最終更新: 2026年7月10日
音楽的な共鳴、そして影響を受けたアーティストたち

-まりりん:今夜一緒にライブをすることになりますが、お互いの音楽を聴いてみて、どんな共通点や共鳴を感じましたか?
メイジー:すごく近いと思う。音楽が似ているというよりも、私たちのファンとDYGLのファンが重なるんじゃないかな。インディーロックという大きなくくりの中で確実につながっている感じがする。
秋山:The Belair Lip Bombsの音楽を聴いたときに、なんというか、アジアのロックにも近い雰囲気を感じたんです。メロディ運びなのか、ギターワークなのか、どことなく共通点があるような気がして。みなさんの音楽的な影響源はどんな感じですか?
メイジー:難しい質問だね。私たちは本当に幅広く聴いていて、絶対にこれ、という一つの音楽やバンドがあるわけじゃなくて。UKのクラシックロックはもちろん聴くし。DYGLはどんな感じなの?
秋山:僕はThe LibertinesとかThe Strokesみたいなポストパンクリバイバルの時代の音楽から音楽を聴き始めて、そこからクラシックな方向に行ったり、コンテンポラリーな方向にも広がって。最近好きなのはWater From Your Eyesというバンドです。
メイジー:あ、Water From Your Eyesいいよね!確か今年の3月にオーストラリアに来てたよ。
秋山:いいね!
メイジー:そう!あとThis Is Loreleiというプロジェクトも好きです。Water From Your Eyesのメンバー、ネイト・エイモス(Nate Amos)のソロプロジェクトです。
キャッチーさとビート、それぞれが大切にするもの

メイジー:それは嬉しい!そういう感覚、すごく大事にしたいと思っていて。聴いた瞬間に気持ちが上がるような音楽を作りたいな。キャッチーさというか。
秋山:僕らは逆に最近変化していて、昔はメロディを前面に出していたんですが、今はリズムとビートにより集中するようになってきていて。次のアルバムはその両方のバランスを表現したいと思っているから、そのどちらの魅力もあるThe Belair Lip Bombsの音楽はとても刺激的です。今夜メイジーたちのライブを観るのがすごく楽しみ。
メイジー:私はDYGLのビートがすごく好き。踊れる音楽、体が動く音楽というのは、やっぱり大事だと思う。
秋山:それはオーストラリアのバンドの共通点かもしれないですね。ビートが強くて踊れる曲が多いというか。環境とか気候とか、そういうものが影響しているのかな。
メイジー:Rolling Blackouts Coastal Feverって知ってる?
秋山:はい!一度SXSWでライブを観たような。良いバンドですよね。オーストラリアのバンドだったのは知らなかった。
都市ごとに違う音楽のカラー
-まりりん:オーストラリアは都市によって音楽のカラーが違うと聞くのですが、実際どうですか?
メイジー:うーん、混ざっているところも多いけど、確かに違いはあるかな。たとえばパースはサイケデリックとかサーフ系のバンドが多いイメージで、メルボルンはもっとインディーロックで、90年代っぽかったり、ニュージーランドのレーベル、Flying Nun Records(Aldous HardingやFazerdaze、The Bethsを輩出)の影響を受けているバンドが多かったり。ただ今は全体的に大きく混ざり合っているようになってきていると思う。
下中:日本でいうと、京都はアンビエントとか実験的な音楽、文学的なフォークをやっているアーティストが多いイメージがあって。哲学的というか、歴史のある街ならではの空気感がある。沖縄はヒップホップシーンが独特で、ただ川崎みたいなヘビーな感じとは少し違う、もう少しリラックスした雰囲気があったり。街ごとの個性っていうのは面白いですよね。
メイジー:J-POPは日本全体でやっぱりよく聴かれてるよね?
下中:間違いなく。J-POPだと東京・大阪・沖縄の違いが曲を聴けばなんとなくわかることが多いと思います。上田正樹さん(Masaki Ueda)とか、昔はアーティストが敢えて方言で歌うことも多かったイメージがあります。今はあんまり聴かないし、テレビも観ないのでざっくりした印象ですけど。インディーアンダーグラウンドシーンだと地域の違いはJ-POPほどは誰にでもわかりやすいものではないと思います。
メイジー:それはちょっと寂しいね。
次のページこちら ⏩️










