最終更新: 2020年12月6日

前作より5ヶ月、2部作の後半『Two Hands』リリース!

2016年にデビューアルバム 『Masterpiece』をリリースし、瞬く間にインディーフォーク界で頭角を現したビッグ・シーフ。

翌年には2ndアルバム『Capacity』を発表し、辛口で知られるピッチフォークでは 8.3/10の高得点を獲得して“Best New Music”に選出された。

そして今年5月にリリースした3rdアルバム『U.F.O.F.』は、名門インディ・レーベル〈4AD〉 移籍第1弾にふさわしい作品となった。

前作と対となる作品

ビッグ・シーフは、本作と”対”となる前作『U.F.O.F』をワシントン州の森の中にあるキャビンの スタジオで作り終えたばかりだった。

『U.F.O.F.』”天”であるとすれば、『Two Hands』は”地”といったイメージになるのだそうだ。

前回の作品とは正反対の、地球、泥、そしてその下に埋まる骨となるアルバムになる必要があった。

それゆえ前作と真逆のレコーディング環境になる広大な砂漠の中にある南西部のソニック・ランチ・スタジオで行われた。

魂剥き出しのロックアルバム

曲の数々は、ほぼオーバーダブなしで、ライブでレコーディングされた。

2曲を除く全ての曲でライブ・ヴォーカルのみが使われ、乾いた空気にエイドリアンの声が漂い、これまでで一番剥き出しで繊細な仕上がりとなっている。

『U.F.O.F.』にも 関わっていたエンジニアのドム・モンクスとプロデューサーのアンドリュー・サーロの2人は、可能な限り直感的に、そして誠実的に生のエネルギーを捉えている。

こうしてバンドのありのままの姿を捉えた『Two Hands』という作品が完成した。

最新アルバム『Two Hands』は、10月11日 (金) にリリースされ、国内盤にはボーナストラック「Love In Mine」を追加収録し、歌詞対訳と解説書が封入される。

グラミーノミネート(11/24追加)


『U.F.O.F.』が第62回グラミー賞で、最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞にノミネート。

第62回グラミー賞の結果発表は日本時間2020年1月27日を予定している。

リリース情報

4AD0180CDJP [Analog]
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4AD0180CDJP
Beat Records (2019-10-11)

『Two Hands』
発売日:2019年10月11日
価格:¥2,200(本体価格)
レーベル:4AD / Beat Records
品番:4AD0180CDJP
仕様・特典:国内盤CD/ボーナストラック追加収録/解説・歌詞対訳冊子封入
収録曲:
01.Rock And Sing
02.Forgotten Eyes
03.The Toy
04.Two Hands
05.Those Girls
06.Shoulders
07.Not
08.Wolf
09.Replaced
10.Cut My Hair
11.Love In Mine(※ボーラストラック)

U.F.O.F. [解説・歌詞対訳 / オリジナルステッカー封入 / 国内盤CD] (AD0129CDJP)
Big Thief ビッグ・シーフ
BEAT RECORDS / 4AD (2019-05-03)
売り上げランキング: 98,815

『U.F.O.F.』
発売日:2019.5.3 ON SALE
発売元:4AD / Beat Records
品番:4AD0129CDJP
価格:¥2,200+税
国内盤特典:オリジナル・ステッカー封入
収録曲目:
1. Contact
2. UFOF
3. Cattails
4. From
5. Open Desert
6. Orange
7. Century
8. Strange
9. Betsy
10. Terminal Paradise
11. Jenni
12. Magic Dealer

プロフィール

Big Thiefのシンガー、Adrianne Lenkerは長年の音楽制作の上でのパートナーであり、ギタリスト&シンガーでもあるBuck Meekに数年前にブルックリンで出会った。

彼らはすぐに活動を共にするようになり、スプリットで作品をリリース。またAdrianne Lenkerはソロとしてアルバム『Hours Were The Birds』を2014年の1月にリリース。

高い評価を獲得している。その後、ベースのMax OleartchikとドラムのJames Krivcheniaが二人に加わり、Big Thiefは結成された。

2015年の夏、4人はアルバムのリハーサルを開始し、プロデューサーのAndrew Sarloとレイク・シャンプレーンにあるスタジオでレコーディングを実施。

「インテリジェントな物語と身もだえするようなメロディを持ったリアル・ジャーニー」とBig Thiefの大ファンであるSharon Van Ettenが語るデビュー・アルバム『Masterpiece』は完成した。

その後、バンドはSaddle Creekと契約。アルバムから先行で発表された2曲のシングル「Masterpiece」と「Real Love」は、Pitchforkをはじめとする各メディアから大絶賛され、2016年5月にはアルバム『Masterpiece』をリリース。

このアルバムは同年の年間ベストアルバム/トラックに様々なメディアで選出され、大きな評価を獲得した。

アルバムより「Not」公開

Big Thief – Not (Official Audio)