最終更新: 2024年5月6日
ニューヨーク出身のデュオ、MGMT(エム・ジー・エム・ティー)のデビューアルバム『Oracular Spectacular』は、ロックスターのライフスタイルをブラックユーモアを交えて風刺し、高評価と商業的な成功を収めた。
一方で皮肉にもこの作品が自身をスターへの階段を駆け上げるきっかけとなってしまった作品である。
ニューヨーク発の最も華やかでポップなアルバムと評価されつつ、原住民のような衣装に身を包んだアルバムカバーが印象的な本作に影響を受けたアーティストとは?
目次
Oracular Spectacular
アルバム名 | 『Oracular Spectacular(オラキュラー・スペクタキュラー)』 |
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リリース年 | 2007年10月2日 |
ジャンル | サイケデリックポップ、サイケデリックロック、インディーポップ、インディーロック、エレクトロニックロック |
レーベル | Columbia、RED Ink |
プロデューサー | デイヴ・フリッドマン、MGMT |
Oracular Spectacularの概要
MGMT(エム・ジー・エム・ティー)のデビューアルバム『Oracular Spectacular』のレコーディングにはFlaming Lipsとの仕事で知られる名プロデューサーのデイヴ・フリッドマンが参加している。
もともとTalking Headsに影響を受けたヘロヘロなインディー・ポップを演奏していたアンドリューとベンのサウンドは、デイヴ・フリッドマンのサウンドマジックで大進化を遂げ、ダンスミュージックのファンをも取り込んだ。
ディスコ調の「Electric Feel」、アコースティックの「Pieces of What」など多彩な楽曲が並び、前衛的でありながら親しみやすさもある作品へと昇華し、幅広いファン層を獲得する作品となった。
『Oracular Spectacular』から影響を受けたアーティスト
The Japanese Houseのコメント
HAPPYのコメント
PLASTICZOOMSのコメント
まとめ:Oracular Spectacularが与えた影響
MGMTの熱狂的なサイケデリックサウンドと親しみやすいポップセンスを兼ね備えた革新的なデビューアルバム『Oracular Spectacular』は、リリース以降、サイケデリックロックとエレクトロニカの枠を超えて多くのアーティストに影響を与えた。
The Japanese House、HAPPY、PLASTICZOOMSといった後続アーティストからのコメントに見られるように、本作品はエレクトロニック・ミュージックに興味を持つきっかけとなった。
ロック色の強い音楽スタイルにエレクトロニカの要素を取り入れる新たな道を開いた画期的なアルバムであり、今日まで影響を与え続けている。
Oracular Spectacularリリース詳細
発売日: 2007/10/2
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ライター:Tomohiro Yabe(yabori)
BELONG Media/A-indieの編集長。2010年からBELONGの前身となった音楽ブログ、“時代を超えたマスターピース”を執筆。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・後藤正文が主催する“only in dreams”で執筆後、音楽の専門学校でミュージックビジネスを専攻
これまでに10年以上、日本・海外の音楽の記事を執筆してきた。
過去にはアルバム10万タイトル以上を有する音楽CDレンタルショップでガレージロックやサイケデリックロック、日本のインディーロックを担当したことも。
それらの経験を活かし、“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行。
現在はWeb制作会社で学んだSEO対策を元に記事を執筆している。趣味は“開運!なんでも鑑定団”を鑑賞すること。
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Twitter:@boriboriyabori