最終更新: 2021年4月5日

ジュリアン・ベイカー(Julien Baker)が3枚目となる新作アルバム『Little Oblivions』をリリースする。

新作アルバム『Little Oblivions』には、Boygeniusとして活動を共にしているPhoebe BridgersとLucy Dacusが参加している。

ジュリアン・ベイカーとは

ジュリアン・ベイカー(Julien Baker)
ジュリアン・ベイカー(Julien Baker)はアメリカ・テネシー州はメンフィス出身の女性シンガーソングライターである。

彼女は2014年にソロ活動を開始し、2015年にファーストアルバム『Sprained Ankle』をリリース。

2017年にIceageやKing Kruleらを輩出した名門レーベルであるマタドール・レコードと契約し、セカンドアルバム『Turn Out the Lights』をリリースしている。

また、ジュリアン・ベイカーはPhoebe BridgersとLucy Dacusとともに、Boygeniusとして活動している。

来日公演

ジュリアン・ベイカー(Julien Baker)来日公演
ジュリアン・ベイカー(Julien Baker)は2018年に初の来日公演を行い、東京・大阪ともに完売させている。

Little Oblivions

ジュリアンベイカー(Julien Baker)は3枚目となる新作アルバム『Little Oblivions』を2021年2月26日にリリースする。

新作アルバム『Little Oblivions』はジュリアンベイカーの地元であるメンフィスでレコーディングされ、ほぼ全ての楽器を彼女自身で演奏している。

アルバム参加アーティスト・スタッフ

また、『Little Oblivions』に収録されている楽曲「Favor」にはジュリアン ベイカーの盟友でBoygeniusで一緒に活動しているPhoebe BridgersとLucy Dacusも参加している。

本作のエンジニアはカルヴィン・ラウバー、ミックスはArcade FireやArctic Monkeysなどを手掛けてきたクレイグ・シルヴェイを起用している。

マスタリングはThe National『I Am Easy to Find』やTame Impalaの『The Slow Rush』を手掛けたグレッグ・カルビが担当している。

Little Oblivions収録曲

現在、ジュリアン ベイカーの新作アルバム『Little Oblivions』から、新曲「Hardline」と「Faith Healer」のMVが公開されている。

1月14日に公開された新曲「Hardline」のMVはジョー・ボーグマンが監督を務め、彼は本楽曲を下記のように語っている。

“600時間かけて「Hardline」に没頭し、曲を何千回も聴いた後でも、私はこの曲に感動させられる。このような切実な曲のためのビデオを作るのは、楽しく、僕にとって野心的な挑戦だった。”

引用元:ジュリアン・ベイカーの評価(Beatink)

また、Boygeniusの盟友であるフィービー・ブリジャーズ、ルーシー・ダッカスが参加した「Favor」のリリックビデオも公開された。(2021年2月4日追加)

ジュリアン・ベイカー(Julien Baker) – “Hardline” (Official Music Video)

ジュリアン・ベイカー(Julien Baker) – “Faith Healer” (Official Music Video)

ジュリアン・ベイカー(Julien Baker) – “Favor” (Official Lyric Video)

フィービー・ブリジャーズ、ルーシー・ダッカスからのコメント

Phoebe Bridgers(フィービー・ブリジャーズ)
Phoebe Bridgers(フィービー・ブリジャーズ)
ジュリアンベイカーの新作アルバム『Little Oblivions』より、「Favor」のリリックビデオ公開に伴い、盟友のフィービー・ブリジャーズ、ルーシー・ダッカスからのコメントが届いている。(2021年2月4日追加)

“「彼女の世界観はものすごく明瞭で、常に変化している。物事を批判的に考えられる人よ。彼女の音楽も同じように変化しているし、このアルバムは彼女の作品の中で一番好き。次のアルバムに対しても同じように感じると思うけどね。」
ーフィービー・ブリジャーズ

