最終更新: 2026年7月10日

島国であること、そしてツアーという挑戦

撮影:Ted Orsenado

-まりりん:日本もオーストラリアも島国ですよね。音楽シーンが内向きになりやすいというか、閉じた空間になりやすいと感じることはありますか?

メイジー:うーん、少しはあるかな。みんな顔見知りみたいな感じで、シーン自体はすごく素晴らしいんだけど、コンパクトで。それに、外に出るのはやっぱり難しくて。今はツアーのコストが本当に大変で、移動費も生活費も何もかも上がっているから。でも、それが今私たちが挑戦していることで、新しい場所に出ていきたいという気持ちがすごく強い。

秋山:オーストラリアって、同じ英語という言語でつながっているアメリカやイギリスと精神的な距離が近いと思いますか?それとも地理的に近いインドネシアなどのアジア圏のほうが近いと感じます?

メイジー:個人的には、アジアは今回が初めてで、正直すごく旅行気分(笑)。イギリスは距離的には一番遠いけど、文化的にはたぶん一番近いと思う。アメリカとも近い部分はあるけど、少し違う感じ。でもオーストラリアって若い国だから、そのぶんいろんな文化が混ざり合っていて。日本と同じ左側通行でもあるし、いろんな共通点があるよね。

秋山:そうそう、それが共通点ですよね。

徳島の酒蔵とロンドンScalaでの一夜

撮影:Ted Orsenado
-まりりん:今回のジャパンツアーに徳島が含まれていてびっくりしました。しかも会場が酒造メーカー(三芳菊酒造 Miyoshikikushuzo)というのもユニークですよね。これまで印象に残っているライブ環境というのはありますか?

メイジー:徳島のお酒の蔵元については、オーナーさんがオーストラリアに来てくれたときに出会って、バンド名とツアー名をお酒のボトルに刻印してもらうことになったみたい。ツアー全体のブッキングはトシさんがやってくれているので、詳しくは私にはわからないんだけど(笑)。印象に残っているライブ会場といえば、去年の11月にロンドンのScalaでやったショーケースが、これまでで一番大きな単独公演だったよ。オーストラリアでやったものも含めて、あれが今のところ最大規模で、だいたい600人くらいいたと思う。すごく特別な夜だったね。

秋山:Scalaはいい箱ですよね!。以前、KIKAGAKUMOYOのライブを観に行きました。

メイジー:そうなの!すごいね。

下中:僕らで一番記憶に残っているのはインドのフェスティバルです。2年くらい前だったかな。バングラデシュに近い何もない場所で、行くのに24時間くらいかかって。4日間で7時間しか寝られなくて。

秋山:フェス会場への道が1本しかないんですよ。何千人もの人が同じ道を使うから、自然に4、5列車線ができあがっていて。そこに政治家の車が来て、強引に道をこじ開けて通るんです。フェスのホストが政治家らしくて。

下中:ステージのセッティングがギリギリまで終わっていなくて、安全ロープなしでスタッフが足場の上で作業していて。何故かサウンドチェック中にギターの嘉本にロケット花火が直撃したんですよ。怪我はなかったんですけど(笑)。

-まりりん:(笑)。メイジーさん、それに匹敵する体験はありますか?

メイジー:インドのフェスには、私たちも呼ばれたことがあるよ。メールが来て。

下中:いいね!何ていう名前のフェスですか?

メイジー:Cherry Blossom Festivalというフェスだったと思う。でも、あなたたちの話には絶対に勝てない(笑)。

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