これは今でも初期の楽曲の中でファンに人気があります。
自分たちが信じられる曲がすでに用意できていたのは、心強かったですね。
それ以降は、とにかく冷静でいることと、ソングライターとしてできるだけ自分自身を周囲から切り離すことを意識しています。曲作りに入るときは、プレッシャーや期待をなるべく気にせず、心のままに書き続けるようにしています。

The Guest List「Canada」 (Official Video)
EP『The Guest List』収録

マンチェスターという背景

イギリス・マンチェスター (クレジット:Pexels)

-わきき:続いて、マンチェスターという背景についてお聞きしたいと思います。マンチェスターのバンドと聞くと、The Stone Roses、Oasis、Joy Divisionなど、日本にも多くのファンを持つバンドが思い浮かびます。マンチェスター出身であることは、リスナーがThe Guest Listを知る入り口になると思います。
一方でカイさんは、「マンチェスターのバンドであることには誇りを持っているけれど、『マンチェスターのバンド』というだけの見られ方はされたくない」とも話していましたよね。他のマンチェスターのバンドと比較したとき、The Guest Listならではの強みやこだわりはどんなところにありますか?

カイ:マンチェスターで育った以上、そういったバンドを聴いて育つのは、特にバンドをやりたいと思うような人間にとっては避けられないことだと思います。
ただ僕らはそれと同時に、イギリス中、そして世界中のバンドを聴いて育ってきました。だから、彼らが僕たちのサウンドにとって唯一の影響源だとは言えません。
同じように、マンチェスターのシーンの中で活動してきたことも本当に役立っていますね。
地元にはたくさんのライブハウスがあって、しっかりとした草の根の音楽シーンがあります。そこでは、まだ知らないバンドのライブにもお客さんが足を運んでくれるんです。
新人バンドにとって、そういう環境に触れられるというのはとても大切なことです。
そういうものすべてが僕たちに影響を与えてきました。

Cai3
撮影 : Ted Orsenado

でも、他のバンドと何が違うかと言われたら、僕らの曲の作り方には自分たちならではのものがあると信じている、というところかな。
ベルゲンでマティアス・テレスと一緒に制作したことも影響していて、彼が手がけているノルウェーのアーティストたちのドリームポップの世界から、少し違うスパイスをもらいました。
曲を書くことと、それをレコーディングすること、その両方の面で、自分たちらしいひねりを加えて、他とは違うものにしようとしてきました。

The Guest List「Ruine」 (Official Video)
デビューアルバム『Something Real』収録

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