最終更新: 2022年8月28日
The View(ザ・ビュー)がより独創性を増して帰ってきた!
今年、バンド10周年を迎えるThe Viewが、新作アルバム『ROPEWALK』を2015年6月3日に日本先行リリースする。
目次
新作アルバム『ROPEWALK』
The View(ザ・ビュー)の新作アルバム『ROPEWALK』のプロデューサーはザ・ストロークスのアルバート・ハモンドJrとガス・オバーグ(ザ・ストロークス他)。
ミックスはジャスティン・ゲリッシュ(ヴァンパイア・ウィークエンド他)が手掛けている。
アルバート・ハモンドJr&ガス・オバーグとのコラボレーションによって、新曲「Marriage」ではThe Viewの新しい面が引き出された。
引き締まったファンク・チューンでカイル・ファルコナーのソウルフルなヴォーカルを聴くことができ、今作での来日公演に期待したいところだ。
また、The Viewがどうして『ROPEWALK』のプロデューサーとして、The Strokesのアルバート・ハモンドJrとガス・オバーグをプロデューサーに選んだか話している。
『ROPEWALK』へのコメント
“「なぜなら彼はザ・ストロークスのメンバーだからね!そして彼はそのことに飢えているようだった」とベースのキーレン・ウェブスターは語る。「彼のお父さんもソングライターだった」と60~70年代に活躍したアルバート・ハモンドSrについてシンガー / ギタリストのカイル・ファルコナーは付け加える。「しかも彼はザ・ストロークスのメンバーとして沢山のアルバムを作った。曲の裏も表も知っていると思ったんだ。だから彼が僕らと仕事をしたいと思ってくれたなんて本当に光栄なことだよ。多くのプロデューサーたちは実際の音を好む傾向にあるよね。それとは違って彼とガスは座って一曲一曲をじっくりと聴いていくんだ。こんな経験はしたことないよ」とカイルは語る。
より綿密なアプローチをとるのには良いタイミングだった。一つ目の理由は2015年はバンドにとって10周年の記念の年だからだ。アンセミックな曲と巨大で忠誠的なファンに支えられたバンドがダンディーから出てきて10年がたつ。「Wasted Little DJs」や「Superstar Tradesman」といったシングルがチャートを席巻し、デビュー・アルバム『ハッツ・オフ・トゥ・ザ・バスカーズ』はチャートで1位を獲得。マーキュリー・プライズにもノミネートされた。「その時のことはなんだかぼんやりとしているんだ。僕らはラジオのAリストのことすら知らなかったんだ。おまえらレディオ1のAリストにはいったよ、と誰かが言うんだ。で、すごいけどそれに何の意味があるの、と僕らは答えるんだよね」とキーレンは認める。しかし、彼らはすぐに仕事を学んだ。そうしなくてはならなかった。『ハッツ・オフ・トゥ・ザ・バスカーズ』からは3曲のトップ20ヒットが生まれ、「Same Jeans」は3位までに上り詰めた。彼らはツアーを続け、コンスタントに曲を書き、6年のうちに4枚のアルバムをリリースした。The Viewはこうして活動を続け、2013年にはベスト・アルバム『セヴン・イヤー・セットリスト』を作るに十分な曲を持っていた。しかもその頃、彼らはまだ20代の半ばであった。このベスト・アルバムがThe Viewが新たなアプローチで5枚目のスタジオ・アルバムに向かう為の別の理由でもあり契機ともなった。The Viewは現在、復活したザ・リバティーンズも所属するマネージメントに所属しているが、そんなマネージメントに見守られながら、カイル、キーレン、ギターのピーター・ライリー、ドラムのスティーヴン・モリソンの4人は自身を更に深く掘り下げ、初めてプロデューサーにクリエイティヴ・コントロールを委ねる決断をしたのだ。”
リリース
収録曲:
1. Under The Rug / アンダー・ザ・ラグ
2. Marriage / マリッジ
3. Living / リヴィン
4. Talk About Two / トーク・アバウト・トゥー
5. Psychotic / サイコティック
6. Cracks / クラックス
7. Tenement Light / テネメント・ライト
8. House of Que’s / ハウス・オブ・キューズ
9. Penny / ペニー
10. Voodoo Doll / ヴードゥー・ドール
※他、日本盤ボーナス・トラックを追加収録
プロフィール
“スコットランドのドライバラ出身。メンバーはカイル・ファルコナー(Vo/G/B)、キーレン・ウェブスター(Vo/B/G)、ピーター・ライリー(G)、スティーヴン・モリソン(Dr)の4人。パブなどでプレイするカバー・バンドを経て、18歳の時にThe Viewを結成した。2005年にライブ活動を開始し翌年には地元のダンディーのレーベルからEP『The View EP』をリリース。その後、バンドは地元でベイビーシャンブルズがライブをおこなった際、ピート・ドハーティにデモ・テープを渡し、それが契機となり、ザ・ストロークスやザ・リバティーンンズを手掛けたことで知られる元ラフトレードのA&R、ジェイムス・エンダコットが立ち上げたソニー傘下の1965レコーズと契約した。2007年、プロデュースにオアシス他を手掛けたオーウェン・モリスを迎えたデビュー・アルバム『ハッツ・オフ・トゥ・ザ・バスカーズ』をリリース。アルバムは全英アルバム・チャートで初登場1位を獲得し、プラチナム・セールスを記録。マーキュリー・ミュージック・プライズにもノミネートされた。また、アルバムにも収録された「ウェイステッド・リトル・DJ’s」は同年のNME AWARDでベスト・トラック賞を受賞した。2009年、バンドはオーウェン・モリスとカイルの共同プロデュースによるセカンド・アルバム『フィッチ・ビッチ?』をリリース。アルバムは全英チャートで4位を記録。2011年にはサード・アルバム『ブレッド・アンド・サーカシズ』をリリース。プライマル・スクリーム他を手がけたことで知られる元キリング・ジョークのYouthプロデュースによる同作は全英チャートで14位を記録した。2012年、バンドはクッキング・ヴァイナイルに移籍し、マイク・クロッシー(アークティック・モンキーズ、レイザーライト他)のプロデュースによる4枚目のアルバム『チーキィ・フォー・ア・リーズン』をリリース。アルバムは全英チャートで9位を記録した。”