「ナッシュビルで”Favor”のヴォーカルをレコーディングした日、ボーイジーニアスのEPを録音した時と同じ雰囲気が感じられた。音楽を作るのは、ただ一緒にいたという自然な結果として生まれたもので、簡単なことだったんだけど、同時に、何にも代えることができない感じがする、稀な体験だった。この曲の、殺伐としているけれども繊細な友情の形を描いているところがとても好き。壊れた信頼関係から立ち直る様子が描かれているでしょう。真実は、壊されるべきものだけを壊すものであって、愛はその中には決して含まれないのだということに気付かされた。ジュリアンの人生と音楽に関われることは光栄なことだと毎回思っている。」
ールーシー・ダッカス”

引用元:フィービー・ブリジャーズ、ルーシー・ダッカスからのコメント(Beatink)

海外メディアの評価

“『Little Oblivions』に込められた全てのものが、あなたに何かを感じさせてくれる。
それは我々全員が必要としているカタルシスなのだ。- Uncut

ベース、ドラム、キーボード、バンジョー、マンドリンなど楽器の扱いを広げ、彼女の持ち味である正直で鋭いリリシズムと合わさっている。- Evening Standard
ジュリアン史上、最も印象的なアルバム – DIY

『Little Oblivions』はこれまでのキャリアにおいて、最も豊潤で、ポップさを意識した作品であるだけでなく、彼女の正直さが最も惜しげもなく表れている作品でもある – Rolling Stone

新たな自意識を持ちながらも、その情熱はそのままに、無垢なデビューをさらに超えて、さらに大きなものに向かって伸びていく稀有なセカンド・アルバム -The New York Times

超然としたヴォーカル、豊かなアレンジメトが、愛、喪失、機能障害、寛容についての赤裸々な感情が混ざり合う様子は衝撃的である -Sunday Times

ジュリアンのこれまでの若き人生を決定づけてきたトラウマたちが、耳から離れないメロディーと、彼女の物寂しいカントリー調の静かな歌声という形を通して果敢に反映されている- MOJO”

引用元:ジュリアン・ベイカーの評価(Beatink)

リリース

3rdアルバム『Little Oblivions』

発売日: 2021年2月26日
収録曲:
1.Hardline
2.Heatwave
3.Faith Healer
4.Relative Fiction
5.Crying Wolf
6.Bloodshot
7.Ringside
8.Favor
9.Song in E
10.Repeat
11.Highlight Reel
12.Ziptie
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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2ndアルバム『Turn Out the Lights』

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1stアルバム『Sprained Ankle』

フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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プロフィール

Julien Baker(ジュリアン・ベイカー)

“2015年最も高い評価を集めた作品の一つとされたデビュー作『Sprained Ankle』を、友人と共に若干18歳で作り上げ、希有のソングライターとリリシストとして大注目を集めたジュリアン・ベイカー。女性であること、同性愛者であること、クリスチャンであること、自身のアイデンティティーと壮絶な経験を通して、孤独や自己破壊への衝動、信仰とそこから生まれる葛藤を誠実にドキュメントした内容は、聴く者の心を打ち、その反響は拡がり続け、その年の多くの音楽メディアで年間ベストのリストに選出されるなど賞賛された。今年21歳となったジュリアンは、名門マタドールと契約”

引用元:ジュリアン・ベイカー(Julien Baker)プロフィール(Beatink)

ジュリアン・ベイカー代表曲(Youtube)

  • ジュリアン・ベイカー(Julien Baker) “Sprained Ankle” Official Music Video
  • ジュリアン・ベイカー(Julien Baker) – “Appointments” (Official Video)
  • ジュリアン・ベイカー(Julien Baker) – NPR Music Tiny Desk Concert

BELONG Media編集部
BELONG Media編集部
インディーロックを中心に日本や欧米、アジアの音楽を取り上げる音楽専門メディア。“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行。2021年2月、J-WAVEのSONAR MUSICにゲスト出演。最近はYouTubeで気になるアーティストを見つけるとすかさずチャンネル登録をしています。掲載アーティスト・プレスリリースの募集はお問い合わせから